猫の耳に念仏（ねこやまい）

「だからね、とらにゃん。カカシさんが自分の縄張りに他の猫がいるの駄目だっていうんだ。」
「グルル…」
「それでね。今度からお外にいるときに遊ぼうと思うんだけど。」
「ウゥゥ…！」
「だってね、カカシさんがね？」
「ガウ！」
「わあ！重いよ！」
「ゴロゴロゴロ…」
「わっこら！舐めないの！」
「ちょっと…浮気…！？」
「あ、カカシさん！」
「ウゥゥゥゥ…！！！」
「コイツ。まだ来てたの。」
「あの！何度か説得してるんですけど！でもやっぱりカカシさんの忍犬君たちみたいにはいかなくって…。」
「イルカがそんな顔しなくてもいいんだよ？ま、俺がその馬鹿ト…猫しつけるから。」
「でも！いい子なんですよ！ちょっと今唸ってるけど、多分カカシさんが急に現れたからびっくりしてるんです！！！」
「そりゃそうでしょ？俺、今時空間忍術つかったし。コイツ俺がいると出てこないからね。」
「グルル…ガウゥ！」
「こら！駄目だろとらにゃん！」
「ああ、イルカ。俺ちょっとコレと話があるから、少しだけ席外してくれない？」
「え…？」
「大丈夫。喧嘩したりはしないから。」
「は、はい！」
*****
「勝手に人の猫に触らないでよね？」
「グルルルル…！！！」
「一丁前に威嚇してくるなんて生意気だな。ま、…コレで何も出来ないけどね。」
「！ガウッガウウウッ！」
「その首輪、取れないから。で、うちの中で勝手にイルカに近づこうとしても…」
「カカシさん！お茶です！」
「フギャン！」
「あれ？とらにゃんは？」
「ああ…お家に帰しました。」
「すごいですね！カカシさん！忍犬を扱ってるからですかね？俺が説明しても中々納得してくれなくて…。」
「ま、ちょっとね。」
「あ、窓開いてる？暑かったですか？」
「大丈夫。もう閉めちゃおっか。」
「はーい！」

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ぬこばかりなのはどうしてだろう？？？
その後とらにゃんとカカチの仁義無き戦いが…あったりなかったりするかもしれません。