看病(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。


「ふさふさー…」
「ああ、イルカ君。どうしたんだ?」
「あのね。へん」
「変…というと?」
「熱い。もぞもぞする。変…」
「…ちょっとこっちへ。これは…!」
「ちょっと父さん!なにしてんのイルカに!」
「近寄るな!」
「なんで!イルカ…!」
「うー…カカシぃ…熱い…」
「え…!それ!」
「…すぐに綱手姫を呼んでくれ」
「これひょっとして今流行ってる伝染病…!?」
「恐らくな。奥方と一緒に出かけていて良かった。感染するまえに部屋を分けなくては」
「うそ…!」
「カカシ。お前も離れていなさい」
「そんな…!イルカが苦しんでるのに!それに父さんは!」
「おそらく昔罹ったことがあるし、病には強い。大丈夫だろう。どちらにしろすでに触れてしまった。綱手姫を呼ぶまでは動かない方がいい」
「クソ…!イルカ!待ってて!」
「うー…熱い。眠いのに熱いー…」
「ああ、大丈夫だ。影分身で水分と寝床の準備と、それから…」
「ただいまー!」
「ああ、うみの」
「サクモさん?顔色が随分悪い…ってイルカ!どうしたんだ!」
「あつい…うぅー…!」
「あー風邪か!…結構熱が高いな…?今すぐ父ちゃんが病院連れてってやるからな!」
「うぅー!痛い!」
「ああ熱で関節が」
「痛いのも病院いかないと治らないんだぞ?いいからほら…」
「大丈夫だ。うみの。すぐに連れてきてくれる」
「へ?なにを?そうだ!チビたち隔離しないと!うちのはどこいったんですか?」
「狩りの練習と水練の練習だそうだ。おっきな魚!もって帰る!と」
「あー…まあ却って良かったか。それじゃおんぶか抱っこか…?」
「邪魔するよ!」
「へ!?綱手姫!?」
「お、こりゃ確かに辛そうだねぇ?ほらイルカ。こっちみな!」
「うぅ…?あ、ふにふに…?ふにふにしてる?」
「リンパ節がすっかり腫れてるね?ほら口あけな!」
「あー…?」
「酷いね。痛いだろ?」
「いたい。カカシ…カカシは…?」
「あの馬鹿かい?いきなり近寄ってきたと思ったら、人担いで時空間忍術使ってねぇ?イルカがイルカがって五月蝿いし、感染起こされても困るから、外に転がしてあるよ」
「カカシ…!いないの…?」
「大丈夫だ。もうちょっとしたら連れてきてやるから、染みるだろうがしっかり食べて、たっぷり寝てな!」
「ねむい。いたい…」
「そうだな。悪い菌と体が戦ってるんだ。お前が勝たないと、今度はカカシも同じ目にあうかもしれないぞ?」
「うぅー!そんなのヤ!だめ!うー…!」
「ならこれ舐めてな。あとは…おい!ぼんやりしてないで注射するから腕押さえておくれ」
「え!あ、はい!」
「手伝おう」
「ちゅうしゃ?ちゅうしゃー!? ヤ!」
「…イルカ君」
「う?ふしゃふしゃ?」
「コレで痛いのも良くなるし、周りに感染すこともなくなる。少しの間でいい。我慢してくれないだろうか」
「カカシにも、うつらない?」
「ああ」
「…がまん、すゆ」
「よし!いい子だ。…すぐ済むからな」
「うー…!」
「ほら済んだぞ。後はしっかり水分とって寝てな!」
「ふえ?痛くない?」
「綱手姫は医療のスペシャリストだからな」
「おいうみの。父親はお前だろう。ぼーっとしてないでもっとしゃんとしないか!」
「は、はい!…で、息子は!息子は大丈夫なんですか!?」
「流行病だね。チビだから脱水には気をつけてやってくれ。明日また診に来る。あとは…あの子達は私のところに連れておいで。もう感染っているかもしれないし、定期健診がてら隔離してやる」
「ありがとうございます…!で、でもですね!?うちのがそうそう大人しく…!」
「なに大丈夫さ!それよりお前たちは…外で伸びてるのを警戒しな」
「カカシか…そうだな」
「我慢なんかできないだろうし…」
「まあアイツは耐性訓練もしてるし免疫もこの子よりはあるだろう。悪化はしないと思うがなんとも言えん。できれば感染させるなと言いたいとこだが…まあそれより暴れられる方が困るだろう?」
「いえ。絶対に感染させません」
「アイツはまだガキだし、多少の風邪くらいひいといた方がいいってこともあるよ」
「カカシは…カカシまでなにかあったら…」
「サクモさん。大丈夫ですって!子どもは案外強いんですよ!ほら!俺だってなんだかんだガキの頃風邪引くなんてしょっちゅうでしたが、こんなにしっかりでかくなりましたし!」
「…風邪というものをよく知らない。殆どひいたことがないから」
「へ?」
「だから心配で。毒を食らったように苦しいと聞いたことがある。毒の傷みも苦しみも辛いはずだ。イルカ君も心配だし、カカシも…」
「あーもう!まだるっこしいね!騒いでないでとっとと支度しな!布団に水分に、この子に食欲があったら消化にいいモノ食わせてやりな!」
「はい!」
「食事…食事だな。今すぐ作らなければ…!」
「…後は頼んだよ。大変だろうけど」
「はい。…イルカ。がんばれよ…!」
「…そっちより馬鹿親子の方が大変だよ。限界が着たら呼んでもいいから、とにかくサクモさんを止めて、外のカカシは別の部屋にほうりこんどきな!」
「そ、そうだった!サクモさん!そんな大なべはいりませんって!」
「先が思いやられるねぇ…?」



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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
カカ誕のは9月に祭り継続したいですわすれてたとかまさかそん_Σ(:|3 」∠ )_
ではではー!ちょっとでも楽しんで頂けますように…!

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