帰還(妖精さん)
「どうしたんだイルカ?そんなに食いもん買い込んで?」
「あ!こんにちは!アスマに…先生!」
「なぁ、何かあったのか?」
「えへへ!カカシさんがもうすぐ帰ってこれるって式が!」
「そうか、それでか。…あの野郎…イルカに心配かけやがって…!」
「いいんです!帰って来てくれるから!」
「結構長かったもんなぁ?辛かったろ?俺んちに遊びに来いっつってもこねぇし、爺も寂しがってたぞ?行ってやらなかったんだろ?紅だって…」
「だって…俺がいない間に帰ってきてたらって思うと…!」
「あー泣くな泣くな。よく頑張ったなぁ…!」
「…でも!信じてましたから!」
「まあ、アイツは意外にしぶといからな。」
「…俺の妖精さんだし!」
「あ?いまなんつった!?」
「帰ってきたらすぐご飯食べられるようにしようと思って、食糧沢山買ってきたんです!やっぱり里で最初のご飯はご馳走にしたいなぁって!」
「でもな、これ買い込みすぎだろ?どうすんだこの…鯛とかステーキ肉とか野菜も山盛りだな…。」
「あ、これは、皆でお祝いするのもいいなぁって!帰ってきてすぐは疲れてるだろうから翌日くらいにしようかなって!」
「…アイツがそんなコト許すタマか…?まあいい。重いだろ。家まで運んでやるからいっこよこせ。」
「え?でも…俺別に大丈夫ですよ?」
「そんな目の下にくっきりクマつけてよろよろしたヤツが言っても説得力ねぇよ。いいから。お前はそっちの花とか果物とか持て。」
「わっ!…あ、ありがとうござま…」
「ちょっーとクマ。…俺のイルカに触らないでくれる?」
「てめぇ!イルカになんかあったら承知しねぇっていっといたよな…!?」
「カカシさん!カカシさん…!お帰りなさい…!!! 」
「ああ、ごめんね?遅くなって、心配かけて…。」
「カカシさんがちゃんと帰ってきてくれてよかった…!」
「イルカが信じてくれたからね…?」
「…うっく…俺、ずっとずっと待ってたんです…!」
「うん。ありがと…!」
「…ちっ!おいカカシ!」
「なによ。邪魔なの分かるでしょ?」
「…ちゃんと慰めてやれよ。あと、一応…帰還できてよかったな。」
「もちろん。イルカが…俺を待っててくれるからね。」
「じゃあな。…イルカはてめぇのせいで弱ってるからちゃんとその辺も気をつけろよ!」
「あー…りょーかい。……ね、イルカ」
「はい!」
「お家帰ろう。それから一杯一緒にいよう?」
「はい…!」

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予告編的な?…まあ当然この後美味しく…げふんごふん!
とりあえず、うちのかわいこちゃんたちにカカチの帰還を祝ってもらおうと思います!…多分。 ご意見ご感想がございましたら、お気軽に拍手などからどうぞ!

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