きれいにしよう！（かぼちゃのてんぷら）

「あらら？こりゃすごいね」
「おかえりー！丁度休みだし、そうじするには丁度いいだろ！食糧の整理も…って！？わあ！？はははたけ…！？」
「ただいまー」
「…あ、ちがったっけ！びっくりするじゃないか！ちゃんと玄関から入ってくるなんて！」
「ま、いいけど。…なんでそんなに身構えるのかねぇ？」
「あったりまえだ！伝説の上忍だぞ！すごいんだ！多分！よく知らないけど！」
「そうねぇ？…知ってたらとっくに俺の瞳に気付いてるだろうし？」
「瞳？相変らずそっちの目は激しい充血具合だよなぁ？ちゃんと寝ろ！」
「寝てるでしょ？イルカの隣で」
「だ、だから！ああいうコトしないで寝ればいいだろ！ずーっと寝不足だと危ないし、飯がまずくなるじゃないか！」
「んー？この様子じゃ食事してないでしょ？ま、今日はその前に片付けないとね？これ」
「うっ！あとちょっとだ！…そのはずだ！だからお前はもうちょっと外で…」
「そうね。この間備蓄食糧チェックの時に俺が整理したし？あらら、寝室まで一杯なのね」
「そうなんだ…なんでか知らないけど荷物が増えてるような…？」
「そりゃそうじゃない？俺が暗部辞めたでしょ？」
「そうだな。お陰で背後に知らない人がいるような気がして落ち着かないし…」
「荷物、増えるでしょ？制服だって違うんだし」
「そ、そうだった…！ってことは…お前のせいなんじゃないか！」
「ま、そうかもねぇ？イルカはお土産食べて待ってて。俺が片付けるから」
「お土産！そういやなんかうっすら美味そうな匂いが…！」
「かわいい顔しちゃって…ほら、これ。食べて待ってて？」
「うわぁ！美味そう…！かしわもちだ！」
「こういうの好きでしょ？」
「美味い！」
「さてと、食べるのに夢中になってる間に色々片付けないとねぇ？」
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「美味かった…！」
「そ、ならよかった。こっちも大体片付けたよー」
「え！？おお！キレイになってる…！」
「押入れの食糧倉庫は没収だから。あんなにインスタント溜め込んじゃ駄目でしょ？」
「あ、あれはだな！いざという時の非常食に…！」
「らーめんばっかりだったけどねぇ？」
「うぅ…！らーめんは…美味いんだ！」
「…ま、もう食べ過ぎないように見て上げられるし？兵糧丸ならちゃんと用意してあるから」
「兵糧丸は…腹が膨れるけど美味いの作るの難しいんだよなー…挑戦したけどチーズ味が限界だった」
「ソコまで研究してたのね…」
「今度味見させてやるぞ！お前その格好になってもまだなんか細っこく見えるもんなぁ？一杯食え！」
「そ？でも脱いだらそうでもないでしょ？」
「…脱いだときなんて覚えてない…そんな余裕…」
「ま、いいんじゃない？慣れるように一杯するから安心してね？」
「な！？」
「ああほら、逃げないの。今はまだシないよー？ご飯でしょ？先に。今日はあじのたたきだよー」
「あじ…あじは美味いんだよなぁ…！」
「やれやれ…大分慣れてはきたし、あとちょっとかなー？」

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まだまだおびえがちなアホ中忍の調教に勤しむ黒上忍だったとさ？
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