くりすます7（肉食子猫）

「ごはんおいしかった！肉！クリスマスもきっとおいしい！」
「そうだね！俺もがんばるよ！やっぱりこの辺りが手薄かなー？あえて残してそこを狙わせるか…？」
「うー？煙突からくるけど煙突ないから窓からかなぁ？前は玄関からだった！」
「へー？ま、そりゃそうか。お義父さんが依頼してるんだろうし。爺馬鹿も交じってるんだろうけどね」
「ふぅん？父ちゃんすごい！あんなに早いの捕まえたのかなぁ！父ちゃん遅いと思ってた！」
「お義父さんはすごい人だよね！当日も被害がでないようにがんばらないと！」
「父ちゃんすごい！へへ！父ちゃん大好き！」
「俺も、お義父さんのこと尊敬してる。父さんと一緒にいて平気な人ってほぼお義父さんと、後あの黄色いヤツくらいだもんね」
「黄色いのはやい！すごくすごーく早い！でも負けないもん！カカシ上げない！」
「うん…！」
「にゃ！ぎゅー？」
「当日は、いっぱいいっぱいがんばろうね…！」
「がんばる！赤いの捕まえてご馳走！」
「大人気ないからなー？あの人も。影分身とか口寄せくらいは使ってくると思うんだ」
「増えるのとぼふん！ってなって、すっごく早い猿がでるやつ！獲物かと思ったのに、獲ろうとしたら猿に怒られた…」
「そうそう！それ！だから一匹しとめても油断せずに、ちゃんと叩きのめす…じゃなくて、きっちり捕縛できるようにしておこうね！」
「今年はぜーったい捕まえる！」
「うん！がんばろうね！」
「カカシ」
「わっ！父さん？どうしたの？」
「ふさふさがいもーとつけてない！いもーとは？」
「三つ子は昼寝中だ。…カカシ。どんなものをサンタサンが持ってくるべきだと思うか教えてくれ」
「え、えーっと？サンタがくれるプレゼント…あー、そっか。えっとね。父さんが休みを取れるとか、皆で旅行にいけるとかいいかも！後はえーっと…武器とか、かな？」
「…なるほど。サンタサンとやらに手紙をしたためておく」
「う、うん！ありがとう！」
「ふさふさお手紙書くの？父ちゃんも書いてると思う！」
「そうだな。色々確認事項が増えたが、努力しよう。ありがとう」
「へへー！なでなでされた…！」
「父さんになでられたのって久しぶりかも…。イルカは俺が毎日たっぷりなでなでするから、あんまりなでられちゃ駄目だからね！」
「にゃ！皆でなでなでされるといいと思う！でもカカシはもっともーっと一杯なでなでしてね？」
「もちろん！」
「えへへ！んー…もっとなでて？」
「うん！…それにしてもお義父さんすごいな…。父さんは良く分かってないみたいだけど」
「んー…眠い」
「お昼寝しよっか？」
「お昼寝…おやすみなさぁい…」
「一杯連れまわしちゃって疲れちゃったかな？俺もちょっと休んで…」
「いっしょにねよう？」
「う、うん！…お昼寝サイコー…！」

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肉食こぬこ。
父ちゃん必死で入れ知恵。
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