お祝いしよう！（肉食獣のいる生活もしも編）

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…（中略）…勢いあまってアップしておきます。
お祝い暴走劇開始。

「うわ！…これは…！？」
「あ、お帰りなさいお義父さん！」
「お帰り、うみの」
「…チビたちが乗ってるのはいつものことだからいいとして…なんですかこの巻物の山と設計図みたいなものは…！？まさか作戦会議…！？サクモさん帰ってきたばっかりでしょう！？」
「ああ、それは」
「ほら、もうすぐイルカの誕生日ですから！」
「へ？でもこれ…なんかこう建築物のように見えるんだけど？」
「祝いの料理の相談を」
「やっぱりケーキは重要ですよね！」
「二人そろって当然のように計画書暗号で書かないで下さい…！大体お祝いに計画書なんて…！そもそもこ、これがケーキ…！？」
「やはりこれでは小さいだろうか？奥方もイルカ君もよく食べてくれるからな」
「三段あれば足りるかなぁと思うんだけど。ウェディングケーキはおっきいのがいいと思うんだけどね！」
「そうだな。彼女も驚いてくれた。味も変えれば飽きが来ないだろう」
「そうだね！…普通に生クリームもいいけど、チョコにチーズとかもいいよね！」
「…二人とも落ち着いて！それにイルカは！？」
「ああ、それなら…」
「お義母さんとお出かけ中です！」
「え！あれ？でも迎えには来なかったな…？」
「何かを伝授するとか。そろそろ丁度いいってお義母さんが言ってました」
「誕生日に術でもプレゼントするのかもしれないな」
「サクモさん…一応言っておきますが、それはあんまり普通じゃないんですよ？…ん？っていうか禁術！？」
「そうか…？カカシは物覚えがよくてすぐに覚えてしまうから、誕生日位は多少難易度の高いものがいいだろうと思ったんだが」
「えーっと。役に立ってるから大丈夫だよ？父さんは普段から術教えてくれるけど、誕生日はすごいの教えてくれるもんね！…まあ母さんはちょっと困ってたみたいだけど」
「カカシ君がすさまじく強いのはサクモさんのおかげなんでしょうけど…何か間違ってる…！」
「イルカ君には何がいいだろう？術でもいいが、食べ物の方が喜ぶだろうか？」
「そうだね！一緒にご馳走作ろうよ！術は俺が教えるから大丈夫だし！」
「ちょっと待ちなさい！術はアカデミーで順番に教わってくればいいから！イルカは忍術より体術の方が得意だし…特に春は」
「禁術とかは流石に教えられないけど、水遁とか火遁とかはある程度覚えておいた方が便利ですよね！水撒きはもうやってもらってるし！」
「うぅ…！ま、まあサクモさんに仕込まれるよりは…！？」
「イルカ君はいつも一生懸命だ。どんどん成長してかわいらしくなっているし、楽しみだな」
「うん！…イルカ、喜んでくれるかなぁ…！」
「大丈夫だろう。イルカ君ならカカシが祝ってくれたことを喜んでくれるはずだ」
「サクモさん…。俺も、もうちょっとちゃんとイルカをみてやらないといけないな…」
「う？父ちゃんなぁに？今日はぱたんしてない！」
「うわっと！お帰りイルカ！…父ちゃんもがんばるからな！そうだ！何か欲しいものはないか？」
「う？お腹減った！肉！でもカカシとふさふさに作ってもらうから大丈夫！」
「そういうものじゃなくて！…うーん？おもちゃとか！」
「おもちゃ？ふさふさが作ってくれた！カカシと一緒だと楽しいからいらない！」
「俺も！イルカと一緒なら…！」
「にゃ？ぎゅー！えへへ！んっとえっと、後で！」
「うん！後でね！」
「何だ！？なんの暗号なんだ！？」
「そういえば奥方は」
「んっとねぇ？イルカにきらきらあげるって言っておでかけした！」
「そうか。奥方も」
「とりあえずご飯支度して待ってよっか」
「そうだな。まだ三つ子たちも眠っている。お腹も空かせてはいないようだ」
「俺も手伝います！それから、当日も！息子の誕生日なんだからせめてそれくらいは…！プレゼントも考えないと…！」
「あ、お休みはもらえるように交渉してあります！皆で一緒にお祝いしましょう！…二人っきりは…後でできるし…！」
「えへへ！カカシと一緒！みんなも一緒！」
「楽しみにしててね！」
「にゃ！後でも楽しみ！」
「うん…！楽しみにしてる！」
「…そうだな。とても楽しみだ。また色々支度しておかなければ」
「サクモさん。…その、準備には絶対参加させてくださいね？」
「そうだな。イルカ君の誕生日だし、色々とアドバイスを…」
「それももちろんあるんですけどね…」
「プレゼント…受け取ってくれるといいな…！」
「うぅ…イルカが喜ぶものがカカシ君以外思いつかないなんてそんな…！？今回はカカシ君も油断できなさそうだし…！」
「お腹減った！お手伝いー！」
「ありがと！当日もいっぱい作るからいっぱい食べてね！」
「えへへ！うん！」
「…が、がんばるぞ…！いつもカカシ君ばっかりに頼ってたら駄目だよな…！」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを（中略）出来心でアップしてみる。
お祝いしまくるといいということでオチがない話。当日編間に合わなかった…。
ではではー！ちょっとでも楽しんで頂けますように…！