紅葉狩り(変態さん)



「冬ですね…!寒さが厳しいって言うか、愛があればいつだってなんだって立ち向かえるって言うか!あぁ早くイルカせんせの熱い中に包み込まれたい…!二人で熱く熱く交じり合ってもういっそ永遠に繋がったままで…!」
「うるせぇ。服を着てから言え。尻をもむな声がでかい!気配だけはちゃんと消せてるのはなんでなんだ…!」
「そうですね…!い、今すぐ着衣プレイ…!やっぱり冬だしぃ…!どうせなら二人羽織とプレイとか…!茂みの中で二人っきりって…も、もうもう!最高ですよね!かけちゃいたい!」
「ナニをだ!いや待て言わんでいい想像はつく!…はぁ…」
「なんて悩ましいため息…!待ちきれないんですね…!い、今すぐ…!」
「さわんな!大体今何のためにここにいると思ってんだ!任務先でどうしてそこまで盛れるんだろうなぁ…!?この!駄犬が!潜んでる意味なくなんだろうが!」
「あぁん!も、もっとぉ…!そ、そこもあそこもここも激しく…!」
「踏まれ待ちしてんのバレバレなんだよ!ターゲットは!どうなってんだ!言え!言わんならもう踏んでやらんしお前なんか捨てて帰ってやる!」
「ああぁん…!あ、ターゲットならぁ!さっきちゃーあんと綺麗に処理して梱包して、後輩に押し付け…頼んできました!」
「なんだと!?じゃあもう任務終わってんじゃねぇか!しかも押し付けって言ったよな今!?」
「お、押し付けて欲しいなんて…!むしろ今すぐ入れちゃいますね…!いつだって俺の暴れん坊は臨戦態勢ばっちりで…あぁん!」
「全裸で野外でって時点でどうかしすぎてるが、任務でまで下らないことを…!いっそそのやたら元気のいい物体を切り落としてやろうか…!」
「は、あぁ…も、もう…!でちゃ…!そんなプレイまで考えてくれただなんて…!イ、イルカせんせぇえええ!」
「さわんなって言っただろうが!なんで嬉しそうなんだ!もうじゃねぇ!お前のせいで迷惑をこうむった後輩の方に土下座して来い!」
「お外でやりたいな…!なんて…!」
「お前の願望垂れ流してる場合か!あと色々ほかのもんまで垂れ流してんじゃねぇ!よだれとか!そっちの危険物は仕舞えと言ってるだろうが!せめて下着だけでも…いやもういっそどっかに埋まってこい…!う、うぅぅ…!」
「こっちからも…ほら、ね…?」
「ぎゃあ!さわらせんな!そんなもん!…しかしホント所構わずおっ勃てるよなお前は…。いっそ病気を疑いたくなるレベルなんだが」
「イルカ先生がいつだって魅力的だからですよ…?心配しなくても俺のはイルカ先生以外に反応しませんから!」
「さわやかに微笑まれてもビタイチ嬉しくないんだよ!…下半身丸出しだし、説得力まるでないからな?そいつをなんとかしろ。俺は早く帰りたいんだよ!」
「なんとか…!なんとかしちゃっていいんですね…!」
「ただし自分でだ!俺は手伝わん!」
「み、みててくださいね…?もう見られてるだけで…!」
「うぅ…無視だ無視!…ってだがちょっと待てよ?ま、まさか貴様、後輩って人にもその格好であったのか!?」
「え?ああ服着てましたよー?一応古巣仲間ですしぃ。暗部服とかにしてみたんですけど、も、もしかしてそっちにも興味とかあっちゃうんですね…!」
「ない。一切ない。ビタ一文ない。まあ全裸よりマシだが」
「あ、ありのままの俺を全身で受け止めてくれるなんて…!イルカせんせいったら男前で色っぽくて流石魂の片翼!永遠の伴侶…ぁあん!」
「チッしかたねぇ!着ろ。ホラ…俺が着てた忍服だぞ?」
「ほ、ホントだ…!イルカせんせの匂いがする…!甘くて切なくても、もうもう…!」
「気色悪いが背に腹は…!いいからとっとと着ろ!」
「はぁい!」
「相変わらず意味不明に早いよな。着るのも脱ぐのも。よし。じゃあ帰るぞ!」
「そうですね…!どこがいいですか?そこの茂みとか、それともあっちの木の上とか、いっそ全部片っ端からですよね!」
「しないと言った筈だ!第一ハロウィンだなんだと騒いだ挙句に人のこと包帯で縛り上げるわろうそく持ち出すわ挙句透明人間だとか訳の分からん術を…!くそ!」
「最高でした…!透明な俺に翻弄されてもがいて喘いで縋ってきてくれるし、透明だから中までよーっくみえちゃいましたしね…!」
「あれは!殴りたいのにみえねぇし仕方なく…!訳のわからん術使いやがって…!しつけと罰則兼ねてんだぞ!この任務は?わかってんのか!」
「罪…イルカ先生の存在自体が罪ですよね…!奇跡って言うか…!最高のお尻と笑顔とむっちりしたふとももと乳首もかわいいしもちろんそこもあそこもそこらじゅ…あぁん!」
「…駄犬。どうせお前字空間忍術で家まで帰れるようにしてあるよな?」
「はぁい!もっちろーん!だってほらぁ…!外でしたくなってもお布団の方がいいプレイだったとき困りますしぃ!」
「なら俺はそれで帰る。お前はここで俺のために…そうだな。一番綺麗な紅葉でも探して来い。俺がいいというまで何度でもだ。わかったな?」
「はぁい!じゃ、早速!」
「ぎゃあ!何しやがる!服返せ!ま、まさかパンツまで…!?」
「この世界でもっとも美しいって…イルカ先生のことですよね…!イルカ先生を真っ赤に染め上げて欲しいって…!ロマンティック…!」
「違うに決まってるだろうが!はなせ…っぁ!」
「どこもかしこも真っ赤にしなきゃ…!まずはどこですかね…!ここかなぁ…あそこかなぁ…!」
「んっ、く、そ…!」
「ああもうおいしそう…!最高ですね!紅葉狩り!」
「妙に素直に任務引き受けたと思ったら、それが目的か…!」
「うふふふふふ…!帰ったら…!そろそろクリスマスだし色々…!」
「うぅぅぅ…!救いは、ないのか…!」


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とりあえず変態さん。秋、解き放たれたケモノは獲物をたらふく頂いてご満悦だったという…。
かわいそうな後輩さんたち変とかふえたりふえなかったりするかもしれません。
ご意見ご感想お気軽にどうぞ。

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