ドキドキ遊園地-中盤戦?(肉食獣のいる生活もしも編)

もし肉食ぬこと子どものころ会ってたらどうなってたかなぁという妄想続きをさらにどんどん…(中略)…勢いあまってアップしておきます。
やべぇ…続いちまったってばよ…!?


「フライングカーペットも面白かったな!」
「楽しい!」
「ぐるんぐるんも楽しい!」
「イルカが可愛いです!」
「子どもたちも楽しめたようだし、ありがとう。うみの」
「そ、そうですね!なんかカカシ君の感想が気になりますが。で、あの、サクモさんは…?」
「ああ、これは訓練に使えそうだが、速度はさっきの乗り物の方があったと思う」
「…そう、ですか…。えーっと!つ、次はコーヒーカップとかどうですか?うちのが好きなんです!…色々問題はあるんですが」
「土産物か?入り口の近くに確かに店があったな。だが、三代目はコーヒーを飲むという話は聞かないが…?」
「土産物じゃなくてですね…」
「父さんこれ見て?乗り物のことだと思うよ!」
「ああ、この地図…そういえば、ここだけ乗り物ではなく何らかの施設のようだったが」
「あ、お化け屋敷ですか?イルカが怖がるかもなぁ…?」
「怖くないもん!やっつける!」
「やっつけちゃ駄目!お化けは脅かすのがお仕事なんだぞ?」
「ううー…でもがばってきたらえいってやる!きっと楽しい!」
「母ちゃんのが一杯やっつけられるもん!」
「だーめーだ!お前も!」
「「なんでー?」」
「なんででも!」
「イルカとお化け屋敷…!それって、もしかしなくてもチャンス…!」
「カカシ君…!?今なんか不穏なことを…!」
「やはり妖物が?討伐任務で捕らえたことがあるが、こんな所に封じられているのか…」
「ああ、違うんです!ここにいるのは…ほら、肝試しみたいなもんですよ!」
「肝試し…ああ、確か変化や幻術で脅かすものだったな」
「ふさふさがさっき行きたいって言ってたからお化け屋敷行く!やっつけちゃ駄目なの詰まんないけど!」
「そうだな…サクモさんも折角ですもんね!」
「術を破ればいいんだろうか?」
「えーっと…その辺は後で相談しましょうね…俺と一緒に回って…」
「あのね?父さん。お化け屋敷っていうのは、お化けの格好になった人が脅かしてくるから、それできゃー!って騒ぐのを楽しむんだよ!」
「きゃー、か。わかった」
「…何か色々不安だけど…カカシ君、ありがとう…」
「いいえ!さ、行きましょう!ねー?イルカ!」
「行くー!」
「でもコーヒーカップ乗りたい!ぐるぐるぐるって…」
「あーとーで!ご飯はお化け屋敷出てからにしような?」
「はぁい!」
「そうですね…!盛り上がってからの方が…!」
「カカシ君がイルカを見ててくれそうだけど…。うちのとサクモさんが…!油断できないな…」
*****
「あ!あったよ!恐怖の館…って何か名前がアレだけど。えーっと?危険な犯罪者をコレクションしたとかなんとか…」
「そうか。ここは監獄なのか」
「違うと思うけど、そういうテーマみたいだね」
「じゃ、行っくぞー!怖かったら父ちゃんに…」
「お客様。当館は一度に3人までのご入場となっております。お子様は保護者の方とご一緒に入館されては如何でしょうか?」
「え!じゃあどうしようか…カカシ君と…いやでも!サクモさんとじゃ…!」
「イルカがカカシと一緒に行くね!行こう!」
「うん!」
「あ!待ちなさい!」
「…では、うみのは奥方と一緒の方がいいだろう」
「三人までだから一緒に来てください…一人はちょっと…」
「ふさふさも一緒がイイと思う!競争!」
「わー!?こら待ちなさい!引っ張っちゃ駄目だってー!」
「お客様―!お気をつけてー!」
*****
「にゃ!なんか一杯人の気配!」
「夜目が利かない一般の人なら楽しいのかなぁ…。ここ。これじゃイルカが怖がらないよ…色々見えちゃうじゃない」
「ん?誰かいる!」
「あ、ホントだ」
「ひひひひひ…!」
「牢屋の中に変なおっちゃん!」
「そうだね。でもすごいね!これ変化じゃないんでしょ?良く出来てるなぁ!」
「血が…血が欲しい…!」
「にゃ!何か飛んできた!赤いけど…血のにおいしないー!でも欲しいの?ゆけつっていうの父ちゃんがしたことあるけど、病院行かないと駄目だと思う!」
「そうだね!イルカは優しいなぁ…!…にしても…これはなんかもっと別のチャンスを狙わないと駄目かなー?でもそろそろ何か仕掛けくらいあるよね!」
「んー?わかんないけど楽しいね!」
「そうだね!イルカと一緒ならどこでも…」
「うわぁ!」
「あ、父ちゃんの声!」
「えーっと。父さんかな?お義母さんかな?」
「サクモさん!脅かさないで下さいよ!」
「すまない」
「…なんだろう?父さんなにやっちゃったのかなぁ…」
「近いから待ってとイイと思う!」
「そうだね。結構サクサクきちゃったからなぁ。ここでちょっと時間とっても大丈夫だよね!」
「あ!イルカ!カカシ君も!」
