|
「もうすぐクリスマスか…」 「なにやってんのー？ご主人様。ぼーっとしてると襲うよ？」 「うわっ！猫！…あーその、お前は気にしなくていいんだ！帰るぞ！」 「ふぅん？誤魔化すの？」 「い、いやその！…なぁ、猫。お前はクリスマスって知ってるよな？」 「んー？まぁね。女が集りに来る日でしょ？ま、俺の周りのは集るって言うより襲ってたけど。クマも大変だよねぇ？」 「お前クマの知り合いまで…っと。それは別にいいけど、集るってなんだ集るって！？」 「だってそうでしょ？その日はヒマだの予定があいてるだのって寄ってきて、寄って集って飯にかこつけてヤリたがったり」 「ヤリ…！？なんでそんなことに！？…もてるってのは知ってたけど流石におかしいだろ…！？」 「ま、俺は大抵任務はいってるんだけど」 「…そっか。やっぱりな」 「んー？」 「ああ、なんでもないぞ！ほら、寒いだろ？帰るぞ！」 「…ま、いいけどね」 「それにしてもお前と外で会うのも珍しいけど、声かけてくるのも珍しいよな？」 「そ？結構見てるんだけど。色々」 「…い、色々？なんだそれ！？」 「かわいいよねぇ？ご主人様って」 「かわいいってなんだ！失礼な！そもそもお前の方が…っと！な、なんでもない！」 「大名の見得だの、恋人のフリしろとか言い出す馬鹿の都合より、ご主人様のが大事」 「見得？それになんだ恋人のふりってのは？そういうのはちゃんと告白してだな…！偽者なんかで誤魔化しても無駄じゃないか」 「ん、そうね」 「まあ、政略結婚がどうので俺もやったことあるけどな…フリとか言われても困るばっかだったぞ？」 「へぇ…？それってどこで？」 「守秘義務だ！一応恋人がいるから結婚できないのなんのって話には持って桁けど…まあそれからなんだかしらないけど結局本当に好きだった人と逃げちゃったみたいだけどな！その人！」 「あらそ？んー？どうしよっかなー？」 「…必ずしも誉められたことじゃないけど、やっぱり本当に好きな人と一緒にいられる方がいいもんな…」 「そうね？」 「ま、まあなんだ！クリスマスもお祭りみたいなもんだし！楽しいのが一番だ！」 「そうねー？」 「あー！そうだ!お前、今日何が食いたい？もう一応肉は買ってあるけど…」 「ご主人様が食べたいなー？」 「へ？」 「今すぐたっぷり食べたいからもって帰るね？」 「ななな！？なんでそうな…うわぁ！？」 「…もう、見てるじゃやっぱり足りないもんね？」 ********************************************************************************* 猫の日クリスマス編こっそり続いたらごめんなさい。 ねむい。ではではー！ご意見ご感想等御気軽にどうぞ！ |