「ねぇ。まだー？」 「まーだーでーすーよー」 「まーだー？」 「まだって言ってんでしょうが！いいからアンタは寝てなさい！」 「…怒られちゃった」 「怒ったというか呆れてるんです。チャクラ切れ起こしてるくせに！こっちの書類はもうちょっと掛かりますから、アンタはしっかり寝て…」 「むしろチャクラ切れ起こしてるからじゃない。寂しいんだもん」 「屁理屈言わない！」 「って！相変わらずいい拳骨だよね」 「ほら、しっかり寝て、早く治して下さいよ」 「ヤだね．だって治ったらまたアンタを置いていかなきゃならないじゃない」 「…黙れ。それ以上口開くんなら殴ってでも寝かしつけますよ…？」 「ちぇー？本気なんだもん嫌になる」 「置いていくなんて、言うな」 「…うん。ごめん」 「任務、お疲れ様でした」 「ふふ…結局撫でてくれた」 「あ、アンタがあんまり喚くからでしょうが！撫でろ撫でろって！」 「喚くよー？それでイルカせんせが構ってくれるならなんだってする」 「アンタこそ、本気でしょう。それ」 「もちろーん？」 「ニヤニヤ笑ってる余裕があるんですかねー…？」 「何よ。それ」 「なんでもって、アンタ今言いましたよ？」 「…てんぷらは嫌です。それでなくても弱ってるから今食ったら吐くかも」 「ならいいです。…ったく！軽口叩くからですよ！」 「で、ホントは何して欲しかったの？」 「…うるさい寝てろ」 「言わないと…そうねぇ？イルカせんせの後のお口が…」 「わー！？わー！？真昼間から何言い出しやがる！？」 「言ってよ。お願い」 「…くそ！そんな顔反則だ！アンタ無駄に顔だけはいいんだから普段隠してて正解です！」 「そ？ふふ失礼しちゃう」 「にやついてんじゃねぇっていってんでしょうが！」 「照れなくてもいいじゃない。顔、気に入ってるんでしょ？俺の」 「…くっ！ええ！そうですね！」 「かわいーなぁもう！ね、もっと嫉妬してよ？もっと俺を欲しがって、泣いて縋って引き止めて」 「言われなくても。アンタぼんやりしてるからどっかに迷っていかないように、命がけで引き止めてやりますから…死なせて何てやらねぇ」 「うん」 「…飯は、何度もいいますがまだできねぇから、後で出来上がったら起こしてあげます」 「ちゅーは？」 「黙んなさい！い、いい年こいて恥ずかしいことばっかりいいやがって！」 「はーい」 「どこにも行かないでくれなんて言わないから、絶対に帰って来い」 「…努力は、しますよー？俺が帰るのはアンタの所だけだから」 「…寝なさい」 「ん。おやすみ。…おはようのちゅーもよろし、く…」 「惚れちまった方の負けだよな…きっと」 ******************************************************************************** 適当。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |