春、鼻血の人とその制裁(毒暗部)

「春だなぁ」
「そーね」
「花見も楽しかったけど、こうやってあったかくなってくるだけでも楽しいよな!」
「んー?そっか。外でもできるし、部屋着も脱がせやすくなるよね?」
「同意を求めんな馬鹿!…春、か」
「どしたの?」
「なんでもない」
「そ?」
「お、おい!なにすんだ!」
「素直じゃないから。白状しないとどんどんしちゃうよ?」
「脱がすな!しないぞ!大体昨日だって散々…!」
「だってかわいい顔して寝てるんだもん」
「寝込みを襲うな!任務でちょっと疲れてただけだ!」
「ってことは今日休み?」
「…そ、そうだけど…お前もだろ?」
「そうね。昨日アレと任務だったけど、確か一応AだかSだったはず」
「さらっと言うな!無事でよかったけど…あの人、相変わらずだもんなぁ」
「そうねー」
「なんかさ、この所目撃回数が増えてるって言うかさ…春はああいう人たちがちょっと、な…」
「誕生日近いって言ったら、やたら僕も協力しますって騒いでたんだよねぇ?」
「お前の誕生日は近くないし…俺、か!?」
「そうみたい」
「…なんだそれ…!あの人、さ。ちょっとその…」
「自分で選ぶからいいよーって言ったのにねぇ?あんまりしつこいようなら…」
「殺気立つな馬鹿!…任務中でもずっと視線感じるのがちょっときつかったけど、理由があるなら刺激しない方がいいだろ?」
「へぇ…?俺のイルカ付回してるんだ。ふぅん?」
「落ち着けって!今日休みだし、ゆっくりできてよかったよ。お前もいるしな!」
「…そ?…でもま、確かにもったいないよねぇ?」
「ひぅっ!な、にぎる、なぁ…!」
「まあまあ。…朝まで何回できるかなー?」
「朝までって…!今が朝だろうが!?飯も食ってな…あっ!」
「一回したら食べて、そしたらいっぱいしてまた食べるからへーき」
「俺が平気じゃないだろうが!」
「しばっちゃおっかなー?」
「ぎゃああああ!?」
*****
「イルカがかわいかったんだよねぇ?」
「そ、そうですか…あの、先輩…?」
「恥ずかしがって嫌がる顔がすっごい良かった」
「こ、この術といてください…!ひっ!」
「あれに近いの、お前もみたんだよねぇ?怖がらせたのも許す気ないけど」
「僕は…その…!」
「ま、あの後の顔は知らないだろうし、永遠に見せる気ないけど」
「あ、あ…!」
「お前の怖がる顔なんか見ても楽しくないから…そうねぇ?俺の任務もお前に行ってもらおうかなー?」
「は、はい!もちろんです!」
「誕生日の間に任務入ったら…一人でがんばってね?」
「はい!」
「…ま、その鼻血に免じて今日はこれくらいにしてあげてもいいけど…二度とイルカに近づくな」
「…はひ…!」


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毒暗部。
つづいたらごめんなさい/(^o^)\
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