痴話げんか（いじめっ子）

「アンタなにやってんの？」
「任務中だ！見れば分かるだろ！」
「ふうん？また勝手なことしたんだ？任務いくなっていったのに！…で、何で怪我なんかしてるのよ！？」
「だから！終わってからにしろ！くっ！追いつかれたか…？」
「いいけど。…行くよ。」
「なっ！お前の任務じゃないだろ！」
「任務期間中の上忍が同里の交戦中の仲間見たら助けても不思議は無いでしょ？報告書に記載したっていい。」
「いいから！帰れ！」
「駄目。俺が片付けた方が早い。」
「うるせぇ！…いいか！黙って待ってろ！…もうすぐ片付く。」
「あ、そ。…そういうことね？」
「何だぁ？増援か木の葉の忍！オレたち相手に随分と少なかったなぁ！？舐めてかかるからこういう目に遭うんだよ！」
「コイツは増援じゃない。それに俺たちの隊が少ないんじゃ無くて、お前たちが雑魚なだけだ。」
「ふざけやがって！殺せ！」
「へへ！口ばっかりのゴミが二匹になったって大したことねぇだろ！」
「じゃ、見ててあげる。ちょっとだけね？」
「ああそうしてろ！…全く！」
「ぐあぁ！？」
「ひ、ひぃ！？」
「うわぁ！」
「何だ！？あ、足が！俺の足が！？」
「掛かったな。コレで全員確保だ。」
「じゃ、帰るよ。」
「馬鹿野郎！まだ任務中だ！これからコイツら全員ひっくくって突き出さないと！」
「いらないでしょ？アンタの仲間がいるんだし。…囮になるために怪我なんかして…！」
「イルカー！そっちはどうだ！？」
「お前俺庇うなんて無理するから…ひぃ！？は、はたけ上忍！？」
「あ、大丈夫だって！」
「囮じゃなくて…またやったの！？…やっぱりもううちから出さな…」
「ああもう！アンタ黙れ！…怪我の手当て適当にしたらコイツら片付ける！」
「いいから！お前もう帰れよ！」
「そうだ！その腕結構深いだろ！」
「大丈夫だって！」
「そんなわけ無いでしょ？」
「わっ！だからアンタは黙って見てろって言っただろ！」
「これ、持って帰るから。後は何とかできるでしょ？…ほら、コイツも貸す。」
「忍犬！」
「ありがとうございます！イルカの手当て！お願いします！」
「…顔、覚えたから。…じゃ。」
「だから俺はまだ任務中…！うわぁ！？」
「走るよ。血止めして。」
「できるか馬鹿！」
「馬鹿はアンタでしょ？」
「なっ！？」
「アンタほっといたら怪我ばっかりするんだから…弱いくせに。」
「うるさい！そりゃアンタよりは…でも俺は！」
「勝手に怪我なんかしないで。」
「…あんたも、そんな顔するな。」
「イルカのせいでしょ？」
「…あーもう。しょうがねぇなぁホントに…。」
「ソレはこっちのセリフでしょ？」
「いいから、帰るぞ！」
「とーぜん。朝までじっくり身体に聞くから。」
「怪我人相手に盛るな！」
「怪我なんかする方が悪いでしょ！」
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「大丈夫かなぁイルカ…。」
「いつも喧嘩してるよな。あの二人。」
「ソレにお前も心配だよ。」
「…骨は拾ってくれ…。」
「またあの殺気ぶつけられるのか…。勘弁して欲しいよ…。」
「コレ片付けたらとりあえず飲みに行こうな。」
「そうだな。飲んで忘れたい…。」

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迷惑な痴話げんかバカップル？
帰ってから手当てしたりイチャイチャしたり風呂入っていちゃいちゃしたり…。
で、合間にやっぱり奇襲されて酷い目にあう任務同行者の皆様…とか色々考えてみたものの、一本いけそうなのでこの辺で止めときます…。