プール日和(かぼちゃのてんぷら)


「広い!すごいぞこのプール!冷たいし!」
「んー?そうね」
「折角チケット貰ったんだから、ナルトもくればよかったのに…」
「遠慮なんてできたんだねぇ?アイツも。一応サスケと修行するって言ってたし」
「サスケもー…断ってきたんだよな…。サクラもサスケがこないとこないし…」
「そういや、こいつと修行だからって腕つかまれて、サスケが凄い顔で驚いてたけど。サクラは殺気立ってたねぇ…?ま、おいおいその辺は…」
「あ、そうだ!お前、覆面しなくていいのか?」
「してたら入れないしねぇ?幻術かけてるから大丈夫でしょ?そもそもほらこっちだって」
「あー!腕の落書きみたいなのがない!」
「…一応チャクラ入りの刺青なんだけど」
「便利だなぁ…!これを応用してなんか作れないかなぁ…!」
「トラップの構想はまた今度ねー?さ、いくよ?」
「おうとも!へへ!流れるプール!アイス!ソフトクリーム!」
「…どっちかだけよ?クレープとフランクフルトもね」
「…ラ、ラムネは…!?」
「一本だけ」
「えええええ!?…そんな…!」
「って言いたいトコだけど、喉湧くでしょ?2本まで。あとはお茶にしなさいね?」
「うぅ…っ!貴重な一本…!大事に飲まないと…!」
「あいかわらず食べ物ばっかりだねぇ?早く行かないとあの巨大滑り台、混むんじゃないの?」
「あ!そうだった!よーし!行っくぞー!」
「元気でかわいいんだけどねぇ…」
*****
「おおおおお!高い!火影岩より高い!」
「そ?…まあそれなりに?…ああ、わざわざ筒の中すべり降りるわけね。ふぅん?ま、一般人向けだし…」
「火影岩から吊るされたときもびっくりしたけど、ここもびっくりだなぁ…!高いし、何か途中でぐねぐねしてるし!楽しみだ!」
「…吊るされた?」
「じいちゃんは怒らせると怖いんだよなぁ…」
「…えーっと。そういや凄まじいいたずらっ子だったって聞いたけど…」
「もうすぐ順番だ!どうする?お前先に行くか?」
「先どうぞ。…他の事は後で確認するから」
「なんだ?怖いのか?へへー!」
「…うんそうね。ちょっと怖いかもね。危ないことしないでよ?」
「危ないこと?大丈夫だ!ちゃんと普通に滑るぞ!まず一回目だし!」
「何度も滑る気なのね…」
「お客様―!どうぞー!」
「じゃ!行ってくるな!」
「ああうん。行ってらっしゃい」
「ひゃっほーう!うわぁああああああ!」
「…うーん。ま、楽しそうだからいっか」
「お客様、ど…」
「ああうん。どうも。じゃ」
「…無言で滑り降りる人、始めてみたわ…楽しいのかしら…?」
*****
「すごいぞ!楽しかった!だーって滑って、ぐいーって回って!」
「そうね、楽しかったみたいね。筒の中に楽しそうな悲鳴が響いてたし」
「次行くぞー!今度はあっちのぐるぐるしてるヤツな!」
「…はしゃぎ疲れた隙でもつくか」
「ん?なんだ?クレープは次滑ってからだぞ!焼きおにぎりも捨て難いよな…!どっちか…どっちかなのか…」
「はいはい。その辺はまた後でね?じゃ、いこっか?」
「おう!」


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かぼちゃのてんぷら。
プールにおでかけ!
連れ子はちょっと落ち込んでみたりいろいろー…?
ではではー!なにかしらつっこみだのご感想だの御気軽にどうぞー!

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