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これの続き。 「ねぇねぇイルカー」 「なんだよ！重いから降りろ！」 「いいじゃん。ちょっとくらい」 「良くない！今任務の用意してるんだぞ！」 「ふぅん？あ、これ駄目。こっちにしときなよ」 「え？なんで？」 「今空気乾いてるから、下手に起爆札使うより、イルカの水遁の方がいいんじゃない？」 「あ、そっか」 「殲滅ならいいんだけど。護衛でしょ？」 「え？なんで知ってるの？」 「えーっと。勘？かなー？」 「…うさんくさい…」 「最近多いよねー？里外任務」 「お前の方が多いだろ？俺はほら、近所ばっかりだし、先生たちもいるし」 「…先生、ねぇ…？」 「俺もいつか誰かを守れるようになりたいんだ。そのためには強くならないと」 「ね、その誰かって、誰？」 「なんだよ？どうしたんだ？カカシ」 「ねぇ、誰？」 「…聞くな馬鹿！」 「だって…！教えてよ！今すぐそいつのとこ行って…！」 「俺はお前みたいになれないかもしれないけど、でもまた何もできないなんて嫌なんだ」 「…うん」 「だから、お前がどんなに強くても関係ない。俺は俺のために強くなるって決めたんだ。…今はまだ何もできないけどいつかは」 「イルカ、それって…俺を守ってくれるって事？」 「当たり前だろ！…そりゃお前みたいに強くないけど！」 「イルカは強いよ」 「なんだよ！皆してそう言うけど、俺なんかまだ下忍だし、弱っちいし！」 「そーじゃないでしょ？下忍だからとかじゃなくて、そうやっていつも前向いて進んでくイルカはすごいってこと」 「なんだよ…急に」 「だって、イルカがモテモテだといつも心配してなきゃならないんだもん」 「もてもて…！？それお前の方だろ！」 「俺のは違うでしょ？俺の名とかが目的だし。たまに外見だけみてトチ狂ってくる馬鹿もいるけど」 「カカシは綺麗な顔してるもんな。気をつけろよ？」 「イルカも気をつけてよ？かわいいんだから！」 「はいはい。で、どうしたんだよ？」 「だってがんばって帰ってきたのにイルカが任務でいないかもって思ったら不安になったんだもん」 「そんなの俺だって同じだろ？お前が任務中のときのほうが多いんだからさ」 「でも嫌なの！だって最近ホントに多いんだもん！」 「そろそろ中忍試験のこととか考えなきゃなって、先生も言ってたし、実戦経験って重要だろ？」 「中忍試験…！」 「上忍になれるかどうかはわかんないけど、目指してはいる。だからその前にまずは…」 「…イルカ。俺をおいてかないでね…？」 「なんだよそれ？」 「だってイルカがいなかったら生きていけない」 「わっ！？何だよ泣くなよ！…いなくならないよ。お前こそふらふらしてるけど、もし…その、もしもだけど、ここを出たいなら…」 「そんなことあるわけないでしょ！イルカが出てけっていってもぜーったい出ていかないから！」 「そんなこといわないけど、お前どうして強くて顔もいいくせに…」 「イルカ。ほんっとーに気をつけてね…！」 「はぁ…気をつけるよ。だからどけ。もうちょいで用意終わるからそしたら寝よう？」 「…見てる。ちゃんと待ってるから、一緒に寝て」 「なぁ。何かあったのか…？」 「何かって言うか、寂しいだけ」 「お前の方が年上なのになぁ…。まあいいや。用意は…これで多分大丈夫だし、寝るぞ」 「うん！」 「朝一で出るから、飯は自分であっためて食えよ！」 「はーい！」 「返事ばっかりいいんだもんな…まったくもう」 「イルカが一緒じゃないと寝れないもん」 「留守中はちゃんと寝ろよ？おやすみ…」 「おやすみ。…疲れてるくせに意地張るんだもん。…それにしてもアレ、まだ懲りてなかったみたいだねぇ…？ちょっと思い知らせてこないとかなー？」 ********************************************************************************* 適当な子カカイル続きまくり。 任務が増えて黒暗部ご立腹。 ではではー！なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ！ |