「おいしい？」 「美味いです！」 「一杯食べてね？チャーシュー追加―」 「え！で、でもいいんですか？カカシさんは？」 「んー。ま、いいからいいから」 「へへ！ありがとうございます！んまい！」 「あーおいしそう」 「え？」 「ん。だいじょぶ。ね、ビールも飲む？」 「ビール…！」 「ビールもねー」 「あいよ！」 「お。イルカじゃん！…って！ははははははたけ上忍！？」 「ん。こんにちは？」 「こ、こんにちは」 「お前も一楽か？美味いよなぁ！」 「そ、そうだなえーっと」 「はいビール。飲んで？」 「頂きます！プハァ！うめぇ！カカシさんも！」 「ん。俺はいいの」 「そ、そうですか？俺だけってのも悪いなぁ」 「替え玉いる？」 「うっ！で、でもですね！すでにチャーシューが…！」 「おつまみ代わりに。あ、えだまめと餃子もー」 「あいよ！」 「あああの！でも！俺ばっかりじゃ…！」 「んー。いいのいいの」 「すみませんオヤジさん。俺ちょっと用事思い出しちまって！か、かえります！」 「え！帰るのかよ！美味いぞ？」 「じゃーな！イルカ！…えーっと。その。が、がんばれ！」 「変なヤツ」 「はい餃子―」 「うお！うまそう！頂きます！」 「ん。一杯食べてね…？」 「はい！」 ＊＊＊＊＊ 「あれ？今日イルカ遅くねぇ？珍しいな」 「…俺さ、昨日はたけ上忍がイルカを狩ってるのみた」 「へ？」 「ラーメン食わせて酒飲ませてさ、ガッツリ尻もまれてるのにうまそうにチャーシューにかじりついてた。…だからさ、きっと…」 「…そ、そういやなんかずっと狙ってた節があるよな…！？アイツ鈍いから全然気づいてなかったみたいだけど」 「ううううう…！でも見捨てた！いやだったら逃げるよな？な？」 「ど、どうだろうな？アイツ酔っ払うと気が大きくなるし大らかっつーか」 「…イルカ…ごめん…！」 「ま、まあそのさ。何かが起こっちまってても…！」 「おはよーございます？」 「わあ！はははははは！はたけじょうにん！？」 「でた！」 「イルカ先生ちょっと体調悪くしちゃったからお休みなんだけど、代わりに俺が」 「い、いえ！結構です！今日はホラ！受け持ちの授業もありませんし！」 「そうです！大丈夫です！イ、イルカはどうですか？」 「おいしかったよ」 「え」 「え」 「じゃ、そういうことで」 「…イ、イルカ…！？」 「うわーうわー！上忍に食われちまったのか…！？ホントに！？」 「あ、君。昨日の」 「はははははい！」 「これからもイルカのことよろしくね？」 「は、いぃ…！」 「じゃ」 「…イルカ…」 「出勤してきたら慰めてやろうな…」 ******************************************************************************** 適当。 出勤してきたらたっぷりのろけられたという二重に不幸な同僚君だったりして。 ご意見ご感想お気軽にどうぞ。 |