|
「遊びなら付き合ってあげてもいいですよ？」 「…ふぅん？」 「ああでも。体のお付き合いの方は無理です。あんな負担の大きい行為は仕事に差し支えますから」 「じゃ、キスまでなら？」 「…キス…は、その…！」 「まずはお試し」 「え…？んんっ！？ふ、あ…っ…ちょっ…や…！」 「ああ、別に不能ってわけじゃないのね？」 「なっ！？」 「キスまでなんかじゃ物足りないでしょ？体なしの付き合いなんて無理じゃない？」 「そ、それはアナタだけで…」 「違うよねぇ？…ねぇ。何を怯えてるの？」 「怯えて、なんか…！」 「付き合ってって言ったでしょ？俺はさ、俺のモノは凄く凄く大事にするんだよね」 「そうですか。それにしては随分と…」 「でもそれ以外には興味が持てないのよ。それこそぜーんぜん。ね？」 「そんな…！だってあれだけ恋人がいたのに…！」 「んー？だから俺のモノにしたのって忍犬とか忍具くらいよ？欲しいって言ったこともないし。股開いて突っ込めって言われたら、ヤった事はあるけど」 「アンタそんなんじゃ駄目だろ…。相手だってアンタの愛情とか子どもとか…」 「愛情？無理だね。そんな馬鹿は好きじゃない。それに子どもなんて無理でしょ？遊びなら、孕ませないでヤるのは最低限の礼儀ってヤツじゃないの？」 「…はぁ…。まあなんとなくわかりました。やっぱりアンタ人でなしだ」 「そうかもねぇ？ふふ…」 「な、なんですか？…俺は…」 「諦め悪い方なんだよねぇ。俺。それに…もう手放さないって決めてるのよ」 「そんなの知りませんよ！俺には関係ない！離せ！」 「どうしてそんな顔してるの？…本当は欲しいんでしょ？」 「何を…！も、もういいでしょう？話は終わりだ！」 「遊びから始めたら始めたで後でぐずぐず泣くくせに。…今なら簡単に手に入るよ？」 「そ、んな…！」 「上がさぁ。いちいちつっついて来るの。鬱陶しく。女作れって。見合いまで押し付けられて」 「それなら、それで…」 「泣きそうな顔で言っても駄目よー？…アンタが俺のモノなら最後までアンタの意志を尊重してあげる」 「え？」 「…でもアンタが断るんならごたごたするのもめんどくさいから強引に頂くけど。どっちがいい？」 「そんなの…選択肢なんてないじゃないか！」 「そうねぇ？ふふふ…逃がす気はないよ」 「そんなの、酷…」 「だからさ。付き合って？そんで俺のモノになってよ」 「…アンタは、俺のこと」 「あ、そっか。それでぐにゃぐにゃ妙なこと言い出したのね？」 「大事なことだろ！」 「ははっ！…好き。誰よりも何よりも。アンタが欲しい」 「…くっそ…俺は！俺の方が先に…！アンタがずっと欲しかったんだ…！諦めようとしてたのに！」 「じゃ、いいよね？…おいで」 「うぅー…っ」 「ほらね？…暖かいでしょ？アンタの欲しがってたモノ、全部上げるよ？この腕も心も体も全部」 「…俺も。…だから、だから…」 「はいはい。怪我しないように気をつけるし、ちゃんとアンタを守ってあげる」 「はぁ…」 「ま、期待しててよ？これから…もうイヤって程気持ちよくするし溺れさせてあげるから」 「アンタも…覚悟しとけ！」 「ふふ…楽しみにしてるね？」 ********************************************************************************* どんどんがんがん適当！ いちゃぱらふうみ？ ではでは！ご意見ご感想など御気軽にどうぞ！ |