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これの続き。 「カカシはなんでもできるよな…」 「そう？いいお嫁さんになれそう？」 「女だったらそうかもな！…はぁ…」 「なに？どうしたの？」 「…なんでもない！」 「煮物、おいしい！イルカもいいお嫁さんになれるよね！」 「あのおばあちゃんに教わったからだよ。…俺だけじゃできない」 「最初はそんなもんじゃない？俺だって」 「だってカカシは俺よりチビの頃から料理できたんだろ？」 「んー？ま、大人がいなかったからね。周りに」 「…ごめん」 「イルカも同じでしょ？二人で教えあえばいいじゃない」 「うん…」 「イルカはさ、こーんな駄目な俺の側にもいてくれるでしょ？」 「駄目って…駄目じゃないだろ？強いし、まあ寝起きとか、あとちょっとだらしないかなって思うけど」 「なんにもしたくないくらい疲れてても、イルカは怒ったり慰めたりして元気にしてくれる」 「それは…だって、俺がそうなったらカカシもおんなじことするだろ？」 「どうかなー？ふふ…もっとすごいことしちゃうかもしれない」 「すごいことって…？」 「ま、それはおいおい」 「なんだよそれ…？」 「…そろそろいいかなーって、最近思うんだけどね」 「なにが？」 「我慢って大変って話。あ、これどう？こっちは俺のオリジナルレシピなんだけど」 「これもすっごく美味かった！…これ、どうだった？」 「このきゅうりの？おいしいよ！」 「へへ！そっか！諦めちゃ駄目だよな！ちょっとずつでも進まないと」 「ねぇイルカ」 「ん？なんだよ？変な顔して」 「なにその言い方、ひっど！」 「だって変だぞ？…どっか痛いのか？」 「んーん…あのね？」 「うん」 「…好き」 「な、なんだよ急に！…俺もカカシは、その、大事だけどさ、なんていうかそういうのは別に口に出さなくても…！」 「んー？そうね。…もっともっと好きになってね？」 「よくわかんないけど、やっぱり任務でなんかあったのか…？」 「何にもないよー？でもお風呂一緒に入って一緒に寝て欲しいなー？」 「あー！また髪洗わせる気だろ！」 「イルカのも洗うから。一緒にいて？」 「言えないなら言わなくてもいいし、一緒にはいてやる。でもな。あんまり様子が変だったらじいちゃんちに殴りこみに行くからな！」 「三代目に？」 「…カカシはさ、俺の…なんでもない！」 「ちぇー？まあいいや。ご飯食べよ？」 「そうだな。せっかく美味いのに冷めちゃうし」 「本当はもっと食べたいものがあるんだけどねぇ？」 「カカシはいっつも腹空かせてるよな？とりあえずこれ食ってからにしよう？」 「うん。そうね。…まだ、もうちょっと早いし、でも後ちょっとだと思うんだよねぇ？」 「…じっと見てもこのおかずはやらないぞ！自分の分あるだろ！」 「はぁ…」 「足りなかったらなんか作ってやるから！そんなにしょんぼりするなよ…」 「ん、そうね。お風呂も一緒だし」 「特別サービスだからな！」 「うん！…ホントの特別になってくれるまで我慢…できるかなー？」 「ん？なんか言ったか？」 「なんでもないよー。お風呂も楽しみって話」 「風呂ホントに好きだよなぁ？カカシは。すぐのぼせちゃうくせに」 「…のぼせてるっていうか我慢がねー…？」 「いっつもぐにゃぐにゃになって乗っかってくるじゃん！重いしゆっくり入れないし！」 「ん。今日はがんばるから。…だめ？」 「や、約束は約束だからな！いいから食え！」 「うん！」 「強いくせに変なとこで心配ばっかりかけるんだもんなー…気をつけてやらないとだよな」 「触りすぎるとばれちゃうか。…やっぱり寝込みが一番…」 ********************************************************************************* 適当な子カカイル続きまくり。 思春期黒暗部は今日も元気です。 ではではー！なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ！ |