斬新なファッションに学ぶ、効果的演出法についての考察


公認KI祭!で、無理くり子イルカネタ。おっきくなった子イルカだと、思いっきり今後の展開ネタバレなので、 もし、ペインが来たのが子イルカの時代だったら…でお送りしますよ!

「おい!カカシ!」
「…ッ馬鹿!何やってんだよ!」
「見知らぬ…顔にちょっとばかり個性的なメイクを施した毛の薄い…おっちゃんかなぁ?女の人?か分かんないけど、その人に、 急に棒状のものを差し出されて困惑してた所だ!!!」
「馬鹿かお前!!!!!今殺されかかったんだぞ!!!」
「なにぃ!!!…でも、毛が薄いからさ。きっとたいしたこと無いって!」
「何だそりゃあ!!!」
「しかもさー。カカシみたいにキレイな顔してるわけでもないし。アスマ兄ちゃんみたいにもっさもさじゃないし、じいちゃんみたいにヒゲ生えてないし …絶対弱いって!!!」
「アホかー!!!そんなもんで強さはかれるわけ無いだろ!!!一体なんの基準なんだ!!!」
「それは勿論!男気基準!!!&かあちゃん度ととおちゃん度だ!!!」
「わけの分からん基準を作るんじゃない!!!イルカ!お前、今の状況ちゃんと理解してんのか!!!」
「えっと…かあちゃん的カカシが…とおちゃん的存在をめざす俺を助けに来たから…そうか!コレも演技の練習か!こう…夫婦の永遠の愛的な…! さすがカカシ!!!…深いな…!!!」
「ちっがーう!!!…もういいから、そこの負傷者拾って、三代目に報告してきて!!!」
「じいちゃんに…演技の経過報告をすればいいんだな!!!最高の演技力を発揮してたって、ちゃんと宣伝してきてやるぞ!!!」
「もう何でもいいから!さっさと行け!!!」
「おうよ!!!任せとけー!!!!」
「…全く!…そこのアンタ。目的、何だか知らないけど…うちの里に喧嘩うったんだからそれなりの覚悟できてるよね?」
*****
「おぉ!やってるやってる!!!」
「イルカ!何で戻ってきたんだよ!?」
「それはもちろん!そこのいまいち性別がはっきりしない人の斬新なファッションセンスを学びにだ!!!…正直…まあ、その、微妙だとは思うんだけどさ!やっぱり変わったモノこそ 学ぶべきだろ!!!新たなる世界がはぐくまれちゃうかもしれないしさ!!!」
「アホかー!!!それにお前!怪我人どこにおいてきた!」
「それが!何と!!!!!カカシそっくりの格好した人がどこからともなく舞い降りて、連れてってくれたんだよ!」
「っ暗部か…!なんでこいつを回収しなかったんだ…!?」
「あ、ソレ断った!大事な用事があるからって!」
「お前な!」
「それにしても、あの服流行ってんのかなぁ…?確かに腰のラインとか、綺麗に見えるけどさ、やっぱり華やかさが足りないよな!!!」
「暗部が華やかになってたまるか!!!目立ったら任務が出来ないだろ!!!」
「あ、そうか!」
「何がだ!」
「そうピリピリすんなって!カカシの舞台仲間だったんだな!舞台衣装をああやって日常生活でも身につける事で、役柄を演じきろうと…! スゴイな…カカシ!!!」
「そんな尊敬の眼差しはいらないから!さっさと避難しなさいよ!!!」
「…おお?奇抜なファッションの人が何かやってるぞ!パフォーマンスかな?」
「っ!術だ馬鹿!」
「よぉおっし!じゃ、俺もお返しに…食らえ!!とおちゃん直伝!!!…」
「馬鹿!止めろっ!下忍のお前じゃ無理だ!!!」
「水獣乱舞!!!」
「え、何でイルカ…!?て、敵が吹っ飛んだ…!!!」
「あれ?なんか失敗した?俺の予想ではピチピチの海の幸が…」
「何の術か知らないで使ったのか!?」
「いや!とおちゃんから、スッゴイ物が出るって言ってたから!!!」
「適当過ぎだろ!!!…でも、よくやった!もういいから、さがれ!」
「えー?かあちゃん直伝のがまだ…」
「もういい!…っそんなに一気に直伝の術出したら勿体ないだろ!」
「おお…!確かに!さっすがカカシ!舞台に生きる男!…演出にかける意気込みが違うぜ…!!!なんか…感動した…!!!」
「何でもいいから、さっさと行け!!!」
「今度は俺の最終奥義お披露目するときはさ!最初からお前に演出を一任するぜ!!!かっこよく頼む!!!」
「…疲れた…。そこの変顔も!俺はイルカのお守りで手一杯なのに面倒増やしやがって…!!!覚悟しろ!!!」
*****
「何だ!ほんとに敵だったのか!!!」
「だから言っただろうが!!!効果の分からない術とか…頼むから使うな…!!!」
「だってさ、あんまりにも、こう、イメージする悪者と格好が違ってたから…。」
「…参考までに聞くが…どんなのがお前のイメージする敵なんだ?」
「うーん…?あ!そうだ!ホラ、三代目のじいちゃんが昔よく怒鳴りつけてた、キレイなんだけど、変な顔の…ちょっと蛇みたいで、 おばちゃんみたいな人!!!」
「だれだそりゃ?」
「えーっと…雰囲気的には…妖怪蛇オカマ!!!」
「っ!大蛇丸か!…確かにそういわれてみれば…って!お前何て事言い出してんだよ!!!それに何で知ってんだ!!!」
「だってさぁ…そっくりだと思わない?」
「あ、うん。それは否定できない。」
「だから!ああいう感じで!ちょっと気色悪く!で、基本ちょっと美しさの中にグロさがあって、そんでもって!出てくるときはさ! もっと悪者らしくないと駄目だよ!やっぱり!!!」
「敵に注文つけてんじゃない!!!…お前、もうちょっとで死ぬトコだったんだぞ!?」
「大丈夫だって!!!なんてったって!俺はいつかとおちゃんを超える男だからな!!!」
「話で聞くだにろくでもなさそうだが…お前の親父さん…。」
「一週間吊るされても耐える体力!かあちゃんに里の境界超えてすっ飛んじゃう位、力一杯なぐられても、翌日には完治するしぶとさ! そしてなにより…その明るい笑顔!!!みんなを幸せにしまくってたんだぜ!!!」
「ああ、うん。目指すのは自由だ。なんかお前なら出来そうな気がするよ…。」
「おう!もちろんだぜ!!!」
「頑張れって…言った方がいいのか…?今日はもうお前に突っ込む気力も無い…。」
「なんだ?元気ないなぁ…!そうか!飯遅くなってごめんな!!!流石にちょっとびっくりして用意が遅くなっちゃったぜ!!! まず!コレ食って待ってろ!!!」
「ふむぐっ!栗羊羹か…。」
「特製だぜ!!!まってろよー!!!今日のメインはスペシャルな水炊きだからなー!!!もちろん!肉はてんこ盛りだ!!!」
「まあ、無事だから良かった…のか…?…疲れた…。」

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お祭その13!!!!!!
子イルカでGOGO!!!。
元気なイルカは、適当な父親と、わが子の将来を案じた母により、それはもう…色々な術を仕込まれていたり…。
でも本人はその重要性などには無関心なので、いつかとってもでっかい被害がでるかもしれません。
…主にくまさんとかくまさんとかくまさんとか…そしてかかちとか…。
さてさて、しつこく!…カカイルへの愛を大募集中!!!
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