ふさふさと母ちゃんの戦い（肉食獣のいる生活もしも編）

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…（中略）…勢いあまってアップしておきます。

「にゃー！首掴むのイヤー！おーろーしーてー！」
「ダメに決まってるだろう！帰ってくるなりどこ行く気だ！」
「お義父さん！？一体何があったんですか！？」
「わっ！？カカシ君お帰り！あ、あれ？イルカは…！？」
「イルカ！大丈夫？でもどうしたの？悪いコトしたならごめんなさいしないとだよ？」
「カカシ君…す、すばやい…！いつの間にイルカ持ってかれたんだ！？」
「父ちゃん怒ったの！でもイルカ悪くないもん！」
「でもお義父さんが怒ってるってことは、きっと誤解させちゃうことがあったと思うんだ。何があったか俺に教えて欲しいな…？」
「あのねあのね！母ちゃんお出かけなの！カカシ戻ってくるから、イルカはじいちゃんちじゃなくて、おうちでお留守番するっていった！でもふさふさもいない！だからイルカもお出かけ！」
「えーっと？そっか。おでかけは…でもお義父さんにちゃんと説明したんだよね？」
「父ちゃん帰ってきたから、ちゃんとお出かけするって言った！そしたら首掴んだ！酷い酷い！」
「うーん？お義父さんはイルカが心配なんだと思うんだ。だから俺が一緒なら…」
「だーめーだ！カカシ君は任務で疲れてるだろう！それに、里の外に勝手にお出かけしたらダメだって…」
「だって！母ちゃんこの間お面ので遊んだとこにいるもん！里の中だもん！ふさふさも多分いっしょだもん！」
「へ！？」
「あ、そっか。だからか」
「な、なにがあったんだい！？」
「三代目が。お義母さんがそろそろイライラしだしているから、父さんだけで手間取るようなら、うみのを…お義父さんを連れて行くが良いって」
「なんだそれ！？うちのに何をやらせてるんだ！ちょっと家空けるとこれだから…！」
「それで、意味がわからなかったんですけど、また三代目が何かしたんだって慌てて帰ってきたら父さんがいないし、イルカが…」
「母ちゃんは修行！ふさふさも一緒にいると思う！匂いする！」
「要するに…さっぱりわからないけど、まあとにかく！行かないと！多分サクモさんが…！」
「俺も行きます！」
「イルカもー！」
「いやでも！危ないから！」
「父さんが心配なんです…！」
「カカシと一緒にお留守番？」
「そ、そうだった！この二人一緒にしといたら勝手にまた大人の…！？」
「時間がありません！急ぎましょう！」
「イルカもー！」
「ありがと！」
「わー！？こらー！待ちなさい！は、早い…！」
＊＊＊＊＊
「父さん！」
「ああ、カカシ、イルカ君も。」
「にゃ？ふさふさちっさいのとイルカ！」
「だ、大丈夫！？」
「今、奥方と候補生の訓練を」
「つまんないの。遅いし弱い！ふさふさで遊びたいけどじいちゃんだめって言ってた！酷い酷い！」
「あー！いた！」
「…うみの。大丈夫か？」
「は、はい…そうだ！それより、うちのは！？」
「にゃ？一緒に遊ぶ？」
「こらー！候補生で遊んだらダメだろう！それにサクモさんは任務終わったばっかりだから無理させられない！ほら、家に帰るぞ！」
「えー！やだぁ！まだ遊ぶー！じいちゃんがいいって言ったもん！イルカはお家でふさふさちっさいの待ってるって言ってたけど！」
「だからダメ！大体、お腹空いてるだろう？…三代目もなんてことしてくれるんだ…！？」
「んー？そういえばお腹空いた！肉！」
「はぁ…こういうとこはイルカが似ちゃったんだよなぁ…」
「父さんは？疲れてない？任務上がりになんでこんな…！」
「報告しに行ったら候補生が三代目に必死な形相で報告を。…奥方がつまらないと全員相手に戦闘を始めたらしい。壊滅寸前だという話だったから俺が」
「あーそれで。まったくもう！三代目もいい加減にして欲しいよ！まあ本気で遊び始めたお義母さんは…お義父さん以外だと父さんぐらいしか止められないだろうけどさ…」
「ねぇねぇ！母ちゃん！イルカも遊んでいーい？」
「んー？でも母ちゃんお腹空いた！それにもう全部動かないからつまんない！」
「えー！…あ、動かない…うぅー！母ちゃんばっかりずるいー！」
「イルカ！後で俺と遊ぼうよ！」
「そうする！これつまんない！」
「そうだな…確かに手ごたえが…訓練内容の見直しでも進言した方が…？」
「あーそのですね。サクモさんとうちのだと、候補生にはまだきついと思います。今度三代目に色々苦情…というかその、要望を伝えてきますから！今日は帰りましょう？」
「そうだな。奥方がお腹を空かせているし」
「肉―！」
「そ、そうだった！？ちょっと待っててくれな！」
「ああ、うみの。既に下ごしらえをしてあるから、すぐにできる。帰ろう」
「で、でも！この訓練生は…！？」
「この程度なら大丈夫だと思うんだが…？」
「…あー…あれです。俺が今から三代目に式飛ばしておきます…」
「そうか。ありがとう。うみの」
「いえ…こちらこそ、うちのがご迷惑を…！」
「いや。いい修行になった。奥方の腕はどんどんあがるな。とても勉強になる」
「そ、そうですか…まあ、とにかく式を…えい！頼んだぞ！」
「ねぇねぇ父ちゃん！イルカ先に帰る！カカシとご飯作るのお手伝いする！」
「ああうん、すぐ父ちゃんも帰るから！お前も！ホラ、おいで！」
「にゃ！だっこ？うふふー！」
「さて、カカシも」
「うん！父さんは休んでてね！俺がご飯作るから！」
「いや、だがカカシも任務で…」
「ああもう！いいから全員帰るよ！俺が…いや、もめるか…？皆で作りましょう！」
「分かった」
「そうしましょう！」
「イルカもがんばるー！」
「早くねぇー！」
「はぁ…三代目には一度びしっと言っておかないとな…！」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを（中略）出来心でアップしてみる。
とりあえずふさふさと母ぬこはそれなりに楽しんでおります。
ではではー！ご意見ご感想などお気軽にどうぞ！！！