研修旅行(いつでも側に…!)


「イィィイルカせんせぇえええええ!!!」
「うるさい黙れ。なぜ全裸なのかは今更聞かんが邪魔も許さん。…このクソ寒いのに…!無駄なコスプレも不許可だ!」
「だめぇええ!俺も!俺も行きます…!」
「は?」
「そんな可愛い顔して悲壮な覚悟なんて決めちゃダメです…!」
「何の話だー!?」
「行くんでしょう…俺を置いて…!」
「そうだな。是非貴様と離れた生活をたとえ一瞬でもいいから送りたいが…だから一体何の話だ!?」
「だって…だってだって…!うわぁああああん!」
「うるさい!」
「ああん!イルカ先生の足ぃ…!も、もっとぉ…もっと踏んでください…!」
「…踏んで欲しかったら吐け!一体何の話だ!」
「そんなに…そんなに俺とのことを気にして…!でも大丈夫です!俺も一緒に…!」
「…ハウスだ駄犬。俺はちょっと三代目の所に用事ができた。さっさと聞いてこないと埒があかん…!」
「はぁい!ささ!一緒に行きましょうね!!!」
「そうはいくか!てや!」
「いやん!イルカ先生ったらぁ…も、もうそんなに大胆に誘っちゃって…ス・テ・キ…!」
「なにがだ!?気色悪ぃのは相変らずだが…悶えるのはまだしも触るな揉むな!…ん?なんかすーすーするな…?」
「うふふ!…パジャマ…!最高の眺めです…!!!」
「何を喜んで…!?うおあ!?なんで下が!?返せ…あ、いや、やっぱりいらん。むしろ二度と着たくない…!」
「パジャマを半分こ…愛し合う二人のためにぴったり…!!!当然ですよね…!!!引き離したらお互いに…!だからこそこれからどこまでも奥深くまでぴったりと交じり合って…!!!ああん!」
「駄犬が…!何しやがる!!」
「あ、ああ…見える…!」
「…覗き込むな!興奮するな!それ以前に話がさっぱりわからん!パジャマが…!?なんでそう無駄に…!」
「だってぇ…イルカ先生が選ばれたって…!」
「任務か?それなら守秘義務ってもんがあるだろうが!情報が入ったからってそう簡単に…!ソレと何故貴様はそんなに…パジャマが湿って…!?もう着られない…!」
「イルカ先生が行くんなら、俺も行きます…一人で悲壮な覚悟を押し隠して普段どおりに振舞わなくていいんですよ…!」
「貴様が普段どおり過ぎて腹が立つわ!いいから失せろ!若しくは任務に行って来い!」
「大丈夫です!ちゃぁあんと!俺も同行しますよ!」
「…いい加減聞き飽きたが、どこへだ!?」
「間男だらけの国に、研修だって…!」
「え?あ!そうか!そういえばそろそろ俺が当番だな…!他里の教育に直接触れる機会なんて早々ないし…!」
「うっうっ…!野郎だらけの見知らぬ地で怪我されるのを恐れながら、それでも毅然と微笑んで俺を安心させようと…!」
「妄想するのは自由だが、うるさいからだまれ。…とにかく…そういうわけだ!駄犬!貴様は大人しく待っていろ!周囲に被害を出すなよ!」
「はぁい!ちゃぁああんと側にいます!!!」
「なんでそうなる!?」
「だって…一人でここで放置プレイもいいんですけどぉ…寂しくなってちょーっとチャクラとか暴走しちゃうかなぁって!」
「脅迫か…!?駄犬の分際で生意気な…!いっそ捨て駄犬…」
「研修って初めてですね!色々…学…間男めえええええ!!!」
「く…っ!正気に戻れ!これ、もかして三代目の前でもやりやがったな…!?」 「イルカせんせ!ずぅーっとずぅーっと!いついかなる時も片時もはなれずに見守りますから!安心してくださいね…!」
「…諦めるしか…ないのか…!?いやだがこんな駄犬を他里に知られたら…!?」
「うふふふふふふふ…!!!二人っきりで…!!!」
「…いっそ止めるべきなのか…!?」


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駄犬久々!
ニーズなくても…これだけは…!
ではでは!ご意見ご感想など御気軽にどうぞ!

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