被害者一同の嘆きと感想(いつでも側に…!)

「…帰ってくると、必ずと言っていいほどあの二人が受付で…」
「わかります…!わかりますとも!帰ってきたとたんにあんなの見せられて、やっと里だと思って気が抜けた心にうっかり染みこんじゃったんですよね!」
「インパクトとか被害とか心の傷になるレベルですしね!」
「確かに印象は強かったんだ。写輪眼の殺気も恐ろしいが、その写輪眼を踏みつけてる中忍も…」
「あー…キレた時のイルカは結構危険ですからねぇ…」
「アイツは…普段は礼儀正しいやつなんですけどね。我慢して我慢して…限界きちゃうととことんまでキレるから」
「そういえば、いつも恐ろしいほど怒りを…!」
「そうなんですよ!…しかもさ、アイツ怒り出すと相手がどんなんでも立ち向かっていっちゃうよな?」
「そうだよなー。アレでよく戦忍やってられたよ」
「上忍相手なのに、躊躇いもせずああも。しかも写輪眼の方も何故か身もだえして陶酔しきっていたし」
「…えーっと、なんていうか、アレはその、戦場では別なんだと思うんですが、イルカの前ではただの駄犬です」
「受付所でセクハラまがいのことだけはやめさせたいんですけどね…」
「…ということは、あの受付の…鼻傷の中忍は元々は戦忍だったのか…!?」
「そうです!あれでもそこそこ強いし、Aランク任務もこなしてるんです。…普段というか、あんなの見てると信じられないと思いますけど」
「一応アカデミーの中では結構やる方に入ってます」
「そ、そうか…。だが、あの中忍程度では写輪眼相手では一瞬だろうに。あそこまで強硬な態度を取れるというのが…」
「最初は敬語でした」
「だんだんボロが出始めました」
「写輪眼はその時からあんな調子なのか!?…俺の知っている姿からは想像も…」
「そう、ですね…むしろ悪化した…?」
「深く考えちゃダメだ!アレはアレだ!かわんねぇ!」
「ここまで被害が出ているというのに、一向に…それこそ三代目あたりも放っているというのが信じられん」
「あー…なんていうかその、火影様くらい器がでっかいと…なぁ…」
「あれだよなー…孫みたいにかわいがられてるもんな。二人とも」
「言いたいことは山ほどあるんだ!…それなのに、どうして俺は…!真っ赤な顔して怒っていて、ソレを蕩けそうに甘い瞳で見つめているのがいて…!なんでこんなにホッとしてるんだろうと…!」
「えーっと、飲んでください!」
「ほら!とりあえず中生!」
「ありがとう…」
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「薬持ってきたぞー!ほら!飲んどけ!」
「…お前は、いいやつなんだよなぁ…」
「色々迷惑だけどな…」
「なんだよ?失礼だな!」
「お前は、そのままでいいんだ…!」
「まあ、なんでもいいけどな。ちゃんと休めよー」
「「ああ…」」
「飲んだくれても大丈夫なくらい平和だってことだから、ま、いいんだろうけどな」


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被害者一同の嘆き?
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