おいしい弁当？（毒暗部）

「それ、おいし？」
「んぐっ！？げほっ！な、なんだよ急に？さっきお前も食えって言ったじゃないか！ほら！」
「…んー？いらないよー？ただそんなに必死になって食べてるから」
「美味い。…だからお前も食え」
「それイルカのだから」
「…だから！その俺が食えって言ってるんだから…！」
「任務でちょっと毒貰ったから飯はいいや」
「毒ー！？ななななな？！馬鹿かお前！何で暢気にしてるんだよ！」
「もう抜けるよー？」
「そういう問題じゃない！弁当買ってきてる場合か！寝てろ！」
「だって、そのために買ってきたんだし」
「そのため？いいからもう…！」
「完全に抜けるまで後ちょっとだから。ソレ食べてて？」
「…食べたら、ちゃんと寝るのか？」
「ん。そうね」
「くそ…！いいか！絶対だぞ！」
「はいはい」
「はいは一回だ！」
「はーい」
「まったく何やってんだもう…！」
「ゆっくりでいーよ？」
「出来るだけ水分とって、黙って待ってろ！…急がなきゃ…！」
「…涙目で美味しそうだけど…もうちょっと、ね…？」
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「んぐ…ふぅ！ほら！食ったぞ！」
「あらほんと。…うん。さっきチェックしたらちゃんと毒抜けてるし、これで大丈夫ね」
「風呂は…入んない方がいいよな？さっさと寝るぞ！…痛くないか？苦しかったりは…？」
「んー。平気。じゃ、早速」
「うわっ！こら！なにすんだ！お前毒…！立ってられないくらいなら、病院行くぞ！？」
「もう抜けたから、今度は俺がご馳走たべようかなーって」
「何の話だー！？うあ…っ！」
「我慢した甲斐があったよねぇ…！」
「なにがだー！？やぅ…っ！」
「この程度じゃ痛くもかゆくもないけどねー？これ、体液に混ざるからイルカに効いちゃったら困るじゃない？」
「なっななな！？」
「痺れと自白効果狙いだったみたいだから、それはそれで楽しめたかなー？」
「なんてこというんだー！？」
「まあまあ。いいからいいから」
「よくねぇ！…ま、まさかそのためだけに弁当を…！？」
「美味いっていうから、予行練習ついでに予約しといただけだけど、丁度良かったよねぇ？」
「うぅぅぅ…！どこかだー！？…予行練習？」
「ま、とりあえず…続き」
「んむっ！？…あ…っ！…うぅー…！い、いいか！ぜーったいに無理するなよ！？」
「しないよー？…イルカにちょこっと無茶はしちゃうかもだけどね？」
「へ！？」
「…誕生日、今年はどうしよっかなー？」

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ということで、毒暗部的には美味しいお弁当だったそうです！
イルカちゃんの明日はどっちだ！？←ご馳走プレイ？
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