晩夏8(農家)


これの続き。


夢中だった。
達する寸前だったイルカ先生のを口でイかせて、かわいい声を上げて脱力した体から引き剥がすように残っていた服も脱がせてしまった。
もちろん口でしながら後ろを慣らしてはいたけど…まだ早い。
仰向けにくったりと体を投げ出すその姿に、やめないとと思うのに足を抱え上げてすぐさまソコにはち切れそうに膨れ上がった自分の欲望を突き立てたいとさえ思った。
耐えたのは一瞬だけ。
「カカシさん…はや、く…!」
堪えきれないとばかりに掠れ、上ずった声にそんなもの全て吹き飛んだ。
一気に貫いて、それからがんがん腰を使った。
「ぁッ…!あ、んくっ…!あぁぁっ!」
子犬みたいにいい声で鳴いてくれるイルカ先生が、さらに甲高い声を上げて達した瞬間、堪えきれずに俺もたっぷりと中を汚した。
「…ッ!」
…足りない。
その飢餓感に抗うつもりなどとっくになかった。
だって、この人も俺を求めている。
「カカシさん…!」
潤んだ瞳に俺だけを映して、震えながら俺に手を伸ばしてきたイルカ先生を抱きしめた。
汗ばんだ肌はしっとりと俺になじんで、どこもかしこもこの人でいっぱいで、この人の中まで入り込んで、もう溶けちゃうんじゃないかって位ぴったりくっついてるのに、全然足りない。
もっと、もっとだ。
こんな衝動、今まで知らなかった。
この人に出会うまで、体も心も暴走するなんてありえないと思っていたのに。
ガキの頃から忍しかしらない。上忍になったのも馬鹿みたいに早くて、だからこんな風に突き上げるような…何もかもがそれだけになるような衝動を他に知らない。
…きっと俺の支配者はこの人だ。
獣のような自分に微笑む人が、恐ろしくて愛おしかった。
*****
奥へ奥へ。
誘うように蠢くくせに、ぎゅうぎゅう締め付けてくるそこは居心地がよすぎて。
「ずっとこうしてたい…」
「ふぁ…っ!あっ!」
ゆるゆると腰を動かして、散々熱を注ぎ込んだソコから、白くねばる体液が太腿を伝い落ちてくるのを楽しんだ。
流石にやりすぎだってのは理性の擦り切れた自分にでも分かる。
これ以上したらイルカ先生が壊れちゃうかもしれない。
それでもこの気持ちのいい場所から出て行きたくなくて、未練たらしくつながったままでいるのだ。
「イルカせんせ。すき。すきです」
告げた言葉はとっくに飛んでしまったイルカ先生には聞こえていないだろう。
背後から抱きしめたまま項に口付けて、耳にも軽く歯を立てて、素直な体が反応するのを楽しんだ。
あと少し、後もう少しだけこのままで。
くちゅりと音を立てるぬかるんだ箇所から、この人に溶けてしまいたい。
「カカシさ…れも…すき…」
囁くような告白は、俺の言葉への返事じゃなかったかもしれないけど。
…まるで何もかもを受け入れてもらえたような気がして。
「好きです。ずーっとずーっとあなただけだ…!」
繰り返し続けたこの告白が、イルカ先生の耳の奥に残ればいいと思った。


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リクエストをいただけたので農家にしてみたり。
やはりえろすだけになってしまった('A`) ぬるめですがおゆるしあれ…!増量希望なんだろうか…。
ではではー!ご意見ご感想等御気軽にどうぞ!

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