暗部の住処(かぼちゃのてんぷら)

「そういえば…お前今までどうやって暮らしてたんだ?」
「んー?普通?」
「普通って…普通なのか!…暗部って皆いきなり他人の家に住み着くんだと思ってた…!!!」
「一応皆家とか持ってるんじゃない?俺の部下たちはそうだけど。」
「そっか!天井裏はコレで安心だな!…ちょっと暗部ホイホイの実用化試験ができないのが残念だけど…」
「ま、俺はあんまり里にいないからねぇ?適当な見世で適当に過ごしてたけど。」
「そうか…!お前だけなのか!勝手に人様の家だの店だのに侵入して住み着くのは…!やっぱり変質者だし、てんぷら食わせてくれないし…!」
「普通の家には住み着かないよー。イルカの家だけ。」
「え?じゃ、店って旅館とかなのか?」
「花町だけど。」
「みせ…見世!?ええええええ!!!…金持ちめ…!!!」
「相変わらず反応するポイントが違うよねぇ?」
「…は、花街って…女の人がお酒とか飲ませてくれて…そ、それで…!」
「ああ、たまには女買うこともあったけどね。面倒だから最近は全然。でも、ま、金払いはいいから上客だったんじゃない?」
「おんな…かう…!?なんてことを!う…っ!」
「ああ、いいから、下向いて。鼻血でてるじゃない。」
「うー!お前!俺んちに住んでるのって女の人の代わりじゃないだろうな…!」
「違うよー。イルカはイルカでしょ?俺の恋人の。」
「こ、こい…そういえばそうだった!」
「だから、一緒に暮らして、飯食って風呂入って一緒に寝てるでしょ?」
「女の人とはそういうことしないのか?」
「めんどくさいからやりたいときにやるだけかなー?一応作法とかはあるけど、忍相手じゃそのへん適当だし?」
「なっ!?」
「だからちゃんとティッシュ詰めないと。垂れてるよ。」
「うぅっ!…いいか!二度とそんな破廉恥なマネは許さないぞ!女の人は大事にしないといけないんだ!」
「クノイチ相手にそんなこといっちゃだめよ?食われちゃうから。」
「女の人と…や、やるって…!」
「真っ赤…。ホントに全然そういうのだめなのね。」
「お、俺がカカシにされてること…えぇ!?いやだから…!」
「かわいいから食べちゃおうねぇ…?」
「え?わぁ!?やだっ!」
「んー?なんで?いいじゃない?」
「俺は…!だからその…!」
「ああ、嫉妬?」
「ええ!?そんなことは…!ない、はず…!」
「ふぅん?…結構嬉しいかも。」
「いや、だって…!俺…!うー!」
「大丈夫。今まで女相手にするのめんどくさかったけど、イルカは見てて飽きないし楽しいし…」
「しっと…!」
「それに、相性もいいしねぇ…?」
「え?…ぁんっ!なに…!?」
「ま、一晩付き合えば納得してくれるでしょ?」
「あっ…んぁっ!なんで…!」
「かわいいからかなー?」
「うぅ!てんぷらくわせてくれないくせに!」
「そういうとこも、好きだしね?」

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お誕生日ネタを一旦中断してみました。
…脳が何かちゃんと働いてくれない…!めでたくて…!
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