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「イルカー！待たせてたやつ！できたぞー！ほらこれ！」 「白いからと言ってアレのアレとは…だがヤツのことだし…！？」 「お、おーい？イルカ？」 「ホワイトデー…お返しなんぞ受け取るよりいっそこっちからヤツに…？だがしかし！ヤツが俺によこすをのを諦めるとは思えん…！」 「お、おい！？」 「…いいから、ほっといてやれ」 「で、でもさ！明らかに…！」 「…あれだ。この間と同じだ。俺たちに出来る事はそっとしておくことだけだ」 「イルカがー…イルカがー…！この間もなんか妙にツヤツヤしてるのによろよろしてたし…！」 「泣くな！…とりあえずは…無駄かもしれないが、アレの張り付いてる窓をできるだけみないようにするとか…」 「うぅ…！勝ち目は…ないのか…！」 「イ、イル…もご！」 「馬鹿！下手に名前連呼するんじゃない！アレが…！」 「え…！ひい！？み、見てる…！凄いこっち見てる…！」 「…いいか。油断するな。あと当日はできる限り生徒たちにも注意するんだぞ！アレの巻き添えにならないように！…もちろん、俺たちもな」 「うっぅっ…！戦場より凄い殺気まみれの職員室なんて…！」 「泣くな！あとあんまり考えるな！被害が広がるだけだ！」 「だが…頑張るしかないはずだ…！ヤツの胃袋に際限はなくとも、俺は…！」 「…が、がんばれー」 「応援しか出来ないからなぁ…」 「回覧、まわすか…これからイルカが受付に行ったら被害拡大するだろうしなぁ…」 「そうだな…気休めだけど…」 ＊＊＊＊＊ 「お疲れ様です！」 「お、おう。…なぁ。どうしたんだ？顔色悪いぞ？」 「うっ！そ、その、申し訳ありません！」 「いや、無理しねぇほうがいいんじゃねぇか？」 「無理というか無理無体を働かれるというか…！くそっ！駄犬め…！」 「…あー。で、俺にできることはあるか？」 「ありがとうございます！アスマ先生！そ、そうだ！…白いというと、何を思い浮かべますか…？」 「あ？それならまあ。雪だの紙切れだの白無垢だの…」 「し、しろむく…！」 「お、おい？」 「…あ、ありがとうございます…。全身全霊を持って阻止します…！」 「メンドくせぇことになってるみてぇだが…。無理すんなよ！」 「ありがとうございます！…負けません！」 「あー。…ま、がんばれ」 「はい！」 「じゃあな」 「…いい人だな！やっぱり！アレとは違うな！お前もそう思うだろ？」 「そ、そうだな…？…安否が心配だな…」 「ようし！俺もがんばるぞ！」 「う、うん…がんばれー…」 ********************************************************************************* ソレがヒントになってしまったことをイルカてんてーは知らない…！とかね！←鬼。 ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー！ |