「あ!いたー!イルカにちっさいふさふさ!」
「すみませんお義父さん!父さんがまた何か…?」
「いや、うん。なんでも…」
「入り口で白い着物の女性がいたのを見ていたら、どうやら隠し通路があるようだったからそこを探っていたら…うみのを驚かせてしまったんだ」
「うっ!その!いつの間にか二人ともいなくなってて、急に手が壁から出てきたから!しかも掴みましたよね!?結構本気で避けたのに!お前も一緒になってガタガタ壁揺らすし!」
「すまない。つい。声を掛ければよかったんだが、うみのが慌てていたようだったから早い方がいいかと…」
「出られなかったからガタガタしてみたの!でもふさふさが出してくれた!」
「…父さん。お化けはここの人の仕事だから、休みの日ぐらい任務は忘れた方がイイと思うよ?」
「そうだな。それにしてもかなり大掛かりな仕掛けだった。大名の屋敷の隠し部屋ともまた違っていて面白いな」
「楽しんでもらえたんならいいんですけどね…」
「あのね?やっつけちゃ駄目って言われたからやっつけてないけど。あれはやっつけていいの?」
「あ、何かいますね」
「赤い!」
「そうだな。赤いな」
「…お化け屋敷は失敗だったか…!」
「血のりのつもりかなぁ。何か赤すぎてペンキみたいだけど。一応足に鎖つけてあるんだね」
「えーもーのーだぁああああ!まぁああてぇえええぇええ!」
「獲物って言った!獲っていい?」
「駄目だから!あれは自己紹介じゃなくて脅し文句!」
「詰まんないー!」
「母ちゃん!獲っちゃ駄目だって!でもあのがしゃがしゃいうの面白い!」
「……」
「あ、その、すみません…。ほら!お化けの人も困ってるだろう!」
「これは…なるほど。樹脂か…?良く出来ている。変化の術よりもチャクラを消費しないで…」
「サクモさん!マスクを観察しない!」
「父さん行こう?えーっと…ごめんなさい!」
「わかった」
「にゃ!イルカも行くー!」
「競争!負けないもん!」
「わー!?お化け屋敷で全力疾走するんじゃなーい!…はぁ…」
「…えーっと。大変そうですね…」
「あ、その、お化けの方にお気遣いいただくとあれなんですけども…まだなんかやらかしそうなんで先急ぎます!」
「…変な客だったな…」
*****
「お化け屋敷というのは、中々面白かった」
「そ、そうですか…お化けの方が皆驚いてたけど…それなら、いいのか…?」
「父さん!次はアレ!」
「コーヒーカップ乗るの!」
「そうか。これか。…だが形状としてはティーカップに近いと…」
「あのー…サクモさん。今度はイルカとカカシ君と一緒に乗っていただけませんか…?」
「そうだな。イルカ君なら遊び方を知っているだろう」
「…すみません。うちのと子どもたちを一緒に乗せるとちょっと…」
「わかった」
「二人っきりの…でもまだメリーゴーランドが残ってるし…!父さんとも…」
「イルカあの青いのがいい!」
「母ちゃん赤いのに乗る!」
「しょうがない、よな…」
*****
「わー!こ、こら!だから回しすぎちゃ駄目だって言ってるだろう!」
「きゃー!ぐるぐるぐるぐるー!楽しいー!」
「サ、サクモさんたちは…って!?なにやってんですかー!」
「ぐるぐるぐるぐるー!回るー!回るー!」
「結構早いね!」
「ふさふさ!もっと!」
「分かった」
「父さん、俺も手伝うね!」
「ありがとう」
「…人の話聞いてないし!ってわっ!ちょっ!駄目だって言ってるだろう!」
「ふさふさに負けないもん!」
「わー!?こらー!」
「…赤いカップと青いカップのお客様。速度が速すぎます!それ以上回さないで下さい!」
「いわんこっちゃない!しょうがない…止めないとさっきのホットドックはなしだぞ!」
「えー!そんなの酷い酷い!」
「いってぇ!…はぁ…でもこれで速度は…」
「父さん。回しすぎだって」
「そうか。では止めよう」
「そこー!術は駄目です!」
「分かった」
「ぐるぐる終り?もっと回りたい!」
「次は別のにのろうね!」
「ぐるぐる回るの?楽しみー!」
「父さんも楽しかった?」
「ああ、これは中々面白いな。まるで日向家の…」
「ふさふさ!次行こう!早く早く!」
「待ちなさい!ほら、お前も行こう!」
「我慢した!肉!」
「分かったって!ほら、みんな一旦ご飯にしような?」
「はぁい!」
「そうだな」
「…食べてからの方がムードが出るかな…!」
「ちょっと、休憩しないと…!」

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子ぬこイルカと母ぬこと苦労する父続きを(中略)出来心でアップしてみる。
あれー…続いちゃったのは何故なんだ…!?
クリスマス系ド粗品ー……何とか何とかしたいー…!
だって天使が…!!!
一応ー!ご意見ご感想などお気軽にどうぞ!!!


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