心配性な面々(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどんがんがんばりばりさくさくぽりぽりかりかりこそこそ勢いあまってアップしておきます。
…前回の続きというかなんというか…?


「カカシ。痛みは?」
「大丈夫だよ。とうさん。」
「そうか。…では、薬を…」
「包帯替えたばっかりだから!それにもう血は止まってるし、毒も塗られてなかったし、お義父さんがちゃんと薬も塗ってくれたから大丈夫!だからそんなに心配しないで?」
「そうだな。うみのは調薬も上手い。…だが、お前はまだ小さいから…。」
「ねぇねぇ!カカシ!食べよう!」
「あ、イルカ!ご飯持ってきてくれたの?ありがとう!でも、歩けるからちゃんと居間で…」
「だめー!怪我してるからだめー!」
「そうだ。カカシ。ちゃんと休んでいなさい。」
「ほら!ふさふさも心配してる!」
「でもね?ほら、もう、元気だから!父さんだって、任務があるでしょう?」
「うみのが、代わりに行ってくれた。奥方も着いていった。」
「え!」
「イルカがお願いしたの!あとね、父ちゃんが、あのじょうたいのサクモさんを任務なんかにだせないって言ってた!母ちゃんはね、父ちゃんが行くから着いてくって!」
「お義父さんに、一杯迷惑かけちゃったな…。」
「後でちゃんと謝っておくから、お前は休みなさい。」
「うん…!早く治さないと…!」
「ふさふさー!ふさふさもご飯!ちゃんと食べさせるんだぞって父ちゃんが言ってたから!はい!」
「ありがとう。イルカ君。」
「イルカもココで食べようっと!一人じゃ寂しいもん!」
「うん!」
「そうだな。」
*****
「カカシ、寝ちゃった…。」
「発熱していると式にあったから…。うみのの薬が効いてきたんだな。良く、眠っている。」
「あのお薬、染みる。すっごく染みる。でもね?すっごく良く効くから大丈夫!」
「ああ…ありがとう。イルカ君。」
「んー…もっと撫でてー…?」
「ああ。」
「そうだー…ふさふさはどうしてご飯自分で作ったのに食べるの忘れちゃうの?」
「…どうしてかはわからないが、出来上がったのを食べさせている内に忘れてしまうんだ。料理をするのは妻に教わったからだし、普段は兵糧丸か携帯食しか食べていないからかもしれないな。」
「じゃあねぇ…イルカとカカシがちゃんと食べさせるてあげるね?」
「ああ、ありがとう。」
「父ちゃんも心配してたから。ふさふさも元気になってねー!」
「…ああ…。」
*****
「ただいまー!イイ子にしてたか!」
「父ちゃんお帰りー!」
「すまない。うみの。」
「いいんですって!こういう時はついてて上げて下さい!」
「あれー?母ちゃんはー?どこいったの?」
「ああ、ちょっとだけ遅れる。」
「えー!なんでー?なんでー?」
「ふさふさちっさいのが弱ってるから、とびっきりの獲物を獲ってくるって言ってな…。父ちゃん流石にああいう時の母ちゃんには追いつけないんだよ…。」
「母ちゃんすごい!獲物ー!楽しみ!」
「で、カカシ君は?熱は多分下がってると思うんですが、傷の状態を見て薬替えますから…。」
「…すみません…お義父さんご迷惑を…」
「カカシ!寝ていないと駄目だろう!」
「カカシー!寝てないとだめー!」
「そんなに一斉に言わないでいいから!サクモさんはちゃんとご飯食べましたか?」
「ああ。イルカ君が持ってきてくれた。」
「…作ったら食べてくださいよ?夕ご飯は多分うちのが獲ってくるから、それを待ちましょう。えーっと後は風呂か。」
「ああ、うみの。勝手に悪いかとは思ったが、風呂が沸かしてある。どうする?」
「え!ありがとうございます!」
「カカシは無理だが、イルカ君は風呂に入れた方がいいだろうと思って。」
「すみません!…そうだな。カカシ君の傷も見たいし、まず風呂入ってこないと!汚れたままだと良くないもんな。」
「父ちゃん!イルカも入るー!」
「じゃ、着替え持っておいで!カカシ君は…うん。熱は下がったね。でももうちょっと寝て待っててくれな!風呂は明日まで禁止!」
「あ、はい!ありがとうございます!」
「いいから、君はがんばりやさんだからなぁ…無理はしちゃ駄目だよ?」
「はい!」
「とうちゃーん!着替え持ってきた!」
「お!ありがとう。よしよし!自分のもあるな!じゃ、入るぞー!サクモさんは?」
「あ。」
「…忘れてたんですね。コイツと一緒だと大変だから、ちょっと待ってて下さい!すぐ上がります!」
「いや、俺は…」
「ちゃんと風呂入ると気持ちイイですから!じゃあまずお前を洗わないとな!」
「お風呂ー!えへへ!」
「こら!イルカ!暴れるんじゃない!」
