うそつきどうし（かぼちゃのてんぷら）

「よおし！折角のエイプリルフール…！今日こそは…！」
「なにやってんの？」
「きたな…さあ食え！俺特性のかぼちゃのてんぷら！美味いぞ！」
「…なんで？」
「なんでって！…美味そうだろ？」
「だから俺、てんぷら嫌いなのよ。」
「ああ！？そうだった！！！」
「それに、おもちゃ食う趣味ないし。」
「え…！？何でばれたんだ！？こんなにちゃんと作ったのに…！！！」
「おもちゃで遊びたいなら…どうせなら、ねぇ？」
「な、縄！？何で縄？！」
「ほーら、ろうそくもあるよ？」
「い、いらないから！そんな物食えないし！」
「あはは！なーんちゃって。騙された？」
「え、あ…っ！くっそー！！！」
「どうせおもちゃ使うんならもっといいのがあるから。…ねぇ？」
「え！？」
「それはそうとして、今日の晩御飯はキンキの一夜干しねー？」
「う、ウマそう！」
「ちゃぶ台の上、綺麗にしといてね？」
「はーい！キンキ！」
「イルカはおもしろいねぇ？ホントに。」
＊＊＊＊＊
「美味かった…！！！」
「そ？じゃ、おもちゃはどれにする？」
「え？」
「これなんかかわいいでしょ？イルカ型。でもってこっちは…」
「な、な、な！なんだこれ！？」
「え？折角イルカがおもちゃで遊ぶ気になってるみたいだから用意してみたのよ？」
「いらない！こんなの！」
「そう？コレなんかすごいけど？」
「ひっ！フツーが一番だ！」
「ならフツーにしよっか？」
「わっ！」
「その気になってくれて良かった！」
「う、うそつきー！」
「あはは！」

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そのまま一晩中いちゃいちゃしたとかしないとか…。
翌日中忍の嘆きが里に響いたとか響かないとか…。
またまた！…何故かご投票頂けて嬉しかったのでそっと増やしておきます…！