「あ、カカシさん。飯食ってきますよね？」 「うん」 「手ぇ冷たいですねー？ほら俺の手あったかいでしょう？」 「うん」 「あのね」 「はいはい。家帰ったらたっぷり聞きますから。でもその前にまずは風呂入って飯食って、酒も飲みますよね？」 「うん」 「へへー！今日はね、貰い物の野菜もあるし、新米もあるし、魚買って帰ればすぐ食えます！今日はなににしますか？」 「えーっと」 「おう！イルカ先生！と銀髪の兄ちゃん！仲いいねぇ！今日はいいアジ入ってるよ！」 「お！美味そうだなぁ！」 「サバもお勧めだ！あとは寒ブリ！それとこっちの…」 「アジ、かな」 「おっちゃん！アジ二尾！あとそっちの寒ぶり刺身でもいけるよな？」 「あたぼうよ！」 「そんじゃ両方！他に食いたいもんありますか？」 「ない、と思う」 「相変わらずだなぁ？兄ちゃんよ。もうちこっとはっきりしねぇと！嫁さんこなくなっちまうぞ？」 「あー。その、えーっと、この人は」 「イルカ先生もねぇ…世話好きで豆なのはいいけど、なーんで嫁さんこねぇんだろうな？こんな日だってぇのに野郎二人でよ。そいでさ、今度うちのカカアに頼んでいい嫁さん探してやろうかって。この間も…」 「間に合ってます」 「あぁ？なんで銀髪兄ちゃんが？」 「おっちゃん！お代置いとくよ！」 「おう！おまけしといたから刺身でくいな！」 「うお！イワシ！ありがとう！おっちゃん！」 「いーってことよ！じゃあな！イルカちゃん！」 「だから俺はもうイルカちゃんとかいう年じゃねーって！」 「ははは！そうだったな！イルカ先生！まいどあり！」 「そんじゃまたー！」 「…イルカせんせ」 「あーそんなにぎゅうぎゅう握らなくても、俺は逃げませんよ？」 「うん」 「…なにがあったんですか？」 「さっき。イルカ先生を取られそうになった」 「…取られたりしません。俺はもてねぇし、おかみさんにあったらちゃんと断ります」 「…うん」 「帰りましょう？」 「うん」 「今日はね。ケーキもあるんです」 「けーき？なんで？」 「クリスマスですからね！」 「ふぅん？」 「枕元に靴下置くの忘れないで下さいね」 「…うん」 「あーもう。かわいいじゃねぇか！」 「なにが？」 「いーんですよ。アンタはそのままで。こんなかわいい人いるのに他なんか目に入りませんって」 「イルカ先生」 「ふむぐ！…お、往来でなんてことすんですかアンタは…！」 「したくなったから。帰ろう？」 「わっ！飯の！後ですからね！」 「うん」 「…ちくしょーかわいい顔で笑いやがって…！覚悟しろ…！」 ******************************************************************************** 適当。 イブには何かが起こるという話。いちゃコラすればいいと思う。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |