ふさふさとうみのさん(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
ふさふさがさらに努力中。…イルカ父はさらに疲労中!


「サクモさん?どうしたんですか?そんなに考え込んで。」
「いや。…大丈夫だ。」
「大丈夫って目じゃありませんよ!ほら、さっさと話して下さい!」
「…奥方は、もっとちゃんと調べた方がいいんじゃないかと。」
「うちのは、大丈夫です。…三代目をはじめ医療班も…それに、綱手姫も診て下さったようですから。」
「そうか。…綱手姫なら。」
「また胸がでっかくてふにふにのがいたから、今日もすりすりしてぷにぷに揉んできたって言ってましたよ…。綱手姫も剛毅な人だから毎回毎回返って喜んでますからね…!かわいいじゃないか!もっと貸せとか言い出すし!」
「そうか…。」
「…まあ、その、大丈夫ですって!だから、その…そんなに苦しそうに…!」
「そう、だな。」
「ほら、もうすぐ春が終わるから、そのせいじゃないかと思うんです。…まあ、今は本人からの適当な報告だけしか聞いていないので分からないんですが。」
「では、早めに確認した方が。」
「はい。明日朝一で行ってきます!それに、何かあったときはすぐに式が来ますから!」
「そうか。」
「…以前うちのが遊びまわりすぎて敵忍の部隊にぶち当たっちゃったことがありまして。」
「奥方ならめったなコトはないだろうが、大怪我でも…!?」
「いえ。指先をちょこっとだけ切りました。相手の術が大きな音が出るもので驚いてうっかり。…で、その時は、綱手姫の差し向けた蛞蝓から…お前はこんなにかわいい娘に怪我させて何をぼさっとしてたんだ!と思いっきり殴られそうに…。」
「そうか、それなら、大丈夫だろう。…だが、これからも食事には気をつけよう。あまり無理をさせすぎないようにしなくては。」
「そうですね。…もちろん!アナタもですからね!サクモさん!」
「俺は大丈夫…」
「とかいいながら!昨日は休みの日なのに日がな一日夜なべまでしたでしょう!ちゃんと休んでください!…しかも今作ってるのドレスだし…!」
「ああ。わかった。ドレスはもっと丁寧に作らないといけないな。型紙というものにも採寸後の修正が必要なようだし。今回練習したモノは一度試着してもらうだけにしよう。」
「だからー!うちのイルカは男の子でドレスは…!」
「…着物はまだ生地が選べていないんだ。練習とはいえ、できるだけ似合うものがいいだろうと思ってちょっと隣国まで足を伸ばしてきたんだが、決められなかった。」
「…サクモさん?ちゃんと休めって言ってるのに、そんな遠くまで行ったんですか!?」
「…すまない。だがそんなに遠いわけでは…。」
「いーえ!ウソですね!…だから昨日真夜中に帰ってきたんでしょう!てっきり修行だと…!ちゃんと休まないなら、俺は三代目に直談判して任務から外してもらいますよ!」
「それは、困る。彼女との約束が…」
「ならちゃんと休日は無理せずきっちり休む!いいですね!」
「わかった。…努力しよう。」
「ホントにもう!それでなくても最近任務続きだったんですから、体をある程度休ませておかないと、後々危険になるんです!どうせなら昼寝でもしててください!」
「そうだな。…考えてみよう。」
「絶対ですよ!いっそ今すぐにでも!」
「ああ。」
*****
「忘れてたんだよなー…」
「あの、お義父さん。重くないですか?せめて父さんだけでも…。」
「ふさふさ寝てる!母ちゃんも寝てる!…父ちゃんは寝ないの?」
「いや、いいんだカカシ君。自業自得だから…。それとな?寝たいんだけど重くてちょっと無理なんだよ。イルカ。」
「でも、お義母さんも父さんもじゃ…!」
「ほ、ほら、そのうち起きるよ!だからその、ご飯仕度はちょっと遅くなるけどね!…それにしても、やっぱり最近良く寝るよなぁ?うちの。」
「あの!俺が用意します!でも父さんをなんとかしないと…!だってお義父さん、大分首しまってますよね!?」
「あ、うん。大丈夫…だと思うんだけどね…?うぐ…っ!」
「…いいなー?ふさふさと母ちゃんいいなー?イルカも父ちゃんに乗る!」
「ぐぇ!」
「わー!お義父さん!」
「ん?イルカおかえりー!」
「ただいまぁ!母ちゃん!」
「あの、お義母さん、ちょっとだけ離れて頂けませんか?うちの父さんをどけますから…!」
「んー?ヤ!寝てるふさふさ可愛いから起こしちゃだめ!でも父ちゃんは上げないから私も降りない!」
「父ちゃん寝ちゃったー!イルカも寝る!」
「寝てもいいけど!ちょっとまって!お義父さんの上はダメだよ?ほら、重くて苦しそうだから。…それに、どうせなら俺と一緒に寝て欲しいな?」
「にゃ!カカシとお休みなさいする!」
「うん!ありがと!…さて、父さんは…」
「ん…。」
「起きないなぁ父さん。…布団の上だからまだマシだろうけど、お義父さんは…気絶、してるよね。父さんに締められて、お義母さんにも乗られて、とどめにイルカが思いっきりお腹に飛び込んだもんなぁ…。」
「カカシー!早く早く!」
「うん!…今ので父さんの腕は離れたから、大丈夫かな?」
「皆でお休みー!」
「そうだね!…きっと休んだら治るよね!」
「お昼寝―!沢山する!カカシと!」
「うん!…一緒にね!」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
お祭満了!…で、やはりどこまでも可愛そうな父であったという…!
ではではー!ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!!


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