疑惑

「あの、お願いします…」
「いらっしゃいませ。お客さまは、ココ、初めて?」
「え、ええ。はい。その、いつもは…」
「あら、もしかして…そういう相手がいらっしゃるの?それならこんな所に来なくても」
「それはその!…だっていっつも…!」
「不満があるなら言って差し上げた方がいいんじゃなくて?」
「…言っても、どうせ…!」
「そう…なら、こちらへ」
「は、はい…!」
「さ、脱いでください」
「う、えっとあの…!」
「そんなに照れなくても…。ここに入っていらっしゃったんだから、こういうことするってわかるでしょう?」
「うぅ…あの!やっぱり俺…!」
「浮気は、ダメ?」
「え?」
「分かってはいたんだ。…でも、ココへ来た」
「…!カカシさ…!?んんっ!」
「ダメでしょ?俺以外に触れさせたら」
「あっ!だ、だめ…!」
「ほら、俺じゃないとイルカ先生だってダメなくせに」
「や!離せ!」
「…なぁに?ココで犯されたいの?」
「ちがっ!…アンタがそうやっていっつも…!俺はマッサージして欲しいだけなのに!」
「ちゃーんとしてるでしょ?気持ち良さそうな顔してるじゃない?約束、忘れてないよ。…俺はイルカ先生の専属マッサージ師。これからもずーっとね?」
「それは…覚えてるけど!でも!」
「マッサージして、その後も一杯気持ちよくして、気持ちよくなって…お互い幸せだったはずでしょ?なんでこんな…!」
「空が白むまでつっこまれて、運動してたらマッサージする意味ないでしょうが!俺はリラックスしたいんだ!肩こりが治る代わりに腰痛になって、他にも…うぅ…!とにかくどっちにしろ痛いんだよ!」
「ああ、なんだそんなこと?」
「そんなコトとは何だ!俺はいっつも痛いの我慢して…」
「なら、痛くないようにちゃんとさせてよ」
「なんだそれ!?」
「我慢しすぎると、イルカ先生壊しちゃうかもしれないよ?今だって任務帰りにこんな…マッサージ店なんてトコにふらふら入ってくから、本当はその場で…!」
「け、けだものー!」
「…ふぅん?そういうコト言うんだ」
「だ、だって…!もうちょっと回数とか…!」
「ケダモノだから無・理!」
「ひっ!」
「じゃ、そういうことで」
「んあっ!やだぁ!」
「抵抗するの?俺のことがそんなにイヤ?…閉じ込めようか…?」
「ちが…っここ、やだ、うちがいい…!」
「りょーかい!じゃ、帰ろ」
「ん…帰る…!」
「あーもー…!かわいいんだから!覚悟してね?」
*****
「おお!どうだったイルカ!あそこのマッサージ、かなりいいだろ!」
「う…あー…いけなかったっていうか…」
「あれ?回数券使えなかったか?期限大丈夫だったとおもったけど…」
「…期限は…機嫌が…」
「なぁ大丈夫か?なんか最近ホント腰痛そうだもんなぁ…」
「…多分、大丈夫だ。回数についてちょっと相談してきたから」
「へ?」
「な、なんでもない!…気持ちイイからたちが悪いんだよなぁ…」

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なんとなく適当小話にしてみる。
ご意見ご感想など、お気軽にどうぞー!

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