ひみつのおいわい3（肉食獣のいる生活もしも編）

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…（中略）…勢いあまってアップしておきます。
おたおめ編！つづきのつづきがまだつづく…！

「んっしょんっしょ！」
「え、えーっと？イルカ？そんなに大きいと大変だろう？父ちゃんが…」
「さわっちゃだめー！イルカがするの！」
「でもな？試作なんだし…」
「イルカ君。そろそろメレンゲは大丈夫そうだ。振るった粉を入れていくから…」
「んっと！さっくり！まぜる！」
「では、うみの」
「へ？」
「スポンジはこれでほぼ完成だ。あとは焼くだけなんだが…相談に乗ってほしい」
「な、なんのですか？俺はその、普通に飯は作れますが、サクモさんみたいには…」
「ふさふさしたものがいいというから、試作ではこのホワイトチョコレートにしてみようと思うんだが、どうだろうか？」
「え！？な、なんでケーキがふさふさしてなきゃいけないんですか！？」
「う？カカシがふさふさだから！ふさふさしてたらかわいいと思う！」
「…あのな？カカシ君に似せるならこの間の…なんていいましたっけ？マジパン？それで人形つくったらいいんじゃないか？」
「うぅー！ヤ！」
「でもケーキがふさふさってのは…！」
「大丈夫だ。うみの。そのための試作だから」
「そ、そうですか…！？」
「んっしょ！これでいーい？」
「ではバターと…あとはこれとこれを隠し味に」
「はぁい！」
「では型に入れて焼こう。こちらとこちらに分けて入れてみて欲しい」
「にゃ！同じの？」
「とりあえずはスポンジは同じもので、パターンを変えてみよう」
「う？わかんないけどはぁい！」
「…サクモさんの言うことなら素直に聞くんだよな…」
「どんなのがいいかなぁ！カカシがいーっぱい嬉しいといい！」
「そうだな。どんなものがいいだろうか？彼女には…」
「でーっかいのがいい！イルカのときはすっごくすっごくおっきかったもん！だからイルカもプレゼントもケーキもでっかいのにする！」
「そうか。では…」
「わー！？待ちなさい！サクモさん！テーブルに乗るサイズにしてください！イルカも！そんなにおっきいの作っても食べきれないだろう！」
「うぅー！へーきだもん！」
「そうだな。イルカ君も奥方も食べ盛りだし、三つ子たちも少しずつなら問題ないだろう」
「「「にゃー！」」」
「いもーとにも分けてあげる！ねー？」
「「「なーう！」」」
「お前たち…なんでそんなに仲良しさんなんだ…。父ちゃんの知らない間に…！」
「焼きあがるまで時間がある。まずこちらの試作案の検討から始めよう」
「サクモさん…！？相変わらずこの設計図みたいなものは…！？」
「カカシ帰ってきちゃう前にがんばる！」
「そうだな。今の所大体知らせておいた予定通りだし、なんとか…」
「サ、サクモさん…！？まさか結託して…！？」
「イルカ君が一生懸命だったと伝えておこう」
「全然サプライズじゃないでしょうそれじゃ…！」
「父ちゃんどうしたの？いもーとがびっくりするからおっきな声だしたらだめー！」
「あ！すまんすまん！ごめんな？チビたち！」
「うにゃ！」「あーぅ！」「なぁう！」
「うみのはイルカ君を心配しただけだから、怒らなくても大丈夫だ」
「「「なぁん！」」」
「…父ちゃん、蚊帳の外か？ひょっとして…うぅ…！」
「イルカはこっちのがいいと思う！」
「そうか。ではまずこちらのパターンと…第二候補はこちらで。詳細は試作してから決めよう」
「はぁい！イルカがんばる！」
「俺もできるだけのことはしよう。うみのにも協力を仰いでいるが。…すまない。うちの息子のために助力を願えないだろうか」
「あ、はい！もちろんですって！…ほっといたらなにしでかすか…！」
「父ちゃんありがとう！」
「「「にゃぁあん！」」」
「うみの。ありがとう」
「え。あ！えーっとその、どういたしまして！ほ、ほらほら！どれ作るか決めないとな！」
「そうだな。まずこちらの案から、イルカ君の好みを聞いて候補を決めていこう」
「どれがいいかなぁ？いっぱいで迷う！」
「…幸せそうだけど、父ちゃん複雑だよイルカ…。なんていうか恋する…い、いや！友情だ！まだ！多分！」
「えへへ！ふさふさケーキ美味しくなぁれー！」
「喜んで貰える様にしなければ」
「あーとにかく！みんなでがんばりましょう！」
「にゃ！がんばる！いーっぱいいっぱいがんばる！」
「そうだな。俺も」
「「「なー！」」」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを（中略）出来心でアップしてみる。
父ちゃんもがんばるはず！
ではではー！ちょっとでも楽しんで頂けますように…！