酷暑の怪奇9(変態さん)


「イルカせんせ…!は、花火綺麗でしたね…!むしろイルカせんせの色っぽさの方がはじけるようにあふれ出して俺の下半身の方がもうもう…!」
「強く祈れば叶う…ってことは、もしかして過去も変えられるんじゃないのか」
「あ、それは多分むりでぇす!…やってみたことあるんですけど、ダメでしたから。未来には確定しない要素があるんで、強い願いでそこに干渉することができるらしいです!」
「…そうか。お前にも変えたい過去があるんだな」
「ま、今はぜぇーんぜん!欠片も!そんなこと思いませんけどね!」
「なんでだ?お前、そういえば辛いことばっかりだっただろ?さっきの子どもくらいの年にはもう…」
「だってねぇ…今じゃなければイルカせんせと出会えなかったかもしれないし、出会えても、結婚できなかったかもしれないし、こんな風にいっしょに花火見ていちゃいちゃできなかったらしんじゃいますし!」
「駄犬にきいた俺が馬鹿だった!…本当にお前どうしようもないな」
「そうなんです…!も、もうどうしようもなく疼いて疼いて…!光輝く夜空を見上げならエッチはまた今度にスルとして、ささ、今すぐ浴衣緊縛おしゃぶりプレイ…!」
「帰るぞ。駄犬」
「えー?でもでもぉ…今日は折角だしお外で!ね!あ、ちなみにイルカせんせの体液を付けねらう不愉快な泥棒猫はちゃぁーんと結界で滅ぼしますから安心してくださいね!」
「なんだお前捨てられたかったのか。そうかそうか。じゃあな」
「い、いやぁあ!だめぇ…!す、捨てないで…!」
「まだ縁日も少しなら残ってるだろ。焼きそばとお好み焼き買って、あとカキ氷は…お前甘いの食わないもんな。俺の分だけでいいか」
「イルカせんせの股間にもって…ひんやりおいしい氷バナナとかおいしいですよね…!」
「カキ氷は止めるか。…あとはまあ、ビールはまだあるんだろ?」
「もっちろんでぇす!たーっぷりそれはもう一杯ありますよー!…むしろ一杯俺のをしゃぶって飲み干してください…!」
「今度はしゃぶ…なんかしらんがお前しょっちゅうなんかしらの変態行為に執着してるよな…」
「うふふふふふ…!前で後ろで…!むしろ二輪ざし…!」
「ナルトも無事に帰ってきたってことは、アイツも無事に帰ったんだろうし、お前の処分は保留にしてやる。俺も全力で祈ればいいだけの話だしな」
「イルカせんせもお願いごとですか?うふふふふ…!で、でもぉ!イルカせんせのお願いならこんな所に祈らなくても、俺がなんでも叶えてさしあげちゃいますから!任せてください!」
「子どもなんぞいらん。お前だけで手一杯だ。…あの子どもは、かわいかったけどな」
「そんな…!イルカせんせったらそんなにも俺のことを…!あぁんもう!が、がまんが…!」
「家に帰るまでおとなしくしてろよ駄犬?帰ったら飯食って風呂入って…そうだな。踏む位はしてやってもいい」
「ほ、本当ですか…!さ、さ!早く帰りましょう今すぐ帰りましょう!ほーら!ちゃぁんと焼きそばもカキ氷もお好み焼きもたこ焼きも他にも色々!」
「相変わらず無駄に素早いな!?…まあいい。帰るぞ」
「はぁい…!どこ踏んで貰おうかなぁ…!ふふふふふふふ…!」
「揺らいだら、負けだ。チビすけがどんなにかわいくても…絶対に折れねぇぞ…!そもそもあんな無茶苦茶なことを常識だと思われたらかわいそすぎる…!」


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変態さん。
というわけで、駄犬のおかげでお祭りが大変だったという話でお送りしました(`ФωФ') カッ!
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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