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「追いかけてくるな」 「え！？なんで？なんで？」 「やだっていってるじゃん！腕はなせよ！」 「…だ、だって…イルカちゃん。俺置いてどこ行くの？」 「置いてっていうか…そういやさ、お前、だれだよ？そもそも？名乗らないじゃん！」 「えっと…な、名前とかは秘密…」 「…うっさん臭い覆面はいいとして…何で最近普通に俺んち見張ってんの？」 「見張ってるんじゃないよ！ただ…イルカちゃんが心配で…」 「そんなのいらない！そこに座ってんのは勝手だけど、手、離せよ！」 「うぅー…っ！」 「あ！？ウソだろ！？なんだよ！泣くなよ！」 「だ、だって、どうしたらいいかわかんなかったんだもん！イルカちゃん、俺を置いてくの…？」 「あ―もう！…夕飯の買出しに行くだけだ！だからお前も帰れ！」 「夕飯の買出し？なら俺も行く！イルカちゃんったら野菜食べてないでしょ？」 「う、うるさい！ちゃんとその、それなりに…！」 「そうだよね…つくり方分からないだけだもんね？」 「…べ、別に困ってなんか…！」 「ね、お台所借りていい？別にイルカちゃんの分盗ったりしないからさ」 「ウソツキ！お前この間俺の飲みかけのジュースもアイスも盗ったじゃないか！」 「一口だけじゃない！だってあんまりイルカちゃんが美味しそうだから…」 「…一口だけなら食ってもいい。俺は下忍なんだからそれ以上集るなよ？多分お前…中忍とかなんだろ？」 「…う、うん。そうね。下忍じゃない」 「なら…行くぞ！」 「うん！」 ＊＊＊＊＊ 「追いかけてこないで」 「今更だろ。お前だって俺の言うコト聞かなかったじゃないか」 「ちょっと！馬鹿言わないで。アンタ死にたいの？」 「そっちこそだろ？俺は、絶対に死なない」 「そんなの…！そんなこと言ってみんな俺を追いて…！」 「泣くなって言っただろ？」 「そんなに優しくなでないでよ…。もう俺は子どもじゃない」 「ま、そうだな。俺もお前ももう子どもじゃない」 「な、に…？」 「俺が出る」 「ま、待って！待ちなさいよ！どうして急に…！俺は、もうあの頃の事は忘れたんだって…」 「忘れるわけないだろ？あーんななっさけない顔してたくせに、あの頃もう多分アンタ上忍だった。だから俺も助かったんだ」 「急に消えてごめん…。でも…！」 「じゃ」 「待って！駄目だって言ってるでしょ！」 「お前も来い」 「え！」 「俺がついてるんだから、ヘマなんかしたら許さないからな！」 「う、うん…！」 「ああもう！だーかーらー！泣くなって？」 「大丈夫…。ね、帰ったらさ、一杯聞いて欲しいことがあるんだけど」 「あやまんならもう遅刻だぞー？…まあいいや！行くぞ！」 「うん！」 ********************************************************************************* どんどん適当！ この後チャクラ切れの中忍を襲ったりしてみるといいかもしれないと思う。 これ、うっかり手直ししてオフ本になってても許して…。 ではでは！ご意見ご感想など御気軽にどうぞ！ |