変態ＶＳいじめっ子（まぜこぜ）

出来心でうっかり呟いたヤツを置いておきます。

「…へぇ…？幻術？変化？良く出来てるけど」
「うわ気持ち悪。俺の真似してなに企んでるんだか知らないけど…とりあえず消えろ」
「おわ！？駄犬が二匹！？影分身か！？つーか俺がいる！？」
「なんだこれ…ふ、双子とか…！？」
「消えろ、ねぇ？それはそっちでしょ？」
「良く吼える犬ほど弱いって言うしな」
「止めろ！お前の兄弟とかかもしれないんだぞ！」
「そうだ！何か知らないけど明らかにそっくりじゃないか！」
「イルカせんせ…危ないから離れてて？この俺に化けたのがイルカ先生に不埒なマネ企んでるだろうから、すーぐに処分ちゃいますからねー！」
「うるさいよ。間諜かもしれないし、処分する。…アンタの真似までしてるってのも気に食わない」
「話が早い。ついでにさっさと消えてくれるとありがたいんだけどねぇ…？」
「こっちこそ。とっとと消えうせろ」
「「この…馬鹿！！！」」
「ああん！いったぁい…！愛の鞭ですね…！！！」
「気色悪いこと言うんじゃねぇ！里内で戦闘開始とかありえねぇ！まずは火影様に報告だろうが！」
「そうだ！そっちのそっくりさんが言ってる通りだろうが！こんな街中で戦闘なんか始めるなんて…！」
「いったいなぁ！なにすんのよ！…わざわざ俺たちに化けてるヤツの目的なんて碌な紋じゃないに決まってるでしょ？」
「化けてるかどうかから先に確認しろ！…だってあっちのお前、なんか踏まれて喜んでるぞ？お前に化けてるのにわざわざあんなことしないだろ？」
「…うわー…ホント気持ち悪！なにあれ！脂下がってるし！最悪！」
「えーっとですね。しつけの一環です。ご迷惑を…！そのー…アナタの弟さんかお兄さんかもしれないんですが、コイツ重度の変態なんです…！」
「なにそれ…！？」
「やーいばーかばーか！俺の方が愛されてるもんねー！」
「ああこら！？お前もちゃんとご挨拶しろ！」
「はぁい！…で？コピー忍者のコピーさんは俺のかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい…魂の伴侶！永遠の片翼！…ああん！」
「だ・ま・れ！話が進まないだろうが！…で、そのーそちらさんはどちらさまで？俺はうみのイルカと申します。アカデミー教師なんですが」
「ウソを言うな！」
「あー…実は俺もうみのイルカなんです…アカデミー教師なんですが…。ついでにこっちのも方向が違うだけで変態かもしれないしなー…」
「ちょっと！ナニ言ってんのよ！コイツらさっさとつかまえて火影様に…」
「んー？時空間忍術関係でやっちゃったかなー？」
「なんだと！？駄犬！説明しろ！」
「この変なの…一応高等忍術使えるの！？」
「あーはい。腕だけはいい変態です。ソレはもう激しく変態ですが」
「夜のほうもいい仕事しますよ…！」
「黙れ！…貴様がまた妙なことしたせいで無関係…らしき皆さんを巻き込んでるんだぞ！」
「苦労、してるんだなぁ…どこのうみのイルカも…」
「何遠い目してるのよ！…確かにちょっと空間が歪んでる…？」
「イルカ先生とのスペシャルツアーのために頑張ってたんです！ここの角を曲がると…！そこは桃源郷！」
「ろくでもないことたくらむんじゃねぇ！…で、この方たちをさっさとお返ししろ！」
「えー？でもぉ…むしろ俺たちが違う空間にきちゃったって言うか！」
「ぎゃー！？なんだと！？」
「なぁ。何とかできないのか？俺じゃ時空間忍術までは…！」
「…あの変なのがまともに術使えないのが悪いんでしょ？処分しちゃえばいいじゃない。…あっちのイルカはそこそこまともそうだから許してやってもいいけど」
「…へぇ…？やっぱり俺のイルカ先生の魅力にやられたわけね…？」
「殺気を、おさめろ…！くっ…！」
「ああ！？イルカせんせ！？」
「確かにあの人明らかにその…おかしいけど、迷い込んじゃっただけだろ！それに…アンタもどっこいどっこい…」
「なにそれ！」
「わー！？そっちの！駄犬そっくりだけどまともそうな人！落ち着いてくれ！殺気が…！ご近所の人たちが迷惑だろう！」
「やーい怒られてやんの！」
「…アンタがソレの飼い主なんでしょ？面倒ちゃんと見てよね！」
「…自主的に勝手に飼い犬になったんですけどね…そうだよなぁ…責任取らせないとなぁ…！」
「あ、ああん！何されちゃうのかなぁ…！！！」
「とりあえず…さっさと家に帰せ！明日は演習なんだぞ！？」
「あ！そういや俺も…資料がまだ出来てないんだった！」
「なによそれ？そんなの後にしなさいよ！俺が帰ってきたんだから！」
