新年も変態8(変態さん)



これの続き。


「初詣…って、イルカせんせー!ここ誰もいないってばよ?」
「ここは知ってる人が少ないからな!穴場だろ!」
「さ!お参りするわよ!ねー!サスケ君?すっごくかっこいわ!」
「…ふん」
「イルカ先生…こ、こんな人気のない所で5ぴ…あんっ!」
「握りつぶされたくなかったら黙れ」
「そ、そんなことされたら…!でちゃう…!」
「ちっ!ほら、まず穢れた手を洗って、それから口、最後にひしゃくの柄だぞ」
「はーい!」
「っし!こ、こうかってばよ?」
「きゃっ!なにすんのよ!水はねちゃうでしょ!」
「わー!ごめんってばよ!サクラちゃーん!だってこれなんか動きにきーし…!」
「あーこうして、こうだ。結婚式なんかでも着る正装なんだぞ?今から慣れとけ。潜入任務でも…」
「結婚式…!サクラちゃんと…!」
「…夢見がちなとこは駄犬の影響アリ、か…!?」
「まあ、でも孫にも衣装よね?アンタも普段からちゃんとした格好しなさいよ?一応そこそこなんだから」
「おう!へへ!サクラちゃんに誉められちまった…!」
「お?サスケは上手だな!」
「…これくらい、普通だろ。それより…大丈夫か?」
「ああ、気にするな。いつものことだ。…でも流石にしつこいな」
「イ、イルカ先生の肌を伝った水…!おいし…あぁん!」
「ひしゃくを穢すんじゃねぇ!ほら、行くぞ!お前も洗え!脱ぐなよ!」
「はぁい!着衣でしっぽり…!」
「ちっ!まあいい。いくぞ!ほら手ぬぐい」
「おっと!ありがとうイルカ先生!」
「…ありがとうございます」
「あ、私も手、拭かなきゃ!」
「はは!やっぱりサクラは女の子だなぁ?こういうときにもちゃーんとハンカチ持ってるぞ?お前らこういう気の使える子に迷惑ばっかりかけるんじゃないぞ?」
「お、おう!…サクラちゃんのハンカチのがよかったなー…」
「母さんも…」
「ん?どうした?サスケ」
「なんでもありません。…おい、いい加減にしろよ?一応曲がりなりにも、アンタ俺たちの上忍師だろ!」
「ああ。…ま、でもその前にイルカ先生の犬だからな!お前たちもいつか運命ってやつを見つけたら分かる」
「運命って…言葉だけならステキですけど、イルカ先生困らせないで下さいよ!」
「そーだそーだ!イルカ先生歩きにくいだろ!なんでそんなにくっついてんだってばよ!」
「愛ってヤツは…お前らにはまだ早いかなー?」
「うぅ!なんかむかつくってばよ…!」
「くそっ!…だが相手にしたらしただけつけあがるからな。コイツ」
「しょうがないわよね…。イルカ先生!なにかあったら私たちに教えてね?」
「おう!ありがとな!…まあ、その。自分でなんとかするから心配するなよ?」
「「「イルカ先生…」」」
「イルカ先生…袴…隙間から色々…!」
「黙れ!でも…一応こいつらの前だと気を遣うんだな…?いつもならとっくにその辺の茂みに…」
「い、今すぐですか!?」
「初詣に来たと言ったはずだぞ駄犬…?物覚えの悪い犬は…そうだな。長期任務にでも…」
「任務プレイですね!い、一緒に任務なんて…あ、でも間男どもが心配か…!いっそ全員…!」
「まてまてまて!どうしてそうなる!?」
「先生たちー!じゃれてないで行きましょ?冷えちゃう!」
「あ、すまんすまん!」
「愛の戯れを理解できないなんて…まだまだお子様…おっと!」
「黙れクソ上忍師…!」
「サ、サクラ…!?」
「サクラちゃーん…おちついてくれってばよ…!」
「サクラ。ドベ。ほら、行くぞ!そいつの相手なんてすんな」
「はぁーい!」
「ドベじゃねぇってばよ!」
「…行くか」
「そうですね…!快楽の園に今すぐにでも…あぁん!」
「願い事、決まってるのか?駄犬」
「あ、はい!イルカ先生と出会ってからぁ…!毎年一緒なんです!」
「そうかそうか…奇遇だな。俺も一緒だ。適った例はないけどな…」
「うふふふふ…!俺のは、叶ってますよ!きっとイルカ先生のお願いも…」
「…まあいい。行くぞ!」
「はぁーい!」



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というわけで変態さん。
ま、だあとちょっと…!
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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