ふさふさモテモテ対策大作戦?(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。


「父ちゃん!お出かけしてくる!」
「え?あ?…イルカ?どうしたんだ!おやつ袋なんか持って?」
「んー?カカシ遅いからお出かけ!じゃあねぇ!」
「んにゃ?イルカ?いってらっしゃぁい!」
「こら!だーめーだ!」
「にゃ!?やだぁ!首つかんじゃやだぁ!下ろしてー!」
「危ないだろう!この間みたいに心配なのは分かるけど…」
「ただいま!イルカ!あ!お義父さんも!」
「あ、カカシ君!」
「カカシおかえりー!よかった!待ってた!遅い遅い!」
「こらイルカ!わがまま言わない!」
「ごめんねイルカ!急いだんだけど敵がしつこくて…!」
「お帰りなさいカカシ君!ほらな?カカシ君はしっかりしてるから大丈夫だって…」
「ん?うぅー…!やな匂いする!」
「え?あ、そっか。泥かな?お風呂入ってくるね?」
「血の匂いしないけど、それなぁに!」
「…んー?なにがそんなに…あ!そっか!今日の敵、クノイチだった!変な粉まいてきたから全部風遁で飛ばして火遁で燃やしたけど…匂い残って…あ、そういえばちょっと甘い匂いするね!」
「洗う!ぜんぶ洗う!それヤダ!」
「うん。じゃ、一緒にお風呂はいろっか!」
「洗うー!それ凄く凄く嫌な匂い!」
「…カカシ君。ちょっとこっちきなさい。」
「え?はい。」
「…瞳孔は問題ないな…。脈も正常。チャクラの動きも…。匂いは別に…?」
「甘くて臭い!コレ、媚薬?洗脳?暗示?こういう匂い大嫌い!薄くてもイヤ!洗ってきて!」
「母ちゃん!すごい!」
「あ、なるほどな。まあ俺がわかんないくらいだから大丈夫だろうけど…一応お風呂入ってきなさい!」
「はい!」
「着替え持ってきた!お風呂!」
「ありがと!」
「…さて、一応中和剤の準備…は、いらないな。まだ小さいし。普通子ども相手にあんなもん使わないから、同行者の方が心配だ。式飛ばしてこよう…!それにしても、カカシ君は鼻がいいなぁ!」
「でも、父さんよりは俺は鼻が良くないと思います。まだ。」
「そういえば、サクモさんもすごかったっけ…!そんなとこまで似るのか…!」
「ん?そういえば!ふさふさ遅い!」
「ああそうだな。…でもほら、サクモさんは大丈夫だから…」
「迎えに行って来ようかなー?また遊べるかも!」
「わー!?こら!まちなさい!」
「どうした?うみの。」
「あー!おかえり!ふさふさ!」
「ただいま。うみの。奥方。カカシ。イルカ君。」
「おかえりなさい!サクモさん!」
「おかえり!とうさん!」
「おかえりー!ふさふさー!…ん?ふさふさも変なにおい!」
「ああ、良く分からないんだが、一緒に任務をしていた忍に抱きつかれた。待機中にいきなり天幕に入ってきて…そのせいだろう。」
「またなの?…父さん、その人なにか言ってなかった?」
「私が温めてあげますと。…だが、もう春だから必要ないと礼を言ったら、何故か。」
「そっか…で?それからどうしたの?」
「寒いのは彼女の方だったようだから、忍犬を貸した。くさいと嫌がっていたから、後で肉でも…」
「…なら、まあ大丈夫かな?」
「サクモさん…またですか…。」
「やはり匂いが取れないな。前の任務から直接参加したのか媚香が強く残っていた。できるだけ落としてきたんだがまだ匂う。俺には効かないが、あれでは彼女も危険だろうに。」
「また川で水浴びしたの?まあもう春だからいいんだけどさ。出来れば家に帰って来てから…」
「サクモさん!駄目でしょうが!そんなホイホイ知らない人天幕に入れたら!大体、川で適当に水浴びとかしてきたら危ないって言ってるでしょう!どうせまあ帰りに一人で…!」
「すまない。」
「…あの、お義父さん。…もしかして父は昔から…?」
「あー…うん。なんていうか…もてすぎるお父さんも困るよな?あはは、は…はぁ…。やっぱり俺が着いてけばよかった…!」
「…父さん、やっぱり…!」
「ふさふさの分も着替え持ってきた!お風呂!」
「あ、うん!ほら!父さん!」
「ああ。だが俺は後でも…」
