当日の攻防(あくまで子イルカ)

「はろうぃんにふさわしい夜だな!」
「なんで…どうしてなんだ…!?」
「似合ってるぞ!その…ドラキュラドレス!!!」
「ドレスって言うな!こ、これは…仮装だ!下に暗部装束のアンダー着てるし!」
「そうなんだよなー?そのやたらぴっちりしたズボンもまあいいんだけどさ。折角のミニスカなのに、セクシーさが足りなくない?」
「男にそんなもんいらん!大体なんでこれ、やたらと露出が…!?やっぱりこんなもん脱いで…」
「似合うからな!じいちゃんに自信作見せないといけないし!」
「どこがだ!俺にこんな格好させといてお前だけ…!あのジジイこんな妙なこと任務にしやがって!」
「かわいいだろ!にゃんこ人間だ!」
「…お前の考えるお化けがなんなのか不安になってきた。せめて化け猫とかそういうのならまだしも、クマ人間も犬人間もおばけじゃないだろうが…」
「あとはアスマ兄ちゃんのデコレーションを残すのみだぜ!あ、あとレアな犬友も!」
「ぱっくんはこない。諦めろ」
「えー?なんでー?」
「自分の胸に手を当てて考えてみなさい!お前のせいでパックンがノイローゼ気味なんだぞ!?」
「胸?あ、ふっかふか…!やっぱりいい生地使うと仕上がりが違うよな!今の俺は正に猫!」
「胸元の毛撫でて自己陶酔してるとこ悪いが、くまは何処だ?ついどうでもいいから聞き流してたが、デコレーションって…まさか!?」
「え?ほら、全裸はダメじゃん?」
「当たり前だ!全裸はダメっていうか…アイツをあんまりいたぶるんじゃない!」
「ほーら!リボンと薔薇の花!」
「…大体分かった。やっぱりか。…こっちよこせ。クマは…あれだ。きっと任務とかそういうののハズだ。俺が今そう決めた。入ってなくても暗部権限で派遣してやる!」
「なんで?じいちゃんちの本には…」
「あのエロじじぃの禄でもない本は参考にするな!それにクマにリボンかけて薔薇で飾っても、その手のおっさんにしかもてない!むしろ公害だ!」
「じゃ、やっぱりこっちの桃色クマゾンビ?」
「…アイツが捕まったら好きにしろ」
「へへー!決まりだな!…アスマ兄ちゃーん!衣装決まったからあとちょっとだけ待ってねー!」
「ふぐ!こ、これほどけー!!!」
「クマ…既に確保済みだったか…」
「誰がクマだてめぇ!おい!箒頭!さっさとこれ解け!」
「自業自得だ!修行しろ!」
「うっ!だ、だが、てめぇだって…!」
「ボケ老人の酔狂で任務になった」
「…そうか…すまねぇ…」
「お前、ほんっとーに三代目に似てないよなー?」
「うるせー!…だからこれ解け!」
「イルカの糖分補給に付き合うときになったら解いてやるよ」
「逃げられねぇか…!くそっ!」
「あっすまにいちゃんにもっもっもいっろりっぼんー!」
「リボン!?おいこら!まてイルカ!」
「一蓮托生だ。大体お前が捕まりすぎなのがおかしい。上忍のくせに!」
「おめぇが言うな!」
「喧嘩するほど仲がイイな!よっ!お二人さん!」
「「お前が言うな!」」
「イライラか…。そうい時には糖分補給が一番だぜ!誰が沢山もらえるか競争な!」
「もう、どうでもいい…」
「いうな…」


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当日もばたばたと…まあ色々いつも通りな二人!
ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー!

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