これの続きのような? 「あ!」 「ああ!?」 「こんにちは!えーっと!アスマ兄ちゃんの友達さん!」 「え、えーっと。こんにちは。イルカさん」 「あれ?俺の名前…?」 「あ、はい。この間アスマさん一緒にお会いしたときに名前を呼んでたので」 「そっか!…あの、えっと。名前って秘密の人ですか?」 「…えー…はい。できれば」 「じゃあ、アスマ兄ちゃんの友達さん!いつもアスマ兄ちゃんがお世話になってます!」 「いえ!そんな!…あの、驚かないんですね」 「カカシとかアスマ兄ちゃんは名前が秘密の人とよく一緒にいるから」 「あ…そうですか」 「でもあんまり俺と年が近い人はいないから、どっちかなぁって」 「そうですね。確かに僕は若い方ですが…。先輩もずいぶん早くから僕と同じ部隊に所属してますし、僕より入隊はだいぶ早かったんじゃないかなぁ」 「カカシ、強いから」 「そうですね…。強いというかなんと言うか」 「…無茶するし変なことするしちょっと馬鹿だし」 「えぇ!?」 「…でも、いいやつなんです。結構馬鹿だけど!」 「あの、先輩は…ひょっとしてイルカさんの前でだけなんじゃ…」 「だから、カカシが迷惑かけたらごめんなさい!」 「あ、はい!その!でもあの!」 「カカシが怪我とかしたら俺が迎えにいくので、教えてください。いつも勝手に帰ってきて転がってることが多いけど、俺だってもうカカシ抱っこして連れて帰る位できるから」 「は、はい!」 「わがままだし偉そうだし!…でも、俺の大事な…」 「…イルカさん…」 「あ!アスマ兄ちゃんの友達さん!呼び止めちゃってごめんなさい!用事あったんですよね!」 「あ、そのちょっと買い物位ですから。…先輩は幸せですね」 「え?」 「…いえ。先輩は僕にとっても尊敬できる人です。まあ、その、確かにちょっと性格的に問題がないわけじゃないかもしれませんが、強さも、それから…仲間を誰よりも大切にする所も、先輩の部下であってよかったと思ってます」 「へへ!よかった!…カカシは強いけど協調性とかそういうのなさそうだから、心配してたんです!」 「…あなたが、いるからなんですね。きっと」 「え?」 「守るものがあるって、リスクも大きいですが、きっとだからこそ強くなれる」 「…俺も、強くなりたい」 「イルカさん?」 「カカシはもう上忍なのに、俺はまだ下忍で、いっつもおいて行かれてばっかりだ」 「イルカさんは、強いですよ」 「そんなことない!何にもできないのはもういやなんです。戦えないと…!」 「あの先輩と一緒に暮らせているだけでも十分だと思いますよ?里の戦力を支えてるんですから。それに…」 「それに?」 「イルカさんは心がまっすぐで、強いから、きっといつかそれが武器になると思います」 「心…」 「まあ、ひねくれモノが多いところにいるから余計にそう思うのかもしれませんけどね?」 「…ありがとう。アスマ兄ちゃんの友達さん」 「いえ。そんな!…っ!?じゃ、じゃあ、僕はそろそろ!」 「え!あ、ありがとうございました!…なんだろ、やっぱり急いでたのかなぁ?」 「イルカ」 「あ、カカシ!お帰り!わっ!?なんだよ急に!」 「変なことされてない?」 「え?」 「…あいつも懲りないねぇ?お仕置きかねて修行でも付き合ってやろうかな」 「あいつって…あのアスマ兄ちゃんの友達さん?カカシの部下だって言ってたけど?」 「ちょーっと反省が必要かなぁって」 「でもあのひといい人だよ!カカシのこと教えてくれたんだ!」 「え!」 「俺が、カカシが無茶ばっかりするから心配してるんだよ!でも、ちゃんと話聞いてくれた」 「…イルカ…!」 「わー!?だからくっつくなよ!買い物行くんだから!」 「そういえば任務は?」 「今日はもう終わった!でも今度泊まりだから」 「えええええ!?」 「耳元ででっかい声だすなよ!」 「同行者は?何人で行くの?男は?女も?」 「いつもどおりスリーマンセルだけど?ちょっと遠いだけでそんなに大掛かりなやつじゃないし」 「…どうするかねぇ…?」 「ってことだから、ご飯当番できないけど、ちゃんと飯食えよ!冷凍してくから!」 「…うん」 「お前だっていっつも泊まってるじゃん!そんなにしょんぼりするなよ!あの後輩さんとかに泊まってもらえるように頼んどこうか?」 「いらない。大丈夫。…でも待ってるから早く帰ってきてね?」 「とーぜんだ!ちゃんと期限内に任務こなして戻るから」 「ん。待ってる。でも買い物一緒に行かせて?」 「いいけど、疲れてたら途中で帰っていいぞ?リクエストなら聞くけど」 「へーき。帰っても一人じゃ寂しいもん」 「しょうがないなぁ。カカシは。任務とかで迷惑かけちゃだめだぞ?」 「…そうね。気をつける」 「じゃ、いくか!」 「うん!」 ********************************************************************************* 適当。 そっと春の子カカイルフェア継続中。 ではではー!なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ! |