五月の攻防（いじめっこ）

「くっ…ってー…！なんでわざわざこんな日に…！」
「こんな日って何よ？帰って来たんだから、ちょっといちゃいちゃするくら当然でしょ？」
「コ、レの…っ！どこ、がちょっとだ！めちゃくちゃしやがって…！」
「ああ。いい眺め。もっとつけとけばよかったか。」
「冗談じゃない！これ以上、弄繰り回されたら…！」
「休んじゃないなさいよ。別にいいじゃない？」
「イイ訳あるか！…今日はこどもの日なのに…！」
「なにそれ？今日はアカデミーも休みなんじゃないの？」
「特別講義っていうか…皆で作ったこいのぼりを上げるんです！チャクラコントロールの練習になるから…！それなのに！」
「それくらいなら、俺でも出来る。アンタは寝てればイイ。」
「馬鹿言うな！ぅっ…！」
「ああほら、ろくに立てもしないじゃない？」
「誰のせいだ！」
「いい声で鳴いて縋ってきたの誰よ？」
「っ！あんな…！あんなことするほうが…！」
「欲しかったら、挿れてっていってみなって言っただけじゃない？」
「…！！！馬鹿野郎！うー…っ！くそっ！」
「いったいなぁ！…ああもう、ナニ無理してんの？」
「今日は皆で練習したのを見に来てくれた保護者に見せるはずだったのに…！」
「アンタホント無駄にがんばるよね？」
「離せ！さわんな！」
「ああ、はいはい。喚かないの。…ちょっとじっとして。」
「…！？あ、温かい…？」
「どう？痛みが取れたでしょ？」
「凄い…！医療忍術…！？」
「の、真似事かな？どっちかっていうと痛みを誤魔化すだけだから。」
「これならできる！」
「…無理はしないでよね？」
「アンタが言うな！…！時間だ！行ってくる！」
「ああもう…どうしてああなんだか。」
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「何で着いて来るんだ！俺は一人で…わっ！」
「心配してるんでしょ？」
「下ろせー！！！」
「黙っておとなしくしてなさいよ。俺が見てないと絶対無茶するくせに。」
「無茶なんか…！」
「ウソツキ。…いいからしっかり捕まってな。行くよ。」
「わぁ！？」
＊＊＊＊＊
「あーあ。やっとアンタを独り占めできる。」
「…アンタのせいでイルカ先生が空飛んでたって言われたんだぞ…！」
「あっそ。…まず風呂か。」
「それに…あの銀色の人誰って聞かれたし…！」
「パジャマは要らないし。…あ、でも飯はいるか。アンタよく食うもんね？」
「イルカのぼりなんて言われた…！」
「いいじゃない。そんなのどうでも。」
「よくねぇよ！何であんな…！」
「早くイチャイチャしたかったからに決まってるでしょ？折角休みだから抱き潰して閉じ込めとこうと思ったのに…。また生徒なんか構って。」
「！？そんな理由で！？だからあんなにしつこかった…」
「ま、それだけじゃないけどねー。任務長かったから。」
「ふざけんな！俺は…」
「まだ、あんたが足りない。飯ももういいよね？さっきなんかもらって食ってたし。」
「そうだ！柏餅！…一応あんたの分も…」
「いらない。…ソレより風呂。」
「菖蒲湯！風呂場においてあるから入れ…」
「どうでもいいよ。そんなの。」
「下ろせ！俺がやるから！」
「ダメ。」
「何でだ！折角買ってきたのに…！」
「ああもううるさいなぁ。…風呂に入れればいいんでしょ？その何とかって言うの。」
「菖蒲だ！」
「それ風呂に入れるから。」
「そうそう！菖蒲は魔よけの効果が…」
「ま、焦らした分、あんたにはたっぷり鳴いてもらうけど。」
「なんてこと言い出すんだ！」
「もう待てない。」
「うわぁ！？」
＊＊＊＊＊
「く…っ！この馬鹿上忍…！」
「うるさいなぁ…早く寝なさいよ。起きたらまた付き合ってもらうんだから。」
「なっ！？」
「じゃ、おやすみ…。」
「…疲れてるくせにこんなことばっかり…。満腹の猫みたいな無邪気な寝顔しやがって…！」
「ん…。」
「うわっ！…そんなにぎゅうぎゅう抱きしめなくても逃げないのに…。ばーか…。」

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本編にしょうかなー？と思いつつまにあわなそうだったのでこっちに下書き状態のまま上げてしまった…。多めに見てやってください…！コレかいても間に合わないでオーバーランしちゃうから…！
…もしもご意見ご感想がございましたら、お気軽に拍手などからどうぞ…。