「カカシ、布団にもどりなさい。」
「…俺、早く治す!絶対!」
「そうだな。…焦るのは良くないが、早く治るといい。」
「…お風呂…!そうだよね!一緒の家だもんね…!」
「俺はすぐ上がるから、うみのにちゃんと診て貰おう。」
「うん!父さんありがとう!」
*****
「ふー!お待たせしました!さ、ゆっくり入ってきてください!」
「いや、俺は…。」
「フサフサもお風呂!今度一緒に入る!父ちゃんのぼりも楽しいから、きっとふさふさ登りも楽しい!ねぇねぇ!今、登ってもいーい?」
「かまわないが。」
「わぁい!」
「あ!こら!」
「にゃ!?ヤダー!首掴むのヤダー!下ろしてー!」
「駄目だっていっただろう!サクモさん!早く!この隙に入って来てください!」
「ああ。」
「あー!ふさふさがー!」
「イルカ!ほら、パジャマちゃんと着て!カカシ君の治療お手伝いするんだろう?」
「にゃ!そうだった!お手伝いー!」
「ふぅ…。…あとはいつ帰って来るかだな…。」
*****
「ありがとう父さん。」
「傷の周りは後で消毒しよう。」
「うん。」
「カカシー!ご飯片してきた!ねぇねぇ!身体拭けた?あとお薬!」
「ありがとうイルカ!…アレ?そういえば、お義父さんは?」
「うみのは、今ちょっとな。」
「母ちゃん帰ってきたからご褒美中なの!」
「えーっと。そっか。」
「流石うみのだな。傷の治りが早い。この状態なら問題ないだろう。」
「うん。いつもの薬より効くみたい。すごいなぁお義父さん!いつか教えてもらえるかな…?」
「父ちゃん教えるっていってたよ!イルカも一緒に覚えなさいって!」
「そっか…!」
「染みるが、我慢できるか?」
「大丈夫。く…っ!」
「痛い?痛い?」
「…っ…大丈夫。」
「傷を焼いてもいいが、血は止まっているからな。それにこの薬なら化膿止めも入っているからそのままでも大丈夫か…?縫うには乾きすぎているし…。だが他に何か…!」
「えっとね?えっとね?舐める?」
「えーっと…あのね?イルカはガーゼにお薬塗って、そっちのテープで傷口を覆うように貼ってくれる?あと、父さんは包帯巻いてもらってもいいかな?動かないようにすればいいだけだから。」
「わかった。」
「テープ!貼る!」
「ありがと!」
*****
「カ、カカシ君!無事かい!?」
「え?ああ、おはようございます!お義父さん!」
「父ちゃんおはよう!」
「うみの。何かあったのか?」
「…包帯きっちり巻けてる…それに、一応薬も大丈夫そうか…。良かった…!」
「イルカがガーゼ張ったの!でねぇ!ふさふさが包帯巻いた!」
「そうか…!良く頑張ったなイルカ!サクモさんも手当ての仕方を伝えていかなくてすみません!」
「ああ、カカシが覚えていたから大丈夫だ。」
「そ、そうですか…!…やっぱり危なかったんだな…!?」
「ありがとうございます!お義父さん!おかげさまで大分良くなりました!」
「うん、良かったけど…君は今までほんっとーに苦労してきたんだね…。」
「あ、あの…お義父さん、大丈夫ですか?」
「え?ああ、気にしないでくれ。寝ぼけて登ってきて降りないだけだから。」
「んにゃ…?うー…まだ、もっと…!」
「ほら起きて!食事にするぞー!」
「はぁい!」
「にゃ!ご飯!起きるー!」
「…さて、なに作るかなー?」
「あ、俺!手伝います!」
「うみの。口に合うかどうか分からないが、もう作ってある。」
「ええ!?…あ、ホントだ出来てる…!ありがとうございます!」
「いや、今回任務を代わって貰ったからな。それに、カカシの手当ても。すまない。」
「そんなのはいいんですって!あ、でも、この美味そうな飯は頂きますね!」
「ごはんー!」
「一緒に食べよう!」
「うん!」
「では、温めてこよう。」
「あ!俺がやりますから!」
「ねぇねぇカカシ!父ちゃんとふさふさ仲いいね?」
「うん!…うみのさんがイルカのお父さんでよかった!」
「うん!ふさふさもうちのになってよかった!」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きをがんがんどんどんばりばりじゃんじゃんサクサクぽりぽりかりかりこそこそ出来心でアップしてみる。
ふさふさの治療方針は野戦モード。子ぬこは本能モードなので色々苦労する子カカチ。
そしてふさふさの密かなる侵攻に、父はいまだ気付いていなかったり…?
ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!!


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