鼻血の人、愛に生きる(毒暗部)

「ふぅ、やっと着いたか…って?なんだ?待機室にこんなに溜まって…何かあったのか?」
「いや、なにかといえばなにかなんだが」
「しぇんぱいから触られ…!」
「おいどうしたんだアレは?」
「いや、隊長がちゃんと管理してね?っておいてったんだが…」
「おい!まさかまたなにかやらかしたのか!」
「う、うふふふふ…!しぇんぱいかっこよかった…!」
「なんだ?いつも通りじゃないか」
「いや、いつも通りだけどいつも通りじゃないんだ!」
「真剣に怒って…で、でも幻術…!」
「おい?なんだどうした?」
「震えてる…?お、おい?大丈夫か!?」
「いもむしがーいもむしがーたーべーらーれーるー!」
「…三代目のところに連れて行こう」
「元々おかしかったけどついに…。道ならぬ恋は諦めろとあれほど言ったのに…!」
「だめです!僕は…せ・ん・ぱ・い・に!直々に任務に関する命令を受けていますから!」
「鼻血たらして胸張られてもな…」
「どうする?任務なんてできないだろ?」
「あ、しぇんぱいから式だ!」
「せめて鼻血を拭け」
「隊長は一体なにやったんだ…!?」
「えーっと?警護の任務の代行と、とりあえず暗殺3件…思ったほどじゃないな。先輩にこんな簡単な任務を押し付けるなんて…!」
「お、おい?どうしたんだ?」
「意識は…あるよな?目が大分にごってるというか…うつろだが」
「あわせてとった連休だから…僕ががんばってしぇんぱいの愛を支えるんです!でも跡は誕生日のときだけでいいって!優しいですよねぇ…!流石は僕のしぇんぱい…!」
「術、だな。これは」
「制裁だとしたら…相当なにか酷いことしなきゃここまでは…。でもこれ術か?ホンモノなんじゃ…!?」
「じゃ、早速いってきますね!」
「おい待て!」
「お、おい!…止めてどうするんだ…!隊長の指示なんだろ!?」
「なんですかー?もう邪魔しないで下さいよ!しぇんぱいに報告しにいけないじゃないですか!」
「せめて鼻血は拭いていけ。任務を失敗すれば隊長にとってどれだけのダメージになるか…お前なら分かるな?」
「はい!勿論です!先輩のために全身全霊を持って任務をこなします!」
「よし!じゃあ行ってこい!必ず帰って来いよ!」
「勿論ですよ!先輩に会えなくなるじゃないですか!では!」
「いっちまった…」
「どうせ止められないからな。あの調子ならしにはしないだろう」
「もちろんアレもかわいそうっちゃかわいそうなんだが…隊長もあの中忍も相当苦労したんだろうな…」
「術じゃないだろアレは…。やはり対策は必要だな…」


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毒暗部。
ちょっとだけオチ。
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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