妖精さんの奇跡


公認KI祭!!!に、さらにこそっと追加!!!


「どうしたんだイルカ!?」
「え?どうしたって?」
「お前…今朝からおかしいぞ?何でそんなに慎重に歩いてるんだ?…もしかしてまた侵入者警報とか…」
「ああ!ちがうんだ!…もう俺一人の身体じゃないからさ!」
「え…?」
「カカシさんが…」
「ええ!?」
「あ、ゴメンな!びっくりさせて!」
「…えーっと。…回覧まわさないと…」
「何かあったのか?」
「あーうん。大事にしてくれよ!初期は危険だからな!」
「よくわかんないけど。うん。」
「急がないと!!!」
「わっ!おーい!どこいくんだー?資料こんなにおきっぱなしで…どうしたんだろう?」
*****
「イルカが…例の…」
「それ…本当だったのか?噂では…」
「だって、見ただろ今朝の!」
「確かに…」
「ウソだろ…どうやって…!?」
「イルカは男だぞ!?」
「やっぱ…禁術とか…!?」
「おーい!さっき忘れ物!」
「ああああ!イルカ!重いもの持っちゃだめだろ!!!」
「へ?」
「そうだ!そこ座ってろ!」
「もうさ、時短適用でイイと思わないか!」
「そうだよな!だって相手は…」
「イルカ!もう帰れよ!」
「なんで!まだ…」
「お前一人の身体じゃないんだろ?無理しちゃ駄目だぞ?」
「そうだそうだ!俺たちのためにも…」
「イルカ。」
「あ!カカシさん!」
「「「…!!!!!!」」」
「どうしたのこの騒ぎ?」
「良く分からないんですけど…もう帰れって…。」
「あ、そう。ちょうど良かった。今任務終わったから様子見にきたのよ。」
「でも…まだ終業時間じゃ…」
「あ、そうね。あと…20分くらいか。じゃ、後でまた…」
「いえ!はたけ上忍!もう大丈夫です!今が大事な時期ですから!」
「そうです!じきじきに守ってやってください!」
「今後も重いものとか段差とかには注意させますから!!!」
「…イルカ。何言ったの?」
「…何でか分からないんですよ。」
「お前は!母になる自覚があるのか!」
「育児書…俺のよめさんの持って来てやるからちゃんと読め!」
「男の子かな女の子かなちゃんと人間かな?」
「何の話?」
「…ま、帰って相談しましょうか?」
「え?わっ!」
「大事に…抱っこして帰りますよ。」
「「「イルカー!頑張れよー!!!」」」
*****
「なんだったんでしょうね?」
「あーうん。なんとなく分かったかも。」
「ええ!すごいなぁ!さすがカカシさん!」
「イルカ、確かめていい?」
「はい!もちろん!」
「じゃ。」
「んー…!!!」
*****
「う…」
「良く寝てる…。それにしても、すごい勘違いされてるよね…。」
「…気…つけなきゃ…」
「あーでも。本気で子ども作っちゃうのも手か。なんてったって俺、妖精だし。」


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不思議パワーにこそっと追加。
好き放題にしてから体調には問題なさそうですね?とか勝手なこと言った後、 ぐったりなイルカを休ませて、色々根回しに行くかもしれないホラー話。

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