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「なあ…イルカ、大丈夫か？」 「あ？」 「…いやその…。火影様に頼んで旅行行ってきたんだろ？アレ抜きで」 「あー…まあ、なんていうかアレは…」 「やっぱりか…」 「だからだな…」 「なんだよ？どうしたんだ？」 「その、目に毒って言うか…色っぽ…いや、その！色々さ、なんていうか！」 「そ、そうそう！最近体調悪そうっていうか…ぐったりしてるだろ？大丈夫かなって！」 「…そ、そうか…すまん。ちょっと、そのちょっとだな。色々と…！仕事には支障が出ないように…」 「それにさ、アレの警戒も…」 「まあ分からないでもないって言うか…ここまで艶っぽ…いやその！」 「確かに…そうかもしれないな…体力には自信があったが、精神力…修行すればきっと…！」 「そ、そうだな？残業はさ、できるだけしなくても済むように協力するぞ！それも俺がやるからもう帰って…」 「いや、俺の仕事だから。…うぅ…っ！アレが、アレが…！」 「だ、だからその！…何があったかの詳細は別に知りたくな…」 「…最近、駄犬が待てを覚えたんだ…」 「へ、へー？凄い進歩だな！」 「でもやっぱり襲い掛かってくるんだ。しつけが足りてない証拠だ…！こっちがあの弱弱しい態度に油断するのをまってるんだ…！駄犬め！」 「あー…そ、そうなんだ…」 「隙をみせちゃだめなのに、どうして俺はもっと強く跳ね除けられないんだ…！あ、あんな顔反則だ…！」 「うっわー…だから最近こんなにやつれたっていうか…色気…」 「結局旅行行ったのに帰ってきたら散々…うぅ…っ！」 「な、泣きだし…！？えーっとその、そろそろ出てきちゃうか！？アレ！？」 「お茶入れてくるから！あと…襲撃に関しては諦めような…」 「そうだな…！？来る…っ！」 「ひっ！でた！？」 「イ、イルカせんせ…っ！大丈夫ですか…！誰に苛められんたんですか！？俺が、俺が今すぐ抹殺してきますから安心して…！」 「黙れ！お前は…さっさと帰れ！」 「出来ません…！こんなイルカ先生をおいてなんて…！」 「う、うぅ…その顔、そんな目でみるな…！それにさりげなくケツに触るな…！股間にもだ…！」 「…あのー。イルカはもう勤務終わってるんで」 「ふぅん？俺の！イルカ先生のこと呼び捨てなんていい度胸だねぇ…？」 「ひっ！で、ですから！その、アナタの大切なえーっと…お、おく？さんは猛帰宅していただいて大丈夫なんで！」 「え？ホント！じゃ、お家帰りましょうね！」 「あっいやだ…！離せ…っ！」 「ん。大丈夫。俺がいますよ…？お家に帰ったら体中隅から隅までちゃああんと触って舐めて揉んで確かめて…気持ちよくしちゃいますからね…！！！嫌なことなんてきれいに忘れちゃいますよ…！！！」 「帰った、みたいか？」 「アレ…最近以上にイルカに近づくヤツを警戒するから、もしかしてすでにイルカが孕まされたんじゃないかとかそういう話もあったけど、一応違うみたいだな…」 「とりあえずさ。もう回覧まわしても意味ないよな。避けようがないし。心配は心配だけど…あれってさ、もうアレに…」 「だよなー…。…もういっそとっととなるようになってくれねぇかな…」 ********************************************************************************* 同僚はすっかりドライ。 いろんな意味で色々大変な飼い主だったという話。 ではでは！ご意見ご感想など御気軽にどうぞ！ |