おこたと老人(よめ)


「寒いときはやっぱりこたつだな!ちょっと大きいサイズにしてよかった!」
「そうですね!新しいのにして良かったです!…うふふ!色々楽しいですよね…?」
「その。こうしてよめともくっついて過ごせるし…!」
「イルカせんせったらもう…!」
「み、みかんも美味いし!お茶もすぐ側で入れられるし!手の届く所に幸せが一杯あるって最高だなぁ!」
「俺も、幸せです…!」
「み、みかん剥いたから!」
「くれるんですか…!うれしい…!」
「その、えっと…あーん?」
「うふふ!あーん!おいしいです!俺からも」
「ん。美味い!」
「俺もおいしいです。…やっぱりなんか食べてるとこっていいよね…?」
「へへ!よかった!実はその、これじいちゃんからの貰い物で…」
「あー…最近貢物多いですよね。お礼は俺から伝えておきますね?」
「なんてできたよめなんだ…!あんなに沢山酷いことされたのに…!」
「ん。だってイルカせんせに悲しい思いして欲しくないですから」
「俺は、よめが悲しい思いをする方が嫌だから、その」
「最近しつこかったですもんね…。毎日毎日付け届けが」
「どうしてじい…三代目はこんなにできたよめを悪くいうんだかなぁ…。受け取らないと泣き出しちゃうし…」
「泣き落としか…クソ爺…!」
「え?」
「んーん。なんでもありません。疲れてるんじゃないですか?イルカせんせが俺に取られたと思っちゃったとか」
「そうか…!さすがうちのよめさん!考えもしなかった!じいちゃんはじいちゃんなのにな…。いっぱいお世話になったし、大事にしたいけどよめいびりするような人とは付き合えない」
「イルカせんせ。大丈夫です。俺からまた相談にいきますから。ね?」
「そんな!危ないからやめなさい!」
「大丈夫です。…でも、怖い目にあったら…なぐさめてくださいね?」
「もちろん!むしろ一緒に…!」
「だーめです。だってこれは俺と三代目の問題でしょ?」
「うっ!…でも!」
「困ったら助けてーっていいます。俺のこと、信じて?」
「も、もちろん!信じてる!…でもその…」
「そんな顔しちゃ駄目でしょ…?」
「とりあえず!なにかあったら絶対に教えること!」
「はぁい!」
「お茶でも入れ…」
「はいどーぞ」
「…こんなに気が利くよめなのになぁ…。いつも、ありがとう」
「いいえ…!だって最高の旦那様ですから、ね?」
「うっかわ…!…今度こそ絶対によめを守ってみせる…!」
「コタツプレイ最高なんて店でいったからばれたかなー?」
「え?」
「なんでもないですよー?…こうしてしばらくくっついてましょ?」
「へへ!そうだな!」


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破廉恥行為のためにおこた買い換えた上忍。
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