お食事デート!(主治医はいかが?)

「こことかどう?ほら、戦国時代居酒屋!」
「えー?でも、こういうのって喜ぶ人と喜ばない人がいるんじゃない?私ならこっちのイタリアンがいいなー?」
「普通じゃつまんないじゃない!折角のデートなのに!」
「デートだからでしょ?いきなりそっち系じゃ引いちゃうかもしれないわよ?」
「それはあるかも…。先生ってちょっと…天然って言うか、ずれてるのよね…。」
「だから、最初はこっちの創作イタリアン。ほら、ここならこっちの公園で夜景も一緒に楽しめるし。」
「やっぱり…普通すぎるわ!」
「だから、自分の彼氏といくんじゃないんだってば!」
「ねぇねぇ!私ならこっちがいいな!」
「え?どれ?」
「うそ!こんなのあるの!」
「…勧めてみる?」
「でも…もし彼女さんがこういうのきらいだったら…?」
「話の種にはなるかもよ?」
「あんまり自分で行く気はしないけど…。」
「どうする?」
「言うだけはただよね?」
「言ってみようか?」
「そうね!」
*****
「ここですか…?」
「楽しみですねー!」
「…イルカ先生って怖いところ平気なんですか…?」
「え?何で怖いところなんですか?絵本がテーマの居酒屋なんでしょう?」
「だって!大きなたまごとか二本足の巨大なウサギが喋ったりするんでしょう!?偽者って分かってても怖いじゃないですか!」
「それは…いくらなんでもないんじゃないかなぁ…?それに、二本足じゃないけど物凄く大きな犬飼ってるくせに、何でそんなところ怖がるんですか?」
「だって!ウサギは可愛いけど、いきなり大きなウサギに話しかけられたら…!たまごがしゃべるって言うのも訳が分からないし…!」
「ああもう…そんな涙目にならなくても…。それに、そんなに怖いなら、俺に勧めなきゃ良かったでしょうに。」
「だって…!イルカ先生昔この本読んでたっていってたから…!出てきた食べ物が美味しそうだったから覚えてるっていってたでしょ?ココでならそういう料理が食べられるって…っ!」
「ほら、泣かない泣かない。コレで拭いて。…あのね?カカシさん。俺はアナタを泣かせてまでこんな所でご飯食べたくないですよ?」
「うう…でも!予約したんです!入ります!」
「こら!ちょっと待ちなさい!」
「…だって…!イルカ先生と美味しいご飯食べたいんです!」
「はぁ…じゃ、ちょっとだけ入ってみて、無理だったらすぐに出ましょうね?」
「はい…!」
「どうしてこういう所ばっかり頑張るのかな…?一生懸命なのはかわいんだけど。」
「…出て来い化け物…!イルカ先生には指一本触れさせない…っ!」
「はぁ…。なんでそこまで恐慌状態に…。」
*****
「意外と楽しかったですね!」
「なら良かった!…今度は予約する前に俺と相談してくださいね?」
「はい!でも…」
「どうしました?」
「俺!分かったんです!イルカ先生とならどんな所でも怖くありません!」
「へ?」
「イルカ先生の側にいると…勇気が出るし、元気が出るし…!」
「…あ、あの?」
「もう抱きしめたいって言うか…我慢するのが大変だったんです…!」
「え、ちょっと待ちなさい!せめて風呂に…!」
「イルカ先生…っ!」
「わー!?」
「ああ…イルカ先生…大好きです…!」
「んっ!だから、…ど、して!こういうコトばっかり…んあっ!?」
「俺、幸せです…!」


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次のデートコースは自分で決めようと決心したとかしないとか…。
相変わらず中身はあんまりありませぬ…。
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