「も、もしかして、火遁の応用編だったりしますか…？」
「え！そっちもですか！」
「資料室からこれ借りてきてあるんですけどね。でもほら、あー…生徒も同じなのかわからないんですが、ほら、火遁が苦手なヤツがいるでしょう？」
「いますいます！そうそう！資料！これこれ！」
「こっちを使って、それから…」
「あ！それならこれをこうして…！」
「なるほど！」
「こっちとこっちを配って、これは…実演かな？」
「ついでにこれも。あとは組作って実演して、印の組み方を確認させるとか」
「…イルカせんせぇ…寂しいですぅ！かまって…！でもイルカ先生同士でいちゃいちゃしてるのも…イイ…！！！」
「黙れ駄犬！邪魔だ！」
「ねぇ。話が終わったなら帰るよ。さっさと相手して」
「これが終わった後ならな！…すぐに済むから待っててください！」
「…フラれてやんの」
「そっちもでしょ！…ま、確かにイルカが二人って言うのはいいかもだけど」
「イルカ先生は俺の奥さんだ！渡さない…！」
「へぇ？ま、あっちのイルカもお人よしそうだから、騙されたのか…。あんなに嫌がってるのに可愛そうだねぇ？」
「イルカ先生ったらテレ屋さんだからねぇ…？あんなそぶりだけど夜は凄いしぃ？」
「…イルカだって凄いけど？当然」
「…俺のイルカ先生の方がステキなお尻だし、優しいし気立てがいいし踏みっぷりまですばらしいテクニシャンだし！」
「…俺のイルカは強いし真っ直ぐだしあれで俺にメロメロだし？それに…アンタと違って愛されてるし」
「ふふふふふ…！俺へのイルカ先生の愛なんて凄いんだからな！アカデミー休んで三日三晩俺と修行してくれるくらい愛されてるし！四六時中…」
「へー？…ま、うちのイルカは確かに他所の連中優先しがちだけど…最終的には俺を選ぶから」
「へー？その程度なんだ？」
「なんだと…？」
「ま、いいんじゃない？俺はそんなんじゃ我慢できないから、いつだって側にいたいけど！」
「付回してるだけでしょ？俺の方が…！」
「いい加減にしろ！この馬鹿！」
「往来で騒ぐなって言ってるだろうが！」
「はぁい…！罵声も…ダブルで…！！！」
「ちっ…！じゃ、どうすんの？話は終わったの？」
「資料は大体できたんで。ソレ引き取ります」
「後はそっちの人に送ってもらうだけだ」
「えー？まだまだ全然俺のステキなイルカ先生のメモリーを語りつくせてないのに！イルカ先生との情熱的な夜の…！」
「黙れといってるだろうが！さっさと家に帰るぞ！方向性は決まったが、配布資料の草稿は家じゃないと作れないからな！…できないなんて言わないな？駄犬！」
「はぁい！今すぐー！…あ、そっちのイルカ先生もステキだけど、やっぱり俺のイルカ先生が一番ですから！そぉんなに心配しなくても大丈夫なんですよー！！！嫉妬も…嬉しいんですけど…！！！」
「…はぁ…じゃ、とりあえずなんとかなりそうなんで、ご迷惑をおかけしました！」
「いえ！…なんていうか…アナタも苦労されてるんですね…！」
「はぁまぁ…でも、いっちゃ何ですがそっちの駄け…いえ、その人も大変そうですね…どこの世界でもこうなのか…？」
「あーまあ。…お互い頑張りましょうね！」
「そうですね！負けてられねぇ！」
「ほら、行くよ！」
「あっ！」
「じゃ！二度と顔見なくて済んで嬉しいよ！そこの愛されてないカカシ！」
「こっちこそ！気色悪いもんがいなくなって嬉しいからとっとと失せろ！」
「ささ…早速帰って熱く激しい交わりを…！」
「わー！？くっ…お世話様で…」
「行ったみたいね」
「…凄いな。あんな術使えるなんて」
「俺も出来るけど。あんなのに会いたくないから使わない」
「はは！そうだな」
「なによ？にやにやして」
「面倒な恋人は一人で十分って話」
「…へぇ？そういう態度取るんだ？」
「資料作ってからなら相手してやる。それまで寝てろ！」
「なんでよ！」
「あっちのアンタも気付いてたぞ？多分。だから戦わないででくれた。また無茶したんだろ？」
「チャクラが少ないだけでしょ？怪我はしてない。あっちのことなんで庇うのよ！」
「あれもアンタだからだよ。ほら、帰るぞ！」
「…覚えてなさいよ…！」
「さあな！」

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日記で呟いた妄想をうっかりあげておく。
里が滅びると困るので帰っていただきましたが！
ではではー！ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー！