手作りチョコ下さい2（変態さん）

「イ・ル・カ・せんせ！」
「きたぞ！」
「総員警戒態勢に入れ！」
「おいコラ駄犬！受付にくんじゃねぇっていっただろうが！」
「はぁい！ちゃぁああんと！受け取るのは夜にします！これはまず一個目の俺からの愛の証でぇす！」
「チッ！まあうけとってやらんでもない。…ちゃんと俺の言ったとおりのモノ、用意したんだろうな？」
「うふふふふふふふふ！」
「…受け取ったからって食うと決まったわけじゃねぇからな！」
「俺の愛を…イ、イルカせんせいが…！上ののお口も下のお口も一杯にして溶けて交じって…うふふふふふふ！」
「受け取ったんだから帰れ」
「はぁい！…あ・と・で！」
「意外とあっさり帰ったな」
「そ、それにいいのかよ？イルカ。それ受け取っちまっても…！」
「そうだった！おい！時限式の幻術とかじゃ…！」
「安心しろ。中身は指定済みだ。…一個目って事は残りは警戒が必要だが、とりあえずは大丈夫だろ」
「…大変だな」
「無理すんなよ。あと出来れば早く帰れ」
「へへ！ありがとな…！駄犬はちゃんと調教しとくから！」
「…う、うん。がんばれ？」
「あとそのチョコ…？はとりあえずお前のかばんに入れとけよ？」
「そうだな。…くくくくく…！」
「お、おーい？イルカー？ここ受付！本性むき出し駄目絶対！」
「シフト入れたの誰だよー…」
「あ、それ俺」
「えぇ！？なぁイルカ、だ、大丈夫なのかよ！」
「そうだぞ？無理せず帰れって！」
「…すまんが明日は休みを貰ってるんだ。できるかぎり返り討ちにするつもりだが…不穏な言動がおさまらなくてな…」
「あー…言動だけじゃなくて行動も…」
「こっちみてるもんなー…常に」
「受付にいれば俺を脱がしたりはしないだろ？まあ12時きっかりにチョコまみれのわけのわからん格好で襲い掛かってはきたが、シフトに手を出したらチョコはやらんといってあるし」
「すでに交戦済みかよ！？」
「が、がんばれイルカ！」
「おう！…くくくくく…！」
「うぅ…落ちつかねぇ！」
「なんとか…なんとか切り抜けようぜ！…もうなんていうか…早く終わってくれバレンタイン…！」

*********************************************************************************
変態さん。
穏やかに戦闘開始。
ではではー！ご意見、ご感想などお気軽にどうぞー！