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これの続き。 「あーあー。脂下がっちまって…ひでぇ顔だな？」 「なぁに？嫉妬？うっとおしいクマだねぇ？ま、俺は今心にだーいぶ余裕があるから笑って流してやるけど」 「…はぁ…。まあなんでもいい。イルカはどうだよ？喜んでたか？」 「それがねー！…ふふふー！き・き・た・い？」 「…気色悪ぃ喋り方だなおい」 「イルカと…ちゅーしちゃった！」 「てめぇ！？まさか…！？」 「それ以上はしてないよー？流石にまだ。一応ね？…なんていうかさ、ちょっと触ったくらいなんだけど、起きてるとこでするの初めてだったからもうもう…！」 「おめぇつくづくサイテーだな…」 「うるさいよ。姉さんにはっきり言えないアンタが悪いんでしょ？クマの嫉妬は醜いねぇ？」 「うるせぇ！紅にゃ…そ、そういうこたぁまだ早ぇだろ！？」 「ま、どーだかね？あれだけ見てくれだけは綺麗なんだから、ちゃんと見てないとわかんないでしょ？」 「…うるせぇ」 「ちゃんと守ってやんなさいよー？っていっても、姉さんのことだから、クマなんかよりずっと強いだろうけどねー？」 「そう、だな。…でもアイツはもろい所もあるから…」 「…ふふ」 「なんだ？変な笑い方しやがって」 「似たもの同士、お似合いなんじゃないってだけ」 「ああ？似たもの同士？なんだそりゃ？」 「姉さんが、クマは見た目がごついくせに結構繊細なんだから、気をつけて扱いなさいよってさ」 「お、おい！なんだそりゃ！？」 「でさぁ。姉さんに文句言われたのよ？」 「はぁ！？てめぇなにしやがった！？」 「落ち着きなさいよ。…クマを苛めるのは私の特権だからほどほどにね？それに苛めてもいいけど、あんまりじゃれすぎると殺すわよ？最近どこほっつき歩いてるんだか、私もあんまり触れてないんだから！…だってさ」 「声色まで真似すんじゃねぇ…。似過ぎてて気色悪ィだろうが…」 「愛されてるんじゃないのー？まあ、そこそこ」 「そこそこは余計だ！…アイツは、いい女だからな。てめぇと違って余裕があるんだよ」 「うーるさいよ。…で、どうする？」 「やーっと来やがったか。…ここんとこさぼってたんだから、おめぇがやれよ」 「んー？ま、メンドイけどイルカが待ってるし、俺の方が強いしねー？しょうがないか」 「てめぇは…！」 「じゃ、ね？後からどーぞ」 「ちっ！…まあいい。とっとと潰すか」 ＊＊＊＊＊ 「あ！アスマ兄ちゃん！」 「お！イルカ！大丈夫か？」 「え？なにが？あ！こないだはありがと！あんまし上手くできなかったけどさ、んっと。その。…へへ！」 「…まあ、あれだ。おめぇがあんなのでもいいってんならいいんだ…」 「そうだ！ねぇねぇ！カカシ見なかった？帰るからお迎えとか言ってたくせにいないんだけど？」 「ああ、それなら」 「クマー！ちょっと！なにすんのよ！全部おいてくとか！」 「あ！お帰りカカシ！」 「ただいまイルカ！」 「イルカ。おめぇの優秀な同居人、がんばったって誉めてやれ」 「え？なに？どうしたの？」 「ちょっと！なにいいだすのよクマ！」 「コイツは情けねぇとこもあるが、おめぇのためにがんばるっていうからよ。ちょっと俺の仕事も手伝ってもらったんだよ。その前に貸しがある分な」 「そっか！カカシ！お疲れ様！怪我とかない？」 「え！あ、うん大丈夫！その、だって早くイルカに会いたかったし…！」 「ってわけだ。報告は俺が行ってくるからよ。ソイツの世話頼んだぜ！」 「アスマ兄ちゃんまたねー！…んっと。ご飯はもう出来てるし！風呂もサービスだ！疲れただろ？帰ろ？」 「うん！…クマにはちょっとあとで…」 「もしかしてお礼するのか？俺もだから、うーん？そうだな！今度一緒になんか作ってもってこうぜ！お菓子作るのって意外に楽しいよな！」 「一緒に…！うん！…まあ渡し方次第でどうとでも…」 「へへ！じゃあ今度な！…近くで見てたらあんなに上手く作れる理由も分かるよな…？」 「でもま、まずはイルカの手料理でしょ！」 「…今度こそちょっとは上達したはず…なんだけどなぁ？…みてろよ！いつかは！」 「あーもう…幸せ…！…あとちょっと我慢すれば、きっと」 ********************************************************************************* 適当。 後日談その1−。うっかりテンゾウたん編が増えても許して下さい。 ではではー！なにかご意見ご感想等ございますれば御気軽にお知らせくださいませ！ |