「駄目です!冷えてないでしょうね!」
「ふさふさくさい!早くお風呂!」
「カカシとお風呂―!ふさふさもお風呂ー!イルカもお風呂―!」
「イルカは後で!ほら!二人で入ってきてください!」
「にゃ!?なんでー!?」
「風呂入ったら匂い強くなるだろ?臭いのイヤならやめときなさい!それに興奮剤ならイルカにも影響がでるかもしれないから、駄目!あ!カカシ君は?」
「カカシなら大丈夫だろう。すでにある程度耐性がある。」
「ぅうー!」
「イルカ!また後でなら大丈夫だから!ね?」
「絶対!一緒ー!」
「うん!」
「さ、二人とも早く!」
「はい!ありがとうございます!お義父さん!」
「ありがとう。うみの。」
「臭いのちゃんと落としてきてねー!」
「後で俺とも入るの!約束―!」
「うん!待ってて!」
*****
「カカシ、大丈夫か?」
「あ、うん。でも、お湯かけるとホントにすごいね。この匂い。父さんこれじゃくさくて辛かったんじゃない?どれだけつけてたんだか…!」
「馴れたから、大丈夫だ。」
「こんなのに馴れないでいいのに!」
「だが、彼女たちは任務の間中、この悪臭に耐えているんだし…。しかも何故か任務後に落とせないほど使うことが多いようだから。」
「父さん…その人たちのこともうちょっと分かるようになったほうがいい気もする…。」
「そうか…。ではこんどからカイロを持って歩いたほうが?」
「カイロはいらないから!…うーん?そうだ!あのね?そういう人が来たら、もう大切な人がいるからって言っておいて!それだけ言えばいいから!だって、父さんにはもう母さんがいるでしょ?」
「そうだな。だがそれと何の関係が?」
「…あとは…お義父さんとちょっと相談してみようね!」
「ああ。そうだな。毎度毎度これでは奥方とイルカ君も辛いだろう。」
「父さんもでしょ!ほら、頭は大体大丈夫そうだから体もしっかり洗って!」
「ありがとう。…カカシも、こっちへ。俺ほどではないがまだ匂いが残っている。洗ってしまおう。」
「うん!ありがと!とうさん!」
「目をつぶっていなさい。」
「うん!…っ!ふう!」
「これでいい。大丈夫だろう。」
「父さんも大体良さそうだね!」
「ああ。」
「匂いがきついとイルカに嫌がられちゃうもん!しっかり落としとかないと!」
「…すまないカカシ。今日はイルカ君とは入ろうとしていたんだろう?」
「あ、でも!俺、父さんとお風呂入るのも好きだよ?。」
「…そうか。」
「えへへ!でも多分皆心配してるからそろそろ上がろうか!イルカも待ってるし!」
「ああ。」
*****
「カカシー!遅いー!」
「ああゴメンゴメン!ご飯食べたら一緒に入ろうね!」
「うん!絶対!」
「…ふさふさ大丈夫…ちっさいふさふさも大丈夫…うん!もう臭くない!」
「そうか。ならよかった。」
「コラ!匂いをかいで回らない!」
「だって!臭いのヤ!」
「すまない。」
「謝らなくていいですから!…それより、そのことでちょっと…」
「ああ、カカシもうみのと相談したいことがあるようだったな。」
「カカシ君も心配してるんですよ!ほら、こういう厄介ごとに巻き込まれるの、しょっちゅうでしょう?」
「そう…なのか?」
「そうなんです!」
「そうか…。」
「とにかく!これからできるだけ俺が着いてますから!元々昔から組むこと多かったんだし!教育にも良くない!俺が三代目にお願いしてきます!」
「だが、それではうみのが大変だろう?」
「大丈夫です!慣れてますから!付き合い結構長いでしょうに!…あ。ただ、その、うちのが時々着いてきちゃうと思いますがその辺は…。」
「ああ、大丈夫だ。」
「ふさふさと任務!きっと楽しい!いっぱい遊べる!」
「出来ればお家で待っててもらうけどな?」
「ねぇねぇ!それより!ご飯!」
「あ!そういえば遅くなっちゃったな!」
「すまない。」
「だから謝らないで下さいって!ほら!みんなー!食事にしよう!」
「はい!」
「にゃ!ご飯!」
「えへへー!」
「うみのも料理が上手いからな。楽しみだ。」
「しっかり食べて!それからカカシ君にも伝えておきますね!」
