くすり(あくまで子イルカ)

「カカシ!昨日祝っといてなんだけどさ!今何歳?」
「あー今16くらいかな?」
「ふーん。」
「それがどうしたんだよ!」
「あのさ、俺より4つ年上ってこと?」
「お前何歳なんだよ?」
「12歳!将来性を感じるだろ!!!」
「俺は将来が無いみたいだろそれじゃ!」
「大丈夫だって!カカシはきっといい嫁さんになるよ!!!毛あんまりはえてないし!!!」
「…ちょっと待て!いまなんつった!?」
「だからー毛がないから…」
「それは体質だし、俺の場合は色が薄いから目立たないんだよ!その前!」
「濃くならないよなぁ…。」
「人の腕を悲しそうになでるな!いいんだよ!別に濃くなくても!!!」
「でもさ!いつかはもっさもさを目指してるんだろ?」
「…目指してない…なんでそんなおっさんみたいな…」
「アスマ兄ちゃんは理想的なモサモサ具合だよなぁ…!」
「あんなもの目指すんじゃありません!アレは濃すぎ!お前も…将来は多少生えてくるだろうけど、あそこまでモサモサしてんのは異常だ!!!」
「…そうだったのか!!!さっすがアスマ兄ちゃん!男の中の男だぜ!!!」
「何で感動してんのか知らないけど!不必要な努力する前に、お前はもうちょっと常識を学びなさい!!!」
「カカシ…」
「何だよ!」
「そんなお前にコレをやる!」
「ふぐっ!」
「薬草ケーキだぜ!!!コレでばっちり毛…」
「美味いがいらん!!!人の話を聞け!!!…でもこれ確かに薬草の味…調合!どこで調べたんだ!?またその辺のおっさんに聞いたんじゃ…!?」
「本で調べろって言ったじゃん!じいちゃんちの書庫で調べたんだよ!」
「そうか…!イルカ…賢くなって…!でもな勝手に三代目の…」
「でね、禁?薬って所においてあった!!!効果抜群だってさ!」
「わー!わー!!!なんて事を!くそっ…」
「アレ?トイレかカカシ?落ち着き無いなぁ相変わらず。腹減ってんだなきっと!」

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すぐに吐き出したので、カカチはもさもさになりませんでしたが、しばらく悪夢に魘されましたとさ。
因みに調合はあっていましたが、塗り薬なので惜しい!結果に終わったという話。

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