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「イルカー！この書類…ってなんだこれ！？湯気が…！？」 「おう！…あ。それか！それなら…こことここを…」 「な、なぁイルカ…？これ、なにやってるんだ！？」 「ああ、アレ対策だ」 「米と…麹かそれ？そんなに沢山…！？今炊いてるのもまさか…！？」 「俺にアレの白酒飲ませるだの俺の白酒が飲みたいだのとほざきやがったからな！…今からたっぷり仕込んでやる…！それこそ大なべ一杯な！」 「…あー…そ、そっか。…えーっと。がんばれ！」 「くくく…っ！今度こそ…！」 「えーっと。あ、ありがとな！」 「気にするなって！じゃあ俺は忙しいから！」 「えーっと…そ、そうだな…」 「あ、やっぱりここか」 「あ、あ…イルカがー…イルカがー…！」 「お前回覧読み飛ばしただろ！今日明日は調理室に近づいちゃ駄目だって書いてあったのに！」 「任務に出てたんだ！そんなの知らねぇよー…！イルカがー…なんかおかしくなってる…！」 「…全てはアレのせいだ。俺らは…当日に優しく慰めてやるだけでいい…はずだ！」 「アレが見てるんだ…ずーっと！窓越しにイルカを…！気持ち悪いくらい嬉しそうに…！」 「…なんていうか…結果が見えてても言わなくてイイ事ってあるよな…」 「白酒って…！？」 「…考えるな。考えたら終わりだ…！」 「そ、そうだな…とりあえずこの書類の書き方教えてくれ…」 「そうだなー…」 ＊＊＊＊＊ 「イルカせんせ！」 「毎度のことながら深夜に騒ぐんじゃねぇ！ま、また全裸なのか貴様は！？…ま、まあいい。で、例の件だな？」 「お衣装はあ・と・で！ちゃあんと用意してあります！そ・れ・よ・り！俺のかわいいかわいいお雛様…！まずは美味しい絞りたての白酒の飲ませあいっこ…！たっぷりねっとり楽しみましょうね！」 「駄犬。ちょっと着いて来い」 「はぁい！」 「…うん。ちゃんと出来てるな。保温の術式がちゃんと機能したみたいだし…おい駄犬！」 「は、はぁい！…飲ませて…くれるんですね…！」 「勿論だ！貴様のためだけにこれだけの労力を費やしたんだからな！さあ飲め！」 「ああ…イ、イルカ先生の味…！イルカ先生の手作り…！熱い白濁…！」 「黙れ！まずそうないい方するんじゃねぇ！黙って飲め！」 「んっあっ…！こんなに沢山…！イルカせんせぇのが…」 「口の端から零すな！綺麗に飲め！気色悪い演技はいらん！」 「ああん…お、おいし…っ！あ、溢れちゃう…！」 「…全部飲めよ？貴様のリクエストだからな！」 「は、はぁい…！イルカ先生の愛ですもんね…！」 「…な、なんでもいいからとっとと飲め！」 「ああん！も、もっと…！」 ＊＊＊＊＊ 「ご馳走様でした…！ぜぇんぶ！しっかり味わって飲み干しました…！！！」 「ウソだろ…！？食堂のおばちゃんから借りた大なべ一杯あったんだぞ…！？」 「ささ、今度はイルカ先生にお腹一杯俺の…絞りたて白酒を味わってもらわないと！」 「ひっ！い、いらん！離せー！」 「上のお口と下のお口…！両方でたくさんたくさんたくさん…！溢れるくらい…！！！」 「触るな！近寄るな！」 「うふふ…普段テレやさんなイルカ先生からの愛…！しっかり応えます！！！朝まで…むしろ永遠に！！！」 「うぎゃあああ！」 ********************************************************************************* 今年は逃げ切れなかったという話？ 愛が溢れてエライことになったとかならないとか！ えー…ではではー！一応！ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー！ |