ホワイトデーのいちゃいちゃ（肉食獣のいる生活もしも編）

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…（中略）…勢いあまってアップしておきます。
白い日編その1－！…つづいちゃうかもです…！

「こねこねー！まだかな？まだかなー？」
「どうかなー？えーっと？もう生地は大体まとまったかな？…うん！そろそろイイと思う！」
「んっと？これどうすればいーい？」
「これをね？こうしてちょっとだけとって、こうやって丸くして…それからこの天板の上に乗せてね！」
「えい！…これでいーい？」
「うん！あ、くっついちゃうと上手く焼けないから、次のはちょっとだけ間離してね？」
「にゃ！分かった！えい！えい！」
「これが終わったらあとは焼くだけだから！」
「えへへ！美味しくなぁれ！なぁれー！」
「あ、イルカ！ほっぺたについてる！」
「んにゃ？…こねこねした時飛んでった？」
「あーもう…！かわいい…！ちょっと待ってね？…ん。取れた」
「ぺろってした！甘い？美味い？」
「そうだね！美味しいって言うか…イルカが…」
「カカシにもついてる！」
「あ、そっか。イルカが生地投げた時に飛んだヤツかな？拭かないと…」
「カカシもー！…ん。あまぁい！でもこなこなしててまだ美味しくない…」
「…イ、イルカ…！」
「ぎゃー！そこー！なにやってるんだ！？」
「え、えっと！お義父さんお帰りなさい！今イルカとホワイトデーの…」
「父ちゃんおかえりなさぁい！あのね？えっと！白い日だから白いの作るの！父ちゃんにも上げる！母ちゃんとふさふさのも作る！でね？カカシのは特別！」
「俺も頑張るね！ホワイトチョコでもいいかなぁって思ったけど、ふわふわのがイイって言ってくれたからムースにしようと思うんだ！」
「ふわふわ楽しみ！きっと美味しい！」
「…カカシ君…？今、何をしてたのかなぁ…！？」
「あ、ほっぺたにスノーボールの生地がくっついちゃったので、イルカが舐めて取ってくれたんです！」
「甘い！でもまだこなこなしてて美味しくなかった…。焼いたら大丈夫？ちゃんと美味しくなる？」
「もちろん！だってちゃんとこねこねしてくれたし、それにイルカが作ってくれるんだから絶対に美味しいよ！」
「えへへ！もっと撫でてー？」
「…えー…ゴホン！イルカ、ちょっと聞きなさい！」
「父ちゃんなぁに？白いのまだ焼けない！これから焼く！それから白いこなこなかけるの！ぶはってなるから気をつける！」
「あー…え、えっとだな。まず顔に何かついてたら、ティッシュとかタオルとかそういうので拭きなさい！舐めるのは駄目！」
「あの！でもイルカは…！」
「う？なんで？」
「なんででも！お友達！の顔は普通舐めないんだ！」
「でもカカシはイルカのだからイイと思う！ねー？」
「そうだね！俺はイルカのだもんね！イルカは俺のだし！」
「ねー！」
「あああああ！だから！その辺が…！うわっ！？」
「お帰りなさぁい！遅いー！」
「母ちゃん起きた！」
「お義母さんおはようございます！…えっと。お義父さん！無事ですか…！？」
「こら！いきなり飛びついちゃ駄目だろう！体調は！？」
「…ん？甘い匂いー！ねぇねぇ！これ食べていーい？」
「これまだ出来てない！こなこな！」
「焼きあがったらすぐ食べられますけど…あと20分くらい…」
「うぅー…！でもお腹すいた！」
「わー！？ちょっと待って」
「あの、これはまだできないんですけど、お義母さんのおやつなら…はい！」
「にゃ！きらきら！美味そう！食べてーい？」
「ええ！もちろん！」
「カ、カカシ君…！？これって…！？」
「この間イルカに作ったのをお義母さんが気に入ってくださったみたいなので、小さいのをちょこっと作ってみました！ホワイトデーって感じじゃないんですけど、おやつにいいかなって！」
「これ美味い！えへへ！」
「ああクリームくっ付いてる！ホラこっち向いて！」
「う？」
「ん。…ほら取れた。慌てなくても誰も取らないから！ゆっくり食べような？」
「んー？でもお腹空いたから一杯食べる！」
「そうだなぁ…今すぐ何か作って…」
「今、お義父さん…」
「父ちゃんもぺろってした！」
「うっ！や、だからこれはだな！俺はその…！嫁さん相手だし！つい普段のくせが…！」
「やっぱりラブラブだよね！お義父さんとお義母さんは！」
「父ちゃんと母ちゃんはいっつも一緒！イルカもカカシと一緒にいるの！」
「そうだよね！だって俺たちいずれは…」
「うぅ！いやでも君たちはまだ子どもで…！」
「美味しかった！もっと！」
「えぇ！？もうない！」
「母ちゃん美味かった？」
「美味かった！もっと！」
「がんばる！あとちょっと…」
「甘いのじゃなかったらすぐに用意できますから！」
「食べるー！」
「ちょっと待っててくれな！…ごめん！カカシ君！仕度なら俺が…！」
「大丈夫ですよ！父さんが色々用意してってくれたから！むしろ食べてもらわないと冷蔵庫がいっぱいなので！」
「ふさふさいっぱい作った！」
「サクモさん…！またか…！」
「お義父さんもちょっと待ってて下さいね！すぐにこれも出来ますから！」
「こんがり！」
「…そう、だね…。帰ってきたらもうちょっと相談しないと…！」
「うふふ…！美味しい！食べたらお昼寝しようっと！」
「そうだなー…しっかり食べて寝ないとだよなぁー…はぁ…」
「後で食べさせあいっこしようね！折角のホワイトデーだもん！」
「あーん！する！それから…後で」
「うん！」
「…あああああ！早く帰ってきてください…！サクモさん…！」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを（中略）出来心でアップしてみる。
ホワイトデー編その1－！
うっかりこれからふさふさ（大）が帰還したら編とか、ふさふさと奥様編とかがふえるかもしれないなぁ！ってことで！
ご感想などございましたらお気軽にどうぞー！