暴走(変態さん)




「鍵は…かかってるな。いない、か?」
「お布団ですね!ごはんもすぐに!もちろんお・れ・も!キャッいっちゃった!でもでもぉ…ソフトに!ですよね!」
「うお!…うるせぇ失せろ!」
「はぁい!何かあったらいつでも呼んでくださいね…!あ、破片は危ないからきれいにしちゃってぇ!あとは…うふふふふふふ…!」
「くっそう!絶対何かたくらんでいるに違いないってのに、なんなんだここんところのこの大人しさは…!大体なんで砕いた扉が一瞬で元に…!?」
「それまではぁ写真とぉ…使用済みの…ふふふふふふ…!」
「ううううう…!言動は相変わらずなのにやり辛い…!」
「扉の向こうのイルカせんせ…あ、あ…は、ふっ…!」
「いやちょっと待て。これは…なんかこう…妙なプレイを覚えただけでいつも通り、か?」
「名前とかパンツとか靴とか靴下とか…が、考えただけで…!がまん…がまんしなきゃ…!寝てる間にちょっと素股くらいで…!」
「オイ待てクソ上忍!なにとんでもないことを!ま、まあある意味いつも通りだが、俺は容赦せんぞ!」
「…イルカせんせ。大丈夫。大丈夫ですよ。ちゃあんと俺が未来永劫!この命尽きようとも執拗に見守り続けますから!ま、まだ死ねませんけどね!」
「ッ!黙れ。駄犬が!」
「あっあっ!よ、容赦のない踏みつけ…!はっあぁ…!も、もう…もっとって言いたいけど駄目ですぅ!」
「うぉあ!な、なんだよ!足抱え込むんじゃねぇ!」
「ね。落ち着いて…?そんなに激しく動いたら…おしりがステキ!」
「意味がわからんわ!」
「あぁん!だ、だめえ!だめです!激しっ…!危ないからあ!」
「涎たらして喜んでるくせに随分だなぁ?ええ?」
「イルカせんせの、ほ、本気…!」
「おい駄犬。…そこにひざまずけ」
「は、はい!こうですかぁ?」
「腹見せて…まあ珍しく服着てやがるから不快なもんは…チッ!もう濡れてんじゃねぇか」
「あ、あん!あぁ…!」
「軽々しく死ぬとかいうな。…お前の主人は誰だったか忘れたのか?」
「そんな…!俺は、俺はイルカ先生の犬…!ずっとずぅーっと!なにがあってもイルカせんせが一番ですから!」
「…なら、分かっているな?…勝手に死ぬなんざ許さねぇ」
「はぁい!あ、そ。そこも…ああぁん!」
「…寝る」
「へ?あ、…が、がま…ん…!こういうのもす・て・き…!」
「俺は、何を」
「イルカせんせ?」
「寝る。寝るったら寝る。じゃあな駄犬!」
「不安で一杯のイルカせんせもかわいい…!うふふふふふ!俺が!がんばって支えますからね…!!!」


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変態さん。
5月なので(`ФωФ') カッ!
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