「ああ。ありがとう。」
*****
「はぁ…。」
「どうした?うみの?何かあったのか?」
「…いえ、なんだかちょっとクノイチからの視線が…!」
「そうか。…なぜだろう?もうすぐ帰還できるんだが。何か気になることでもあったのか?」
「やっぱりアレか?俺ができるだけ一緒にいるようにしてるからなのか?チャンスを邪魔されてるとかって…!?でもあんな薬物家に持ち込まれたらカカシ君が…!」
「ちゃんと大切な人がいると言っているんだが。」
「…あ、何かちょっと嫌な予感が。」
「あ、あの!うみ…副隊長…!ちょっっと…!」
「ん?どうした?もう撤収できるぞ?」
「あの!ふ、不倫って…!?もしかしてあれからホントに!?」
「は?!一体なんだそれ!?」
「知り合いのクノイチがはたけ上忍に粉かけに行ったのに、大切な人がいるからって断られたって…!そ、それから一緒の任務増えてるらしいし!」
「そ、それはそうなんだけど!そういう意味じゃない!」
「…うみのは大切な仲間だ。それに…妻も、アナタは自覚していないだけで、うみのさんんのこと気に入ってると。」
「やっぱり…!?」
「違うから!俺には嫁さんがいるっていってるだろう!」
「呼んだー?」
「ああ、うみのの奥方。」
「ふさふさー!ねぇねぇ!もう終わっちゃったの?」
「ああ。もう帰れる。」
「詰まんないー!そうだ!ふさふさ追いかけっこしようっと!」
「こらー!駄目だろう!」
「にゃ!?なんでー?」
「…ふ、複雑な関係なんですね…!?」
「いや、別段。ただ同居しているだけだが?」
「えええええええ!?」
「わー!?だから!それじゃ誤解されるでしょうが!」
「ふさふさで遊ぶの楽しい!ちっさいのも!料理も上手い!」
「誤解…?ああ、そうか。別にまだ結婚とまでは。婚約段階だ。」
「だぁー!?認めてませんっ!」
「へ!?は!?誰が!?誰と!?重婚…!?」
「俺の子とうみのの子だ。」
「仲がイイだけだ!結婚なんてそんな…!確かに将来有望だけど!」
「イルカはカカシので、カカシはイルカの!」
「家族ぐるみで仲がイイってことなんですね!よかった…!まさかうみのさんとはたけ上忍が…とかって話はただの噂ですよね…!?」
「…お前ら、ナニ考えてるのか知らないけどな!俺は嫁さん一筋だ!」
「えへへ!私のだもんねー?」
「そうだな。うみのと奥方はとても仲がイイ。」
「ってことは…サクモさん…辛い恋をしてるんですね…?」
「なんでだー!?」
「恋?いや、別にしていない。ああ、ただ…今でも彼女を、妻を愛しているが。」
「あ、あれ?」
「だから言っただろう?誤解だって!…もう、サクモさんにちょっかいかけるのはもう止めるように伝えておいてくれ!」
「え!あ、はい!一応!無駄だと思いますが!」
「さあ、帰ろうか。カカシもイルカ君も待っている。カカシがいるから大丈夫だと思うが、二人だけでは…うみのが心配だろう?」
「ああ?!そうだった!急ぎましょう!」
「追いかけっこー!」
「しないから!」
*****
「父さんたち、大丈夫かなぁ?」
「父ちゃん?最近睨まれて怖いっていってたけど、元気!それに母ちゃんが一緒だからやっつけてくれると思う!」
「うーん?…もしかして何か誤解されるようなことをまた父さんが…!?」
「ねぇねぇ!ご飯手伝う!」
「うん!ご飯作ってまってようね?」
「後でちゅーも!」
「!う、うん!そうだよね…誰もいないし…!ちょっとだけなら…!」
「えへへー!カカシと一緒!嬉しい!」
「うん!俺も…!」


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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
ふさふさ親子はそろって天然?
ではではー!ